2004年6月24日〜7月11日 参院選で更新できなかった期間の活動日誌
長かった参院選が終わりました。 私は「ホームページの更新は、文書図画の頒布にあたり公職選挙法に抵触する恐れがある」との選挙管理委員会の見解を受けて、この間サイトの更新を停止していました。 公職選挙法に問題がないわけではありません。いえ、実は問題だらけ、です。しかし、一応、今はその法に従ってできること、できないこと、を選別しているわけです。守らなくていい、となったら、どんどんエスカレートして行くでしょう。エスカレートして、何でもアリ!となって、それこそ、文書違反でも買収でもやり放題、となったら、収集がつかなくなってしまう可能性があります。 選挙はそれが怖いところなのです。やはり、最低限のルールは守るべき、それが議員としての良識ではないか、と私は思います。・・・が、多くの議員が相変わらず更新していましたし、驚いたのは、連日、参院選の応援の実況中継のような日誌を載せている議員がいたことです。直接選挙に関わることを載せていいのなら、誰だってHPを使って宣伝したいに決まっています。でも、今の法解釈の中ではそれはしてはならないこと、という見解が出されているから、そのルールに従って、私は更新をストップしていました。 というわけで、私は、選挙が終わった今日、18日分の日誌を一挙公開、したわけですが、一度に見るのは大変なことだと思います。お時間のある時に、少しずつご覧いただけますと幸いです。
2004年7月12日(月)参院選が終わって 世田谷区議会議員・田中優子
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2004年 6月24日(木) 参院選がスタート。
※暑い一日で、炎天下でのビラ配りは汗びっしょりになり、とても疲れました・・・・。候補者本人は、きちんとワイシャツを着てネクタイを締めて、自らビラ配りをしながら大勢の人たちと握手を交わしていました。ああ、大変だなぁ〜!と思いました。 ※「法定ビラ」とは、選挙中に使えるビラやポスターのことですが、それには選挙管理委員会から出された証紙が貼られていなければなりません。25万枚もの証紙(シール)貼りの作業は、想像を絶するくらい膨大な量です。ボランティアのメンバーが事務所や街宣会場に集まって、1枚1枚貼り付けています。労働団体や企業などの動員、というものが一切ない(つまり癒着がない)中村敦夫選対では、私のような自治体議員や、市民運動をしているボランティアメンバー、サポーターたちが、一生懸命、手作りで選挙を支えています。胸が熱くなりますね。
6月25日(金) 午後から、幹事長(大庭議員)と政調会長(私)を対象としての、行政ヒアリング。 1.区立幼稚園の見直しにかかる当面の対応と今後の方向性について
※定員充足率が3年連続6割前後と低く、今後も改善が見込めない区立幼稚園(羽根木幼稚園と旭幼稚園)について、平成19年度3月をもって、幼稚園と保育園の機能を一体化した新しい形の総合施設へ転換することになりました(区のお知らせ8月15日号と9月1日号で周知する)。また、青山学院大学跡地には、1036戸の集合住宅が建設される予定ですが、その開発で新たに生じるであろう保育施設と地域の支えあい活動(高齢者交流会など)の拠点の整備を、区から大学と事業者に要望していましたが、それが受け入れられ、整備されることになりました。(都立大跡地の開発の時は、区のこれらの要望は受け入れられなかったので、今回はよかった!と思いました)
6月26日(土) 午後から、二子玉川(高島屋の交差点)、蒲田駅(駅頭&“桃太郎”・・・商店街練り歩き)、 ※移動の途中で水分補給のために喫茶店で短い時間休憩をとったりしましたが、一応パンプスを履いているので(それほどヒールは高くないものの)、長時間立ちっ放しでいると最後は足&脚が痛くてだるくて・・・やっとの思いで帰宅する、という状況。お風呂で一生懸命脚マッサージをしました。
6月27日(日) 日中は私用のため外出。夜は、メールチェックや、郵便物&書類の整理など。 ※難しい問題に関するメールもあり、返信には大変な時間を要します。新聞の切り抜き作業などもたまっていて、いくら時間があっても足りない、終わらない・・・。 ※ところで、自民党が、マッド・アマノ氏のパロディ(自民党のポスターを風刺したもの)をホームページに掲載している中村敦夫氏に対して、削除を要求してきた、という記事が新聞で取り上げられました。そのパロディ・ポスターはこちらで、自民党が怒っているという記事はこちら。
6月28日(月) 午前中は温熱療法へ。 ※中村敦夫候補は、昨夜、新幹線で京都に移動し、3日間、京都、兵庫、大阪方面で選挙活動。その間、私たちボランティアメンバーが、東京で走らせてもいい選挙カーを使っての選挙活動を繰り広げています。私は、子ども(中2)の期末試験が明日からなので(このところ、夕飯時にいないことが続いているため)、今日の選挙応援は7時前に切り上げて、子どもと一緒に夕食がとれる時間に帰宅。それでも脚がパンパンになっていました。
6月29日(火) 朝日新聞の朝刊に「小中学生の部活動、大学生にお願い」という記事が!(大庭議員のHP、備忘録「6月29日」に掲載されています) 午後1:30〜3:30「商店街加入促進大会」に参加(砧区民会館にて)
※「商店街加入促進大会」は大盛況でした。 パネリスト 左から、望月照彦・多摩大学教授(コーディネーター)、山田真貴子・世田谷区助役、高橋聖子・スクラムからすやま代表(消費者代表)、海江田哲・(社)日本フランチャイズチェーン協会専務理事、小柳重隆・東京商工会議所常議員、桑島俊彦・全国商店街振興組合連合会 東京商店街振興連合会 世田谷区商店街振興連合会 理事長
また、今朝は、朝日新聞に「小中学生の部活動、大学生にお願い」という記事が載っているのを発見して、「やったー!!」と思いました。私が先日の議会で提案したことを、教育委員会として、早速「区内大学の学長との懇談会」で学長(学部長)らに依頼し、大学側からは趣旨に賛同する声が多く出された、ということだったのです。部活動の活性化に、大きく役立つことと思います。
6月30日(水) 役所の控室で会派幹事長(大庭正明議員)と打ち合わせ ※27日の繰り返しになりますが、「難しい問題に関するメールもあり、返信には大変な時間を要します。新聞の切り抜き作業などもたまっていて、いくら時間があっても足りない、終わらない・・・」、という毎日です。
7月1日(木) 午前10:00から「文教常任委員会」 報告事項
午後、会派でのミーティング
※中村敦夫候補本人の演説の時は人垣ができます。熱心に聴いている人がいます。握手を求める人がたくさんいます。すごい人気です。つなぎで私も応援演説をしましたが、終わったら、聴衆の中から拍手をして下さる方々がありました。感激!! <参院選> 中村敦夫候補HPでパロディー、削除要求を拒否 ※議会中継(録画放映)が区議会ホームページにアップされました。
7月2日(金) 午後〜夜8時まで、中村敦夫選挙の応援
※今日の新聞(東京新聞と毎日新聞)には、「“マッド・アマノ氏のパロディー(小泉首相のポスターを風刺したもの)が中村敦夫のHPに載せてあるが削除せよ!”と、自民党・安倍幹事長が、みどりの会議中村敦夫氏に要求してきた」「それについて中村敦夫氏は1日、マッド・アマノ氏と共に記者会見を開き、“言論・表現の自由は何よりも尊重されるべきだ”とし、削除を拒否する回答書を送り、同時に、“パロディーを政治批評としての表現と理解しているか?”などの質問状を送った」と載っていました。 立教大学の服部孝章教授は「名誉毀損に当るとは全く思えない。パロディーを許さない社会は、表現の自由を窒息死しさせかねない」とコメントしています。本当にその通り!です。でも、自民党が騒いでくれたことで、みどりの会議はよい宣伝効果になったぞ!と思いました。
7月3日(土) 私用(バレエの発表会の合同リハーサル)で一日つぶれる。 ※19日に予定されている「バレエの発表会」ですが、3つの教室の合同発表会なので、今日は3教室の生徒が全員集まりフィナーレの振り付けをし、本番の衣装を着て、最初から通しでリハーサルをしました。練習できるのはあと2回。それに最終リハーサルの日が一日。う〜ん、大丈夫かなぁ・・・・?!という感じ。
7月4日(日) 午前中は温熱療法へ 午後は、中村敦夫選挙応援で川崎駅へ
※川崎駅前にての街宣&政策新聞撒きは、かなりの反響があり、やり甲斐がありました。
7月5日(月) 午後〜夕方、中村敦夫選挙の応援(新宿西口&東口にて) ※今日も脚がぐったり、ふくらはぎはパンパンになってしまいました。長時間立ったままでの演説&政策新聞配りは、相当、脚腰にきますね。お風呂でマッサージをしましたが、なかなか治りません。でも残りあと5日です。頑張らなくちゃ!
7月6日(火) 朝、会派早朝ミーティング(am8:00〜11:00) ※今日も暑い一日。炎天下で応援演説&政策新聞の配布、は本当に疲れます。中村敦夫さん、よく倒れないなぁ、と感心しています。
7月7日(水) 午前中は体調不良で休憩 ※今日は、東京は史上最高の電力消費だったとか。本当に暑い一日でした。ゆっくり短冊を作って七夕まつりをやる暇はありませんでしたが、心の中では欲張ってたくさんお願いをしました。夜の会派での会合は、ゲストを囲んでのなかなか有意義なものでした。今日議論したこと、意見交換したことを、今後に活かしたいと思います。
7月8日(木) 午前、役所で仕事
※選挙中は、酔っ払いにからまれたり、場所取りで他の陣営と調整が必要になったり、と、色々気を遣うことがあるのですが、今日は後者のことでちょっともめごとがありました。普通、何時までやるか聞いて、それまで別の場所で待機している(別のところで街宣をする)のですが、相手陣営の何名もの人たちがずっとこちらの街宣の場所にいて、大きな声で「○○の演説は東口になりましたー!!」と叫んでいたり、挙句の果てには、「あんたたちのやってること、選挙違反だよ。もっとちゃんと勉強してからやりなさいよ」などと言いがかりをつけてきたり。もちろん、私はすぐに選挙管理委員会に電話をして、やっていることの是非を確認しました(まったく問題なし、でしたけれど!)。 選挙戦も終盤になってくるとピリピリムードになるのは仕方ないかもしれませんが、それにしても、「中村敦夫・みどりの会議」は「比例代表」で、その陣営は「東京選挙区」なのだから、同じ土俵ではない(敵対する関係ではない)にもかかわらず、あんな言い方しなくてもいいのになぁ〜、と思いました。 今日もまた記録更新か?!というくらい暑い一日で、本当にバテましたー!候補者中村敦夫さん、大丈夫かなぁ?と心配です。
7月9日(金) 午前、ある検査が必要で病院へ
※「桃太郎」というのは、候補者と応援者が隊列をなして商店街などを歩いて挨拶して歩く、というものです。私たち区議選では「練り歩き」と言っていますが、国会の選挙では「桃太郎」というんですね。浅草仲見世での「桃太郎」は、中村敦夫候補は大人気!もみくちゃになって握手ぜめ、写真ぜめ、でありました。昨日よりさらに暑かった?!でしょうか。みんなかなり疲れています。でも、誰一人、動員されたわけではないのに、中村敦夫さんのために一生懸命です。演説は何度聴いても「その通り!」と感動し、頷ける内容で、ボランティアメンバーがみんな心から応援している、という熱気を感じます。
7月10日(土) 午前、バレエの発表会のための練習 銀座(マイクを持ってしゃべりながら歩いているのが私) アメ横(スピーカーをかついで歩きました)
※長い長い選挙戦が終わりました。今日の銀座大行進は1時間半をかけて桃太郎をする、という過酷なものでしたが、最終日とあって何十人ものボランティアがかけつけてくれました。最後、銀座和光前で打ち上げ(最終演説)のはずでしたが、他党とバッティングしてしまい、新橋へ(土曜日は人がいないんですよね、あそこは・・・)。 17日間毎日、というのは本当に大変な選挙ですね。候補者はじめ支えているメンバーもよく倒れなかったなぁ〜、と思います。あとは天命を待つのみ、です。何千万円もかけてテレビや新聞広告が打てるわけでもなく、マスコミにもほとんど無視され(何で現職がいる政党なのに、社民党までの5党しか取り上げないのか?その他の政党としてくくられてしまうのか?この点は本当に不満でした)、状況としては大変厳しいものですが、中村敦夫氏の政治姿勢には感銘を受けています。この草の根市民運動の選挙戦、必ずよい結果が出せる!と私は信じています。
7月11日(日) 久しぶりにゆっくり睡眠時間がとれました・・・というより、起きられなかった、というのが実情。
7月12日(月)未明 深夜1時に中村敦夫選挙事務所へ
※厳しいと言われながらも、もしかしたら、と最後の最後までほとんどのボランティアのサポーターたちが事務所に残っていました。残念です。 でも、今回の選挙戦は、参加していて本当に気持ちが良かったです。誰一人、動員されているわけではなく、中村敦夫さんの人柄とこれまで国会議員としてやってきたことへの尊敬、共鳴の気持ちから、自ら参加し、選挙戦を支えてきたメンバーたちです。新たに知り合えた人もたくさんいました。このネットワークはきっと、今後、様々な機会に役立つもの、と思います。
「中村敦夫候補」、「みどりの会議」を、応援して下さった方々、
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