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    2004年1月

     

     


 

2004年1月 「活動日誌」

 

1月31日(土) 議員の交通費、1回6000円。
「せたがや政策会議」のメンバーは、暫定的に毎回5000円分を戻すことにしました。


『議員の費用弁償』をご存知ですか?
私たち議員が報酬の他に、本会議や委員会などに出席する度に出される交通費(1回6000円。昼食代も含まれている、という解釈もあるようですが、あまりはっきりしていません)のことです。


会派の「議員交通費(費用弁償)検討部会」では、この会派が発足する前から4人全員が疑問を抱いていた「議員の交通費(費用弁償)」について、何らかの見直しが必要だ、ということを議論してきました。


前の期(1999年〜2003年)においても、議会制度研究会で、この費用弁償の見直しについて議論されたのですが、反対意見が強く見送られてしまいました。


これまでの経緯はともかく、今のこの社会全体の経済状況からして、また様々な分野で区の財政を見直さなければならない状況を踏まえると、区内の移動に対して、1回6000円の交通費は(仮に昼食代を含めたとしても)高すぎるのではないか?できるだけ実費に近づけるべきではないか?と思います。
ちなみに、他の自治体では、全く支給していないところもありますし、金額を見直している(減額している)ところが出てきています。(23区それぞれの金額はこちら

今、昨春当選した議員で、議会制度改革について新たに検討する制度を立ち上げていますが、ようやく「請願の審査」について話し合いが始まったところです。これも大切な課題で、我が会派の提案が取り上げられて審議に入ろうとしているところですが、次には「議員の交通費」の見直し(民主党が提案している項目です)についても議論し、議会全体の合意ができれば、と願っています。


でも・・・・
制度を変えるには大変な時間がかかりますし、議会の総意として決定できるかどうか、も、今の段階では未知数です。また、議員の寄付行為は禁止されているので、区に返却することはできない(公職選挙法に抵触します)、というところで、ずっと懸案となっていました。


自分たちが主張していることをできるだけ実行したい!何かできないだろうか?という思いから、昨日の「会派検討部会」では、「6000円から実費分として1000円を受け取ることにして、毎回5000円、を『政務調査費』(議員の調査活動のために出されているお金)の決算の時(3月末)に、調整するということをとりあえずやろうではないか、と合意しました

2月1日からスタートします。実費分の考え方としては、会派のメンバーの交通費は260円〜920円まで開きがありますが、“1000円以内である”ということで、昼食代の考え方など様々塩梅をして検討した結果、1回1000円が妥当であろう、という判断をいたしました。あくまでも暫定措置としてのことですので、議会全体で改革できればそれに従う、というのが大原則です。

議会全体で改革、改善できることは進めていき、一方で、一人の政治家としてやれることがあるならすぐに実行していく、ということです。どこかで、誰かが、風穴を開けることで、流れが変わって行く、変えられる、ということがあると思います。このように、私自身が感じている“普通の市民の感覚”で、これからも臨んでいきたいと思います。

 

 

1月30日(金) 八頭司助役が引退挨拶 & 山田真貴子新助役が議会で同意される! 


2月1日付けで引退の八頭司達郎助役、今日が実質的に最後の執務でした。
臨時議会において、引退の挨拶をされましたが、44年間の区役所での貢献(特に、制度改革や、区長が変わるなど、激動の4年間の助役任務)をたたえ、議場では大きな拍手が起こりました。八頭司助役、長い間お疲れ様でした。そして、ありがとうございました。


また、今日は、新助役となる山田真貴子さんが、初めて議場に現れ挨拶をされました。来週から、八頭司助役の姿が見えなくなる、というのは大変さびしいですが、こうして時代は流れて行くのだということを受け止めて、私も新たな気持ちで頑張りたいと思いました。

夕方5時から、区役所中庭で八頭司助役のお別れ会が行なわれました。
熊本区長から感謝状が贈られ、大勢の職員がお見送りをしました。

 

 

1月30日(金) 注目される世田谷区教委提案の52分授業


中学校の授業(1コマ50分)を来年度から52分にしよう!
という提案が、1月20日の区長プレス発表で(教育長から)なされました。 それについては賛否両論あるようですが、私は新しい試みとして期待したいと思っています。


また、昨日の読売新聞(大阪発行)には、全国的にもこの「52分授業」が注目されている、という記事がありました。(情報を下さった方に感謝!)

 

 

1月29日(木) 『結婚の条件』、興味深い一冊です!


 心理学者である小倉千加子先生。私は以前からのファンですが、『結婚の条件』(朝日新聞社・1200円+税)は、現代女性の生き方や仕事観、結婚観を、様々な統計や聞き取り調査など元に時代を追って綴った“スーパーエッセイ”。
サブテーマ「青年よ、大志をすてて結婚しよう」


バスタイムを使って『免疫革命』を読み始めたところでしたが、この『結婚の条件』が途中から割り込み、そちらを先に読み終えました。


現代の結婚難現象の秘密に鋭く迫る一冊ですが、「少子化対策」を唱えている人たちの必読書とも言えるのではないか、と思います。(原因がわからなければ、単なる対症療法しか思いつかないでしょう。どうしてこういう現象が起こっているのか?と考えるべきだと思います)


一部内容を紹介すると・・・・・
◆現在、世界で最も合計特殊出生率の低い国を順に挙げると、イタリア(1.15)、ドイツ(1.24)、日本1.32)
◆これは第二次世界大戦の枢軸国三国
◆この三国が戦後50年経って少子化に見舞われている
◆少子化は、政治における何らかの問題の予期せぬ結果だと考えるのが妥当である
◆日独伊は、戦前から女性に母性と主婦性を共用する国でもあった
◆その国でオンナたちは結婚することと母になることに静かに反乱を始めているのだ


もちろん、原因はそれだけではありません。今の若者たちの価値観は、彼らを育てた親世代の価値観の表れ、でもあります。その分析がまた興味深いです。
「あまりのおもしろさに各界の評判をとった」というこの本。特に、政治に関わっている人、年頃の娘を持つ父親&母親の方々、結婚したいと思っている若い男性、にお勧めです。

 

 

1月28日(水) 「ガス化溶融炉の原理と課題」勉強会に参加
 講師:(財)日本環境衛生センター 藤吉秀昭さん


12月15日(月)の活動日誌「川口市清掃工場(ガス化溶融炉)視察」でもご紹介しましたが、世田谷区では、世田谷清掃工場の建て替えが決定し、ガス化溶融炉が導入される、ということになっています。


今日の(「清掃・リサイクル特別委員会」主催の)勉強会の話を集約すると、「以前は稼動しているガス化溶融炉の数が少なくて、いいものかどうかわからないという部分があった。しかし今では、国内の19箇所でガス化溶融炉が使われており(課題はあるにしても)、その実績から、ガス化溶融炉もいいのではないか、と言える。
しかし、一方で、従来の「ストーカー炉+灰溶融炉」も性能が上がってきて、ダイオキシン対策等もクリアできるようになっている。「ストーカー炉+灰溶融炉」の場合、灰溶融で電気を食ってしまうが、ストーカー炉はこれまでの実績から安定していると言えるので、設備としては、ガス化溶融炉とストーカー炉は甲乙つけ難い。どれでもいいのではないか」、ということでした。(つまり、どうしてもガス化でなければならない!ということではない、と理解しました)


清掃事業は、世田谷区が独自にやっていることではなく、23区全体の問題として(清掃一部事務組合という組織で)取り組まれています。


なので、世田谷区議会に議決権がない、ということが非常に歯がゆいところです。一部事務組合の構成メンバーは23区の区長であり、一部事務組合の議会には、各区の議長しか参加できません。そして、そこで何が議論され、いつ決定したのか?ということが、我々区議会議員にはタイムリーに伝わってこないのが現状です。
(今後は、23区の区長会、議長会のことが、世田谷区議会でしっかり報告されるようなシステムをつくることを「議会改革」でやっていかなければ!と会派で話しています)


いずれにしても、この清掃工場の建て替えの経緯と今後の事業運営については、問題あり!だと思いますので、3月議会でどう取り扱うか(扱わないか)、考えどころです。

 

 

1月27日(火) 新助役候補の名前が挙がる!


行政機関のナンバー1が区長であり、助役というのはナンバー2の存在。


世田谷区では二人助役制をとっていますが、第一助役である八頭司達郎助役が2月1日で任期満了(引退)となるため、新たな助役の選任が、臨時議会で決定されなければなりません。果たして誰になるのか?ともっぱらの噂でしたが、庁内でも情報が全くない。・・・ということは、世田谷区役所内部ではなく外部からの起用か?!と、想像する声がありました。


そして、いよいよ今日、発表されたのは・・・


新助役候補者・山田真貴子さんは、世田谷区初の女性助役候補(しかも43歳という若さ!)です。

 
総務省の官僚で、『プロバイダ責任制限法』(特定電気通信役務提供者の損害賠償責任の制限及び発信者情報の開示に関する法律)を制定させたキャリアの持ち主。


まだ、直接会ったわけではありませんが、同じ年代(私と1歳違いです)の女性として、ぜひ活躍してほしい!ということと、IT技術に対する専門の見識がある方のようなので、IT関連に遅れている世田谷区政に、画期的な発展をもたらすことができるのではないか?!と、期待感が高まります。

 

 

1月26日(月) 平成16年度予算説明会


今日も朝8時から「会派ミーティング」で、3月議会の代表質問と予算特別委員会の質疑の内容や分担について詰めていましたが、午後1時からは、行政側による「予算説明」がありました。


予定の1時〜3時を大幅に超えて、4時半まで、説明を受けるだけでなく、質疑から熱い議論に発展してしまったり、と、「せたがや政策会議」メンバーは本当に議論好きで、時間がいくらあっても足りないくらい、みんな熱心!です。


熊本区長になって初めての本格予算編成の概要は・・・・
(プレス発表前なので、まだ詳細に述べることはできませんが)
外部の人材を投入した「世田谷区政策評価委員会」の中間報告を受けて、“イベント事業”、“補助金”、“現金・現物給付”の見直しを図り、人件費を削減し、単年度収支だけでなく、今後3ヵ年(平成16年〜18年)に渡っての「財政見通し」を提示する、という、新たな意気込みを感じました。


防災と福祉の観点からの「安全安心のまちづくり」、「教育改革」、「道路基盤整備」、観光の視点も取り入れた「産業振興」、というところがポイントのようです。実質的には、予算規模自体は前年度とさほど変わりませんが、予算編成の内容には(時代の変化やニーズの変化に合わせて)かなりの組み換えが行なわれ、そうすることで、健全財政を保って行く(そうしなければ健全財政は保てない、というべきか)、と感じました。


議員に成り立ての頃は、この予算書を読み解くことがなかなかできなくて、にがて意識が非常に強かったですが、2期目の今は、関心を持って興味深く読むことができるようになっています。またまたずっしりと勉強材料が増えましたが、3月の予算委員会に向けて、区民の皆様が納めている税金が効果的に使われるように、しっかりチェックし、取り組んでいこう!と思います。

 

 

1月26日(月) 「人体の不思議展」を見に行く


中学1年の息子を連れて、有楽町にある東京国際フォーラムへ行ってきました。
もともとは昨年末で終了するはずだった、というイベントですが、反響の大きさから、2月1日まで延期されました。そのおかげで、私も見ることができました。
詳細はこちら。 


「特に子どもには見せた方がいい。すばらしい教育になる」という知人の勧めで行ってみましたが、本当の本物の(献体された)「ヒト」の身体を使って作った“人体標本”(最新科学技術によって開発された“プラストミック”というもの)により、さまざまな身体部位が目で見てわかるように展示されていて、それはそれは感動ものです!


毛細血管とは、ここまで細いものだったのか?!神経系統があのように体中をかけめぐっているとは?!腸の長さに改めて驚き、タバコを吸っている人の肺があんなに真っ黒になってしまっているとは・・・!胎児は3ヶ月ですでにヒトの形になっている!!等々、(繰り返しますが、標本はすべて本物の人体を使って作られているのです!)言葉では言い表せないくらいの驚きと感動がありました。


人体構造の緻密さ、崇高さに、厳かな気持ちになったのと、献体をされた方々(と、そのご家族の方々も)の勇気ある行動には、ただただ頭が下がる思いが致しました。


2月1日までですので、今ならまだ間に合います!物理的に行くことが可能な方は、ぜひ、お出かけになってみて下さい。(大変な混みようではありますが・・・)

 

 

1月20日(火)午後 熊本区長が教育に関して2つの政策をプレス発表


今日発表された政策の一つは、「世田谷区立中学校に52分授業の導入」というものです。「教員と生徒が1分の重みを考える意識を持ち、充実した授業に取り組んでもらうため」と狙いが説明されていました。50分授業に換算して年間で約39時間分、現在よりも多く授業時間を確保できるといいます。

これは、2学期制にした場合に、3学期制より多く確保できる時間とほぼ同じ、ということですが、2学期制よりも3学期制の方が生徒たちへの負担が少ない、という判断を教育委員会ではしています。学期の制度を変えなくても、授業時間が確保できる、ということのようです。(私も、2学期制には反対の立場です)

私は、公立中学校の教員の経験がありますが、確かに、チャイムが鳴り終わってもなかなか職員室の席を立たない先生が何人か必ずいました。「消防自動車のようにサイレン(チャイム)が鳴ったらすぐに出動しよう(教室に向かおう)!」と、職員会議で議題となったこともありました。先生が自ら示さなければ、生徒に対して時間の大切さや授業を大事にする態度を教えることはできません。

今回の、世田谷区教育指導課のこの提案は、なかなかいいアイディアだと思いました。
しかし、多分、教育現場(学校)での反応は厳しいと思われます。学校というところは(学校だけではないかもしれませんが)、変えること、変わること、変化、を好まない保守的なところがありますから。

あとは、我々保護者が、自分の子どもが通っている学校はどのような取り組みをしているか(こうした新しい手法を取り入れるかどうかを含め)、しっかり見ていくことでしょう。保護者や地域の方々の目で、地域の学校の質を上げて行く、ということが必要だと思います。

もう一つは、世田谷区では「学校選択性は導入しない」ということです。
つまり、あくまでも地域の学校が指定校であり、学区域の撤廃はしない、ということで、何らかの理由で指定された学校とは違う学校に行きたい場合には『指定校変更』で対応する、ということです。このことについては、以前より、私はその方向が望ましい、ということを主張してきておりますので、よかったと思います。(12月18日の日誌に私の意見を記してありますのでこちらをご覧下さい)

 

 

1月20日(火)午前 松沢中学校第3回家庭教育学級


「家庭で、親子で、性の話をしませんか?〜思春期真っ盛りの子どもの性について考える〜」

今年度最後の家庭教育学級は、1年生の保護者である文化部委員(私もその一人です)が中心となって企画しましたが、中学生の子どもを持つ保護者にとって、非常に難しい問題である『性』をテーマに、助産婦であり、(社)日本家族計画協会で思春期保健相談員をされている吉田敦子先生をお迎えして講演をして頂きました。

吉田敦子先生は、現在、世田谷区にて出張専門助産所を開業されていますが、平成5年から、思春期の子どもたちの性についてのカウンセラーということも10年間続けていらっしゃいます。小学生のお子さんがいる現役のお母さんでもあり、現場で数多くの思春期の子どもたちの性の相談を受けていらっしゃるお立場から、今の子どもたちの実態は?!・・・と、「目からウロコ!」の有意義なお話を伺うことができました。

今、性教育・ジェンダーバッシングが問題となっています(いわゆる“寝た子を起こすな”論争があります)が、今の子どもたちはとても“寝ていられる状況”にはありません。インターネット、携帯サイト、AV、コミック(特に少女漫画の中に性描写ばかりのすごいものがあるのです!保護者の方は一度書店で見てみた方がいいと思います)等々、性に関する歪曲化された情報が氾濫しているのが現状です。

そんな中から情報を得ている子どもたちは、「本当は(正しい知識を)知らないにも関わらず、知ったつもりになっていて(ゆがんだ情報を真に受けていて)」、「困った時にどこに相談したらよいのかわからない」。そして、「性感染症や望まない妊娠、中絶、という不幸が起こってしまう」という現状にさらされています。

性の知識というものは、「ライフ・スキル(生きていくために必要な技術・知識)」であり、「人生においてかけがえのない“健康の一分野”である」。「自分や相手の身体をよく知り、“自分の心と体”と“相手の心と体”を傷つけない性行動ができることが求められている」という、吉田先生のお話はとてもためになるものでした

セックスに関して、「中学生だから、高校生だから、だめ。大人になるまで、結婚するまで、だめ」ではなく、「セックスのリスクを回避する知識と、それを実行する経済力ができるまで」「それでも失敗することがあるのだから、自分と相手の心と体が傷つかないで済む方法が実行できる生活状況になるまで」「この相手とだったら生死に関わる病気を共有しても悔いがない、と思える相手に出会うまで」は、するものではない、というアプローチの仕方が大切である、ということを伺いました。

(講義のレジュメはこちら



「寝た子を起こす」のではなく、「セックスを推奨する」のでももちろんなく、「生涯に渡って、自分の健康と相手の健康を守るために、性に関して“小学生は小学生なりに”、“中学生は中学生なりに”必要とされる知識がある。それを身につけることを行なうべき時代となっている」ということではないか、と私は思います。

2004年1月9日の産経新聞朝刊には、『川崎市、高校でも性教育逸脱テキスト配布
文科省「ひどすぎる」』というタイトルで、川崎市が作成した高校生向け性教育テキスト『21世紀を生きるあなたへのメッセージ』が、文科省から不適切、とされた記事が載っていました。このように“性教育バッシング”をしている人たちは、性教育に対して「セックスを推奨するのか?!」といううがった見方をしているようですが、正しい知識をきちんと学んだ子どもの方が、むしろ性行動が慎重になる、ということが関係者の間で言われています。

今回の講義を聴いて、参加していたお母さんたちの感想では、「とても勉強になってよかった」「子どもたちにもこういうオープンな雰囲気で正しい知識が得られる話を聞かせたい」「自分でも知らないことがたくさんありました」「中学卒業までに身につけておくべきお話であったと感じます」「セックスはコミュニケーション。命をかけてするもの、等々、とてもためになりました」「学校の教職員の皆さんにも聞いて頂きたいところがたくさんありました」e.t.c.・・・と、大変反響がありました。

「ふだんからの親と子の会話が、責任ある性行動につながっている」ということが、厚生労働科学研究の「男女の生活と意識に関する調査2002」で明らかになっている、ということです。

今回のテーマ「家庭で、親子で、性の話をしませんか」・・・これは、未来を担う子どもたちが責任ある性行動がとれるように、今、私たち親世代が課せられていることかもしれません。


日本家族計画協会「心と体の電話相談」03-3235-2638

「講師派遣についての問い合わせ」03-3235-2694

 

 

 

1月19日(月) 朝8時より会派ミーティング


3月議会の「代表質問」の内容について話し合いました。
キーワードは、これまでの“行政主導型の政治”から“政治主導の区政への転換”を!です。


3月は定例議会の他に、予算特別委員会もあります。平成16年度、熊本区長が区長となって初めて編成する本格予算がどうなるか?私たち議会側もしっかりチェックし、必要な政策提案をしていかなければ、と思います。

 

 

 

1月17日(土) 「世田谷リサイクル協同組合」優良職員表彰式・新年会

 

資源回収事業を世田谷区から請け負っている業者でつくっている「世田谷リサイクル協同組合」の表彰式と新年会がありました。今年、優良職員として表彰されたのは8名の方々。組合の説明によると、優良職員には表彰を、損害を与えた職員にはペナルティーを課す規程を制定したそうです。(実際、自動車事故などが起こっているのも事実です)
  
資源回収については、世田谷区においては、昨年の12月5日に『世田谷区清掃・リサイクル条例』が一部改正され、いわゆる『資源持ち去り禁止条例』が制定されています。

 
今後の循環型社会の構築を考えた時、資源となるものをゴミにしない!という姿勢(&実行)が何よりも重要です。今、市民の間では『容器包装リサイクル法』の改正の署名運動が起こっていますが、リサイクルすると自治体に負担がかかりゴミに出してしまった方がずっと安く済む、という実態と、生産者責任が非常に薄い、という法律のあり方を根本的に是正する必要がある、と私も思います。


この会には、清掃・リサイクル対策特別委員会委員と、会派幹事長にお知らせが届いていましたが、上島幹事長が出られないため、「せたがや政策会議」からは私が出席しました。(こうして考えると、「幹事長」というのは本当に大変な役割です)


  

 

1月16日(金) 控室で行政ヒアリングや勉強会など

 

もうすぐ平成16年度の予算概要が示されますが、その前に、会派として調べておきたい財政問題について夕方までヒアリングと勉強をしました。

 

 

1月15日(木) NPO法人「さくら会」新年会

 

精神障害者家族会であるNPO法人「さくら会」は、相談事業やイブニングセミナー、ショートステイ、グループホーム、喫茶(就労の場)、等々、様々な活動をされています。


日本はまだまだ精神障害に対する偏見の多い国、だと思いますが、偏見による差別をなくす努力、意識啓発がもっともっと必要だと感じます。


最近では、この「さくら会」のようにNPO法人の方々が地域密着型で、現場主義で、行政が行き届かないようなことに取り組み、大活躍していますが、事業の運営は本当に大変だ、と伺います。そもそも、日本ではNPO法人に対する税の優遇措置が欧米に比べると圧倒的に低いですし、ハードルがとても高い、と言われています。


「NPOに対する税の優遇措置など、国で根本的な取り組みを行なうこと」と「地方自治体でできること、やるべきことは何か?」ということをしっかり見極めて、今後の福祉施策に取り組んでいくこと」が大切である、と思いました。

 

 

1月14日(水) ある地域での葬斎場についての住民説明会を聴きに行く

 

人は生まれてから死ぬまでが人生であり、死は誰にでも平等に必ず訪れるもの。
今後の高齢社会を考えても“葬斎場”は必要な施設、です。世田谷区民にとって、区内に葬斎場があったらどんなに便利なことだろうか、と思います。


でも・・・・。
閑静な住宅街に住んでいる者にとって、ある日突然「家の隣に」「すぐ向かい側に」葬斎場ができるとしたら、しかも周辺は一方通行の狭い道で、ただでさえ交通問題が起きている場所、子どもたちにとって危ない場所、そこに不特定多数の人が集まる葬斎場ができ、車の交通量が増える、ということになるとしたら、いかがなものだろうか・・・・?

葬斎場反対ののぼり旗
葬斎場に用途変更される予定となっている建物


これは、この地域で起こっている個別の問題というよりも、世田谷の街づくり、という観点から重大な問題ではないか、と私は感じました。
周辺住民の方々が主張しているのは「何でこの場所に葬斎場なのか?例えば、国道246沿いとか、環状八号線沿いとか、大きな道路に面する場所を探す、という努力をすべきで、わざわざこんな道の狭い住宅街に作らなくても!」・・・と。


そうなのです。最近、23区内、何の許可も必要なくどこにでもつくれてしまう“墓地建設”も大きな問題となっていますが、葬斎場とか墓地などについては(ただただ“迷惑施設”と位置づけることには、私は反対です。 “必要な施設である”という認識はもっています。しかし)、“世田谷全体の街づくり”を考えた場合、ある程度ゾーニング(地域限定)をかけることが必要なのではないか、と思うのです。
車がたくさん往来し、人がたくさん集まるような施設は、道路・交通条件のよい所に限定するとか、・・・つまり、今ある“用途地域の指定”だけでは対応しきれない現状がある、ということがわかってきました。


今後は、「法律をクリアしていれば、それ以上のことは何もしなくていい、という態度では世田谷区では通用しない」ということが業者に示せるような何か(例えば、条例、要綱、規則、等々)を創設することが必要なのではないか、と感じています。


この住民説明会に参加して、また新たな課題が出てきました。
会派とても十分に議論し、これからの世田谷の街づくりについて検討していかなければ、と思います。

 

 

 

1月14日(水) 世私幼「新年懇親会」兼「永年勤続職員表彰祝賀会」
※世私幼=世田谷区私立幼稚園連合会

 

区議会各会派幹事長が呼ばれる会ですが、「せたがや政策会議」は上島幹事長の代理で私、田中優子が出席しました。今年は、全部で67名の教職員の方々が表彰されました。
幼児教育はとても大切です。それを支えている私立幼稚園の教職員の方々に感謝すると共に、ぜひ今後もしっかりと取り組んで頂きたいと思います。

 

 

1月12日(月・祝) 成人のつどい

 

午前11時から行なわれた北沢地域の「成人のつどい」の式典に参列しました。
天気はよかったですが、風が冷たくて寒い一日でした。
世田谷区は人口が多いため、成人の集いも一度に全エリア対象にはできず、3回にわけて式典が開催されました。

成人式の会場内
区民吹奏楽団 
彩生(さいき)の太鼓演奏

 

今年、世田谷区で新成人となった人は、9264人。(男性4789人、女性4475人)
会場は振袖姿の女性がたくさんいて華やかでした。・・・・が、式典の最中、区長や議長が話している際、全体的にざわざわとしていて、話を聴く、という雰囲気ではなかったのが残念に感じられました。
とはいえ、20歳になった大勢の若者が一堂に会し、活気と熱気のあふれる「成人のつどい」でした。新成人となられた皆さんには、これから、希望と可能性のある未来に向かって頑張ってほしいです。

区民会館の中庭(振袖姿が多かったです)

                 
 
ちょうど今朝の新聞に、『13歳のハローワーク』の著者、村上龍氏のインタビュー記事が出ていましたが、彼は「フリーターには未来はない」と断言しています。その理由は、「フリーターでビジョンを持っている人は未来がないと言われても気にしない。問題は、本当は不安なのに何とかなると思考停止している人たちです。そういう人は正当な不安を持った方がいいんです。不安がないと人間はものを考えませんから」ということだそうです。


そして、彼は子どもたちに「自分は何をしたいのか?」を考えるようにメッセージを送っています。「大人になると働いて金を稼がなくてはならない。だったら、いやな仕事よりも好きな仕事の方がいいに決まっている」「経済的自立だけが自由への道。親に寄生している人は恋愛やセックスだって自由ではないでしょ「自分の人生は自分で決めるもの。自分の好きな仕事で経済的に独立し、一人ひとりの自由を獲得してみたらと言いたいのです」(朝日新聞より抜粋)


今年、新しく成人になった方々にもそのまま伝えたいような言葉だと感じました。

 

 

1月11日(日) 新年のつどい&第25回新年子どもまつり

 

昨春の統一地方選挙で28年間続いた大場区長から熊本区長へと変わり、新区長の方針で「イベントの見直し」が行なわれ、今年から二つの行事が同時開催されました。

木やり歌とはしご乗りの演技(江戸消防記念会第八区の方々)


区役所中庭と区民会館ホールを使って、区民も(子どもたちも)大勢参加してにぎやかに行なわれました。  

代田三土代会の餅つき
給田小こどもばやし
ベーゴマのコーナー


      
熊本区長による「イベントの見直し」で何が変わったか、というと、まず、『世田谷親善大使(いわゆる“ミス世田谷コンテスト”)』を廃止したことが挙げられます。そしてこれまで別の日に開催していた「新年のつどい」と「新年子どもまつり」を今回のように同じ日にまとめて開催し、経費の節減と職員の負担の軽減を図っています。

この雪は、毎年新潟県松代町が
  世田谷の子どもたちのためにプレゼントしてくれているものです
雪のかまくら」や「氷の滑り台」もありました


私は、このような見直しは必要だと思いますので反対するものではありませんが、地域で様々なイベントや行事が行なわれている現状を、ただトップの判断で「廃止」を決めるのではなく、地域の方々と十分に議論して、見直すべきものは見直す、必要なものは残す、そして、新たな発想でやるべきものがあれは創出する、というように柔軟性をもって臨むべきだと思います。

 

 

1月10日(土) 今年最初のバレエレッスンがスタート

 

健康のために少しでも運動をする機会を、と思って始めたクラッシックバレエのレッスン。隔週なので月2回程度ですが、それすら私は公務で出られないことが多く、また、始めて1年半とはいえ、選挙前の半年間は欠席だったので、正味1年というところですが、今年は“7月に発表会をする”ということで、気合が入っています!少ない練習回数ですが、もうすでに発表会用の曲も決まり、振り付けに入っています。

生活クラブ生協世田谷センターのホールを借りて、隔週土曜日にレッスンしています。左にいるのが明尾先生、一番後ろの生徒が私。

興味のある方は、吉田さんまでご連絡を。

電話045-843-2899、
メール

 

 

 

 

 

 見るからに「バレリーナ」を感じさせる容姿と物腰の

 とっても素敵な先生。

 色々なところでプロとして踊られています。


私は学生時代、シンクロナイズドスイミングの選手だったので、そのためにバレエや器械体操、ジャズダンスなどを習ったことがあります。今では信じられないくらい体がガチガチ!で、柔軟体操は全くにがて!となってしまいましたが、シンクロ同様、音楽に合わせて振り付けをして踊る(と言えるレベルではないかもしれませんが・・・)、ということが根本的に楽しいと感じられます。それに、手の指先、足のつま先まで神経を集中させて筋力で引っ張る、という日常的には全くやらないことをやると、「ああ、ここまで私の体ってあったんだー」と認識できて、ちょっとした新鮮な驚き!なのです。


バレエは見ているだけだと簡単そうですが、実は大変な筋力と柔軟性とバランス感覚を必要とする難しいスポーツ(芸術)です。もちろんリズム感も大事(これはシンクロに共通しています)。私の場合、「バレエを習っています」と言えるほどやっているわけではありませんが、これからも細々と続けたいと思います。

 

 

1月9日(木) 『免疫革命』を読み始める

 

知り合いに勧められて、昨年末に本書店に注文しておいた本が手に入りました。
『免疫革命』新潟大学大学院医学部教授 安保徹著(講談社インターナショナル)
まだ、数ページめくっただけですが、それでも「ああ、いい本に出会ったなぁ」と思える内容だと感じました。


近年注目されている「免疫療法」を(ただ経験的に治癒例を並べてそれに頼るのではなく)、自律神経とそれに連動して働くリンパ球と免疫システムのしくみを全体的にとらえた上で解明していく(「免疫学」として確立していく)、というもののようです。
「どうしてストレスや冷えが病気の原因となるのか?(逆に言えば、どうすれば病気を予防できるのか、どうすれば病気を治癒できるのか、ということ)」などがわかりやすく書かれています。


私は、普段は、議会関係の資料や勉強以外の雑誌や本を読む時間がほとんどとれないので、入浴時、ただバスタブで温まっているのはもったいない!と思い、浴槽に浸りながらそういう本を読むことにしています。(本当は何も考えないでゆったりと浸かった方が身体や精神にはいいのかもしれませんが・・・・)
そんな条件の中ではありますが、少しずつ楽しみに読み進めようと思います。


責任をもって仕事をするには、健康管理が欠かせません。私は冷え性がひどいので、この本がひとつのヒントになるといいな、と思います。

 

 

1月6日(月)・7日(火) 会派ミーティング

 

1月〜3月までのメンバーのスケジュール調整と、早急に取り組むべき課題の整理をしました。それぞれ色々な予定が入っていて忙しく、4人が揃う、という時間がなかなか十分にはとれません。


特にこの時期、多くの議員が『新年会』で、日々のスケジュールが埋まっているようで、登庁ランプがほとんどついていない(役所に来ていない)という状況です。


この『新年会』、少ない人(議員)でも20や30はざら、多い人だと100以上、各種団体や組織などから声がかかり(声がかからなくても自分で日程を調べて行く、という話も聞きますが)、1日に2〜3件重なることもしょっちゅうで、とにかくほんのちょっとでも顔を出して挨拶をする(来たことを知らせる)、のだそうです。


議員は“ただで飲み食いをしてはいけない”ので、顔を出せば会費もかかります。国会議員だと『新年会』だけで300件ぐらいあるそうです。もし会費が平均1万円だったら300万円が会費で消えることになります。大変な金額です・・・・!!「ボーナスはほとんど新年会費で消えてしまう」と、ぼやいていた区議もいました。それだけでなく、「アルコール漬けで身体がきつい」という声も聴こえます。「そこまでして・・・?」と思いますが、やはり「お付き合い」の習慣があると断れなくなってしまうのでしょうね。(大変そう・・・)


とはいえ、公式な新年会(区議会議員全員に声がかかるものだとか、議会の役職で声がかかるものなど)以外の『新年会』はゼロ(つまり、どこからも声がかからない)という私は、他の議員の忙しそうな様子を見ていると、「こうして毎年誰にも会う機会がない(存在を知ってもらえない)私は大丈夫だろうか・・・・?」と心配にもなってきます。


でも、同じ会派の大庭議員は、現在5期目。17年間議員をやっていて1度も、どこの『新年会』にも、“出たことがない”そうです。にもかかわらず昨春(2003年)の選挙も、1995年の選挙も“トップ当選”。
経験年数と知名度が全く違いますが、私も見習いたいものだなぁ、と思います。


議会で出される資料や報告書は山のようにあって、それらを読み解くだけでも大変な時間がかかります。私には「新年会(挨拶回り)より勉強する時間が重要!」です。
「どこに顔を出したか」で評価されることよりも、「どれだけ勉強しているか」「どれだけいい仕事をしているか」で評価される議員となれるように、今年も頑張ろう!と決意を新たに、早速、今日から(お正月休みも終わり)勉強の再開です。

 

 

1月5日(月) 議員互助会新年初顔合わせ

 

「せたがや政策会議」会派メンバー
 左から、大庭議員、田中優子、小泉議員、上島議員
 

「議員互助会写真部の作品を見る」

  「新年顔合わせ会」には毎年、着物で参加しています。

 


2004年1月1日(木) 明けましておめでとうございます!!

 

本年も頑張ってまいります。

よろしくお願い致します。

 



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