TOPICS
    2003年

 

TOPICS以外にも日誌を綴っていますので、ぜひご覧になって下さい。

 

2003年 「活動日誌」

 

  区政70周年記念植樹式に参加(羽根木公園にて)     世田谷消防団始め式  

 

 1月13日「成人のつどい」(新成人による合唱)     1月24日「オウム問題シンポジウム」

 

 議会での一般質問       区民生活常任委員会の視察(香川県クリントピア丸亀)

 

   (2000年11月) 古布回収業者を視察          総合水防訓練の視察

 

 

小田急線成城学園前駅地下化工事を視察      「ぴあショップ喜多見」にて

 

 

    松原地区防災訓練に参加 

 

 

友人の「冒険スキーヤー和田好正プロ」南極壮行会  環境審議会で開発予定の現地を視察

 

 

   ダム問題で富士見湖を視察       「せたがや福祉まつり」に出席

 

 

          日韓交流パーティーに参加

 

 

                   選挙制度についての勉強会

 

 



12月28日〜30日 冬休み・家族で京都&大阪へ


(詳細は『田中優子のショートエッセイ』→1月、をご覧下さい)
皆様よいお年を!!

2003年は12月25日まで会派ミーティングを重ね、今年の業務を終了しました。

 


12月18日(木)常任委員会(文教)で「請願・陳情の審査」


「世田谷区のすべての小学校1、2年生を30人以下学級で学べるようにするための請願」の審査が行なわれました。

 私は、公立中学校の教員をしていた経験があり、確かに、担任をもった場合一クラスの人数が少なければ少ないだけ、もっと子どもと関われるのに、と感じていたことがあります。
しかしながら、小学校1.2年生を30人以下の学級にした場合、今よりも80クラス増えると試算され、現在の世田谷区の小学校の施設状況では、それに間に合うだけの教室は確保できません。また、80クラス分の担任を増やすことになると年間約8億円が新たに人件費として必要となります。教員の給与は都道府県が負担しています(世田谷区の場合は東京都から支払われています)が、区が独自に30人学級と決めた場合、その分は世田谷区の予算から払わなければならなくなります。

現在、世田谷区では、少人数「学級」ではなく、少人数「教育」(授業の時にTT“チーム・ティーチングの教師”や非常勤講師を加配して、少人数で学習できるような取り組み)を行なっています。施設面からも財政状況からも、現段階においてはそちらの取り組みを強化していくことの方が実効性がある、という判断を、「せたがや政策会議」では致しました。

また教育において最も重要なことは、「児童・生徒の人数よりも教師の質である!と私は思います。一クラス40人いてもきちんと指導ができている先生もいますし、30人以下の少人数クラスであっても全くまとめきれない教師がたくさんいます。教師としての能力、適正、やる気のない先生は、クラスの人数が少なくなってもいい指導はできないのではないか、と私は思います。

こうした理由から、「せたがや政策会議」は、この請願を「不採択」と致しましたが、自民党「否決または継続」、公明党・民主党・一人会派(虹・無所属)は「継続」、生活者ネットワーク「趣旨採択」、ということで、意見が分かれたので最終的には「継続審議」となりました。
(また、「継続」という“あいまいな態度”のオンパレードでした。この件については、このページの11月12日議会の常識は世間の非常識?!?!(誤解を招く議会用語の改善を!)のところをご覧になって下さい。)※

私たちの会派では、この請願の審査にあたり、様々な情報を得ながら勉強致しました。最近出版された本に、学習困難校とされていた小学校での少人数教育の成功例が出ていましたし、日経新聞にも少人数教育で子どもたちの学力がついてきたことが載っていました。勉強がわかるようになると、子どもたちの生活態度も落ち着いてきます。そうすると学級経営もやりやすくなります。それには、教員同士の連携、徹底したチームワークと議論の時間が必要だ、ということも報告には出ていました。

これからの教育改革は、まずは「教師の質を上げること」そのために「教員の人事権を東京都から世田谷区に移管させること」、そして「少人数教育のさらなる取り組みで子どもたちに基礎学力の徹底を図ること」が必要だと思います。

教育現場では、やたらと事務書類を作成しなければならないことが増えていて、子どもたちに関わる時間、教材研究に費やす時間が取れなくなっている、と、現場の先生方から聞いています。そんなことで時間と労力を使っていては本末転倒です。このような管理体制を早く改善し、教育が本来目指すものは何なのかをしっかり見極めた学校現場となるように、教育委員会が認識するべきではないか(世田谷区教育委員会だけでなく、東京都、文部科学省も!)と感じています。
(そうです、そもそも、国、文部科学省のやっていることがここ数年、学習指導要領の改訂を始めとして、おかしなことばかり!だと思うのは私だけではないと思います。皆様、いかがでしょうか?)
 
 請願の審査の他に、いくつかの報告事項がありました。
その一つ、「区立小中学校の指定校変更の理由」が、平成16年4月の入学から緩和されます。例えば、「やりたい部活動がある学校に行きたい」という理由も認められます。

 世田谷区では「学校選択制」を導入するのではなく「指定校変更」で対応していますが、私はこの方法がよいと考えています。最初から学区域を撤廃してどこでも好きな学校を選んでください、ということではなく、何らかの理由がある人は指定されている学校ではない(希望する)学校に変更ができる、という制度です。公立の小中学校も地域子どもたちも、地域の見守りの中で育つのが本来あるべき姿であり、それこそが、安全安心の街づくりにもつながる、と思うからです。

 


12月17日(水)公共交通対策特別委員会・視察


東京外郭環状道路の予定地を、千葉外環の事業の進捗状況、埼玉外環(完成している部分)も合わせて、国土交通省のヘリコプターで上空から視察しました。
初めてヘリコプターに乗りましたが、天候に恵まれていたという事もあると思いますが、思ったよりも快適でした。

国土交通省のヘリコプター「あおぞら号

 

ヘリコプターに乗る前の事前学習
これからヘリで出発です!


上空から眺めていると、地域によってずいぶん環境が違う、ということが一目でわかりました。千葉エリアは緑地が多く、東京エリアに入ると途端に住宅が密集しています。目印を見つけながら「あの部分が外環道予定地となっています」と説明を聞くのですが、時委託密集地などを見ているとちょっとピンとこない気がしました。ただ、高架ではなく大深度地下という技術を使うとしたら、立ち退きはぐんと減るのでやりやすいかもしれませんが、高速道路につなぐジャンクションの場所では大深度地下から地上に、しかも高速道路につなぐわけですから大変な距離(高さ)になると思われますし、立ち退きも必要となります。


費用は、1キロメートル1000億円と試算されていて、東京外環は全長16kmですから、約1兆6000億円(ですが、全体では少し割安になるということで1兆2000億円〜4000億円ぐらいになるだろう、とのこと)です。
外環道の建設は基本的には国の事業ですが、膨大な借金を抱えている国に、こんなにお金のかかる事業ができるのだろうか・・・・?と、素朴な疑問も感じています。


私は、今年の6月の議会質問で、この外環道について取り上げておりますが、あくまでも慎重に、と考える立場です。
この道路は、新たな技術である“大深度地下を使う”ということが浮上し、また議論が始まった、というところですが、現在はまだ“凍結状態”です。凍結状態の計画内容は、練馬の大泉ジャンクションから世田谷の中央道、東名高速をつなぐ(東名以南についても進める予定)、というものです

 

ヘリ上空から撮影した練馬大泉ジャンクション

外環道予定地となっている東名高速道路とその周辺


現在のところ、関係各市や各区の思惑や条件が複雑に絡み合い(例えば、練馬区が青梅街道のインターチェンジの設置を必要条件とし、杉並区ではインターチェンジの設置は不可能、という態度表明をした、というように)、なかなか調整がとれない中で、無理やり進めることには反対です。「道路はつながってこそ役に立つもの。“世田谷区の部分だけ(例えば、中央道と東名高速をつなぐ部分について)まずそこから先につくろう”などということが絶対にないように!」と議会で問いただしました。それについては、私の主張通りに考えている、という区の答弁が得られております。


もっと言えば、この「大深度地下」の新技術は、外環道で先に使うよりも、私達の会派が提案している「既存の駅と駅を直線で結ぶ・大深度エイトライナー構想」で使ってほしい、そちらを先に進めてほしい、と思います。京王線、小田急線、田園都市線が南北につながったら、区民にとってどんなに利便性が向上するでしょうか。区民だけでなく、多摩地域からの人々や東京全体の人々の流れが変わります。通過交通の解消よりも、こちらが先だろうに、と思わずにはいられません。(詳細については、この『活動日誌』の9月17日の報告をご覧下さい。また、議会中継で代表質問がご覧になれます)

ヘリコプター(上空)からみた世田谷区役所

青空号の前で

(公共交通対策特別委員会の委員たちと)

 


12月15日(月)午前:オウム問題勉強会に出席


公安調査庁の担当官を招致しての勉強会が、「オウム問題・防犯対策特別委員会」の主催で行なわれました。


オウム真理教(現アーレフ)の現在の活動状況、教団の組織実態、南烏山施設をめぐる動向(上祐氏を含め、教団幹部と信者が約130人、世田谷区南烏山のマンションに住んで活動している)等々について、公安調査庁の方から話を聞きました。


実際の教団の修行がどのように行なわれているのかをビデオで見ましたが、相変わらず麻原教祖が奉られ、教祖と同化する、というような教えが延々と続くものでした。
現在、日本国内に約1650人の信徒を擁し、拠点施設が27ヶ所、その他に出家信徒の居住施設が約120ヶ所あり、ロシア連邦内にも約300人の信徒を擁しているということ。また、「ヘッドギア」と呼ばれる修行器具を初め、様々な物品が相変わらず販売されており、多額の布施を徴収することも続いている、ということなどが報告されました。


オウム教団は、今年の1月に「観察処分の期間更新」が公安審査委員会によって決定され、公安庁や警察が観察調査に入るのですが、その時の様子をビデオに撮ったものも、今回の勉強会で視聴しました。「強制権はないはずだ!」と、抵抗し、信者が全く調査に協力しない態度があからさまに映っていました。見ていて腹立たしかったです。


世田谷区はオウムの中心拠点ともなってしまっている状況にあり、周辺住民の不安は未だ解消されていません。今後どのような対策が必要か、何ができるのか、特別委員会を中心に検討しながら、議会でも取り組んでまいります。
しかし、何よりも大切なことは、おかしな組織にはひっかからない!という判断力ではないでしょうか。特に、子どもたちへの影響が懸念されます。家庭での教育力が問われている、と私は思います。また、今回私達が見たようなビデオを、小中学校で子どもたちに見せるべきではないか、まずはそこから学んでいくべきではないか、と思いました。

 

 

12月15日(月)午後:川口市清掃工場(ガス化溶融炉)視察

世田谷区では、世田谷清掃工場の建て替え計画が進んでいますが、そこには新たな技術である「ガス化溶融炉」が導入されることが決定しています。1300度くらいの高温で燃やすのでダイオキシン対策も万全、鉄やアルミは途中でリサイクル可能な状態で取り出せる、プラスチックでも鉄でも何でも燃やせる、と言われている代物です。


しかし、このガス化溶融炉は、他の自治体や民間で稼動し始めてからまだ数年しか経っていない、ということで、まだまだ未知数な部分があり、例えば、ゴミに混ざっている重金属類(鉛、カドミウム、水銀など)が高温によって気化し、地上に戻って来て土壌に入り込み、酸性雨が降ったら溶け出すのではないか、ということなど、住民たちから不安の声が議会に寄せられています。


今回は、会派で川口市の広域組合が運営している「朝日環境センター」を訪れ、ガス化溶融炉の視察と詳細についてのお話を伺いました。


これまで区民の方々から疑問として挙げられていた内容についての質疑などをし、大変有意義な視察となりましたが、結局は、国の環境基準をクリアしていればいい、という判断で運営されているので、「重金属類が気化した場合の対策」など、これまでになかったこと、想定されなかったこと、については国の法律には入っていないため、これでは不備である、ということを実感致しました。


今はまだ清掃事業は東京都(23区)全体で考えられていて、世田谷区が独自で決められる環境になく、例えば、世田谷区だけなら二つも清掃工場はいらない、と言っても、23区全体では必要、ということになってしまいます。清掃一部事務組合という東京都23区が一体となった組織が決めるのですが、この一部事務組合には、区長と議長が出席できるものの、あくまでも23分の1、という権限であり、各区の思惑が色々とからみ、それはそれは難しい問題を抱えています。


当該区として非常に矛盾を感じますが、清掃工場を建て替えるのであれば、何とか安全対策を考えなければ!と、会派としても勉強中です 。

 

 

12月11日(木)「財団法人世田谷区保健センター」評議員会

 

 

12月11日(木)東京都選挙管理委員会・政治団体収支報告の説明会に参加
(「生活者ネットワークを離れ、無所属となって・・・・)

議員は「政治団体」を設立して、そこでの収支をしっかりと管理し、報告する義務があります。


私は以前は、「生活者ネットワーク」という組織に所属してすべてをやってもらっていたので(というより、すべて組織にお任せで、政治団体も個人の名前で設立しているとはいえ、個人の責任でやることは何もない。その代わりに個人の自由な意思や意見も通らない。すべては組織決定が優先される。思想・信条の自由よりも、組織の方向にあわせることが条件、という組織の一員だったんですね)、今、初めて個人で、一つひとつのことに対して責任を持ってやっています。わからないことも多いですが、こうして、税金から頂いている議員報酬や皆様からのカンパに対して、自分で責任を持って収支を管理することの大切さを感じています。“有難みの実感”が全然違います。


私が所属していた組織の主張は「議員報酬は税金だから、それを取り戻して私たちみんなで市民活動に使う」というものでした(当初は私もそれに賛同して組織の一員となることを承諾したのです)が、今思うと、そういう考え方が、「これだけ税金で議員報酬を頂いているのだから、区民の期待に応えるべくしっかり仕事をしなければならない!」という謙虚な気持ちとプロ意識につながらないのではないか(実際、政治のプロにはならない、ということが組織の主張のひとつでもあります)、と感じるようになりました。


私は、報酬を頂いている以上、仕事の場面ではプロとしての責任を果たさなければならない、と思います。その努力が必要だ、と。


例えば、「(財政のことは全然わからないけれど)市民は○○をやってほしいのです、△△をやるべきだと思います」という主張だけをしていても無責任ではないか、と。ともすれば「市民参画を目指しての議員活動というのはそれでいい」と思われがちのようなところがありますが、そうやって、ただ議会に参加して言いたいことを言っているだけ、の議員ではありたくない、本来の議員はもっと高度な知識や経験からくる判断力が必要とされるのだから、それに向かってしっかり努力していきたい、と。


また、プロになったら市民感覚がなくなる(市民の代表ではなくなる。市民派ではなくなる)、という主張があるとしたら、それも違うと思います。普通の市民感覚がもてるかどうか、は、その人がどういう組織に所属しているかいないか、あるいは政党との関わりが深くあるかないか、実際の生活はどのようにしているのか、等々、色々な要素が関わってくるものです。何年経っても市民派としての感覚を十分に持ち合わせ、しかも仕事の上ではプロとしての経験の積み重ねや知識を持ち備えている議員、実際にそういう議員の先輩もいらっしゃいます。私もそれを目指してしっかり活動していきたい!と思っております。


もうひとつ、よく言われるのが、ヨーロッパなどでは議員は昼間色々な仕事をしている人や主婦であるたちが集まって、ボランティアで議会が成り立っている、ということから、政治のプロでなくてもそのように普通の市民がボランティアでやればいいのだ、という理屈があります。それは、今の日本の社会システムがヨーロッパと同じように、男女が平等に就労の機会に恵まれ、税の構造も日本とは全く違って色々な意味で社会保障がしっかりしていて、議員報酬がなくても議会活動ができる、というヨーロッパ型の社会システムに日本がなってから成り立つ議論だと思います。将来的にそれを目指すことには賛成です。でも、今すぐ日本に通用する理屈ではない、と思います。


今の私は、全く組織のない、無所属の立場で活動する議員ですが、地盤も看板もカバン(お金)もない不安定な立場といえばその通りですけれども、こうして何にも縛られずに(シガラミがなく)自分の責任で判断し行動することの大切さ、そのやり甲斐、というものを実感しております。


昨年の10月末、選挙まで半年と迫った時期に組織を離れたのは私の積極的な意志からではなく、次の選挙で候補者になるための組織の条件である「契約書」に合意できなかった、という不幸が原因でした。具体的には、組織の候補者となるために必要な「契約書」の第9条【離脱後の責務】、というものに私は納得ができず、組織に対して削除(最終的には修正で妥協しましたが)を求めましたが受け入れられなかった、という経緯がありました。

 

「契約書」の第9条【離脱後の責務】

「前条に定める契約解除の場合、契約期間中に取得又は使用した議員並びに公的役職及び生活者ネットワークの役職等の経歴並び実績について、乙の承認なくして、公的及び私的を問わず、標ぼう又は肩書きの表示をしないものとする」  (※「乙」東京ネット)

 

 


つまり、途中で生活者ネットワークとの契約を解除した場合は罰則を課す(“これはペナルティ条項です”という言葉が東京ネットの代表からありました)というもので、言い換えれば、契約した4年間は組織の考えに従うこと(思想・信条の自由は保障されない)、とも受け取られかねないものだと私は感じました。(ここにある条文は2002年8月に提示されたものです)


そしてそれに対する「責務」が「議員であることや公職についていることなど、組織の許可なくして一切表すことができない」ということは、組織の許可がなければ議員の経歴を履歴書にも書けない、ということになります。公職についている人間がその経歴を書けない、言えない、などということがあるのだろうか?それは、思想・信条の自由を保障している憲法の精神にも反しているし、公職選挙法からしても有り得ないことではないか、と疑問を感じました。そのように無理のある契約書には署名できない、少なくとも、社会で通用する常識的な契約書に変えてもらわなければ承諾できない、と私は思ったのです。


この件では何度も何度も組織との話し合いを重ねましたが、選挙が半年後と迫っていたこともあり、最終的には時間切れ、という判断が組織から下されました。「どんな契約書であっても今すぐサインができる人間でなければ候補者としては擁立できない」という組織見解が私に伝えられ、「契約書の内容にお互いに合意できない、ということが合意された」ということで、私には「生活者ネットワーク」において2期目に立候補するチャンスがなくなったのでした。


それは「1期目に勉強してきたことや経験を生かして、2期目もがんばろう!」と思っていた矢先のことでした。
私は「これからどうしたらよいのか?無所属で選挙が戦えるのか?」等々、非常に(それはもう、言葉に尽くせないくらい)悩みましたが、最終的には、「たとえチャンスは少なくても、自分が目指していたことに挑戦してみよう!」と決心し2002年10月28日に「生活者ネットワーク」を離れ、「世田谷市民クラブ」という一人会派を立ち上げ、残りの半年間の任期をまっとうしました。


今にして思うと、あの思わぬ不幸が私によりよい人生を導いてくれた、より一層、議員としてしっかり仕事ができる条件を与えてくれた、と感じています。自由な立場だからこそ、組織の意向ではなく、本来の区民の立場を最優先に政治判断ができるのだと思いますから。そして、それは決して「ただ自分の好きなように勝手なことがしたい」ということではない、ということは、今後の私の議員としての活動を見ていただければ必ず区民の皆様にわかって頂けるもの、と思います。


2期目に当選後は、「世田谷市民クラブ」という一人会派から、志を同じくする4人のメンバーで「せたがや政策会議」という「正式交渉会派」を結成することができたことも、とてもラッキーなことだったと思います。(全員が一人会派経験者で無所属の立場の議員です。何もシガラミを持たずに活動できる唯一の交渉会派だと思います)


「日本の議会政治は『自由委任』が原則です。」という弁護士さんの言葉が印象的でした。


政治団体の収支報告書の作成、とても大変そうですが、自分でできることの有難さを感じながら、頑張らなくては!と思います。

 

 

12月10日(水)会派ミーティング


会派ミーティングはこの日に限らず連日のようにおこなっておりますが、この日は特に、今後(2004年)に取り組むべきことの洗い出しを行ないました。あまりにも課題山積で、おどろくばかりの状況です。

今の世の中を取り巻く状況(背景)について、東京都の動向について、世田谷区で取り組まれている各種審議会や検討委員会の進捗状況について、議会改革について、区内視察や区外の視察、また進めるべき勉強の内容(参考書を含む)についての確認、等々、平成15年度中にやりきれるかどうか?!めいっぱい!という状況です。

でも、これだけしっかりとチームワークよく仕事に取り組んでいる会派は他にはないでしょう!「せたがや政策会議」にご期待ください!と胸を張って区民の皆さんに言える!と、改めて思いました。今後もよりよい区政の実現のために頑張ってまいります。

それから、今日は議会だよりの英語版で、「“せたがや政策会議”はどのように訳したら良いか?」という問い合わせが議会事務局からあり、会派メンバーで考えました。そして・・・
「せたがや政策会議」= SETAGAYA INITIATIVE FORUM(せたがや イニシアチブ フォーラムとしました!英語の堪能な方が聞いたらちょっと変、ということがあるかもしれませんが、私としてはこの訳、やる気が出てくるような気がしてなかなか気に入っています。

 

 


12月8日(月)熊本区長タウンミーティング(北沢総合支所エリア)
午後2:00〜3:45 北沢タウンホール11F(らぷらす)にて

 

熊本区長は世田谷を5つの地域(砧、玉川、世田谷、北沢、烏山)に分けて、直接区民から意見を聴く会を行なっていますが、私は北沢エリアの様子を見に行きました。

北沢エリアでは、約90名の区民の方々が参加して、区長に直接質問したり要望したりしていましたが、時間切れ、という感じで、質問の手が挙がっていても全員に発言の機会は行き渡りませんでした(質問できなかった方には紙面で出して頂き、それに対する回答は必ず出す、ということです)。それでも、区長自ら区民の中に出て行って、区政の状況を説明し、区民から声を聴く機会を作っていることは評価に値すると思いました。

質問に出された項目 
「防犯対策について」「健康プラン21について」「区立幼稚園の問題について」「下北沢地域の公道の使い方、バリアフリー化、駐輪場の問題について」「歩道に商品を並べている商店の問題について」「電線地中化について」「出張所のあり方について」「介護の現場から、ショートステイ施設の緊急性について」「清掃工場の問題について(環境面、自区内処理の観点、ガス化溶融路の安全性への疑問)」等々

ただ、気になったのは、参加している方々のほとんどが、町会関係者や地域で役職を持っていらっしゃる方々(の動員??)だったので、もっと幅広い区民の方々、若い世代の方々にも関心を持ってもらえるような工夫が必要ではないか、と感じました。

区政はけっして他人事ではなく、自分の一番身近な生活に関係してくることばかりであること、だからこそ、大勢の区民が関心を持つことが大切であること、を、お一人でも多くの皆様にわかって頂けたら、という気持ちで議員活動をしております。どの議員がどのような仕事をしているのか、についても、しっかりチェックして頂きたいと思います。区民の皆様のチェック、関心度が、議員と議会の質を向上させます。

「選挙の時だけ頼まれたから。でもあとはノーチェック」では、議員の質も、議会の質も、区政の質も、高まりません。議会や委員会でどんな質問をしているのかを見るだけでも、皆様にとって区政が身近に感じられるようになると思いますし、議員である私達にも緊張感が生まれます。インターネット時代をむかえました。ぜひ一度、お宅のパソコンでチェックしてみて下さい。

議会の録画中継はこちらです

 



12月5日(金)区議会第4回定例会最終日


今議会では、いくつかの条例が可決されました。
その中でも、新聞紙上で話題になっているのが『世田谷区清掃・リサイクル条例』(一部改正で、いわゆる『資源持ち去り禁止条例』が制定されました)、『世田谷区産業振興条例』(一部改正で、商店会に加入しない小売り店等に加入を促す努力義務が規定されました)『世田谷区人と動物の調和のとれた共生に関する条例(いわゆる『動物愛護条例』が新たに制定されました)の3点です。

まず『清掃・リサイクル条例』ですが、自治体が膨大な税金をかけて資源回収を行なっていることこそが問題で、本来なら「生産者責任」が問われるべきです。この点は国の法整備の甘さが、地方自治体に悪影響を及ぼしていると言わざるを得ません。また、区民の方々が行なっている「集団回収」というシステムをもっと育てて行くべきである、と思います。集団回収の方が、ずっと税金が安く済むからです。

しかしながら、現状況ではどちらもすぐに解決できるわけではないので、区が民間委託をしながら回収・運搬を行なっておりますが、出された資源をトラックで持って行ってしまう業者がいる、ということで区民から苦情が出て、今回のような『持ち去り禁止条例』とも言われる条例が可決される、ということになったのです。

傍聴席にはリサイクル業者と思える人が複数来ていて、この条例に反対する議員の意見の後に大きな声で発言したり拍手をしたり、と、傍聴規則に反した行動をとって、議長に退場命令を出された、という場面がありました。(傍聴者は発言や拍手はできないことになっています)

確かに、この資源回収については問題があります。持ち去り業者が区内の資源のすべてをくまなく回収してまわるのなら任せてもいいでしょう。しかし、実際は、大きな道で回収しやすいところだけ(しかも新聞紙の値段が高い時だけ)持って行って、あとは放りっぱなし(古紙の値段が下がればやらない)、では行政の責任はとれません。今はまだまだ課題を多く抱えているリサイクル事業ですが、とりあえずこの条例改正は必要だろう(しかたないだろう)という判断を、私達の会派では致しました。

次に『産業振興条例』は、商店会に加入しない小売り店等に加入を促す努力義務が規定する、というものですが、考えてみればこういうことは行政が手を出すよりも、それぞれの商店街の努力で何とかするべきなのではないか、というのが率直な感想です。

しかしながら、議会でも(商店街からの要請があるというような内容の)質問が出されたりした経緯があって今回の条例改正の運びとなった、ということなので、それはそれでよしとします。だとしたら、つまり、行政がそこまで介入するのなら、今後の商店街は、公益性・公共性が期待されるものである、という位置づけになるわけですから、政治的にも中立でなければおかしいのではないか、ということを会派の意見として、議場で(大庭議員が代表して)述べました。
(商店街を上げて組織的にある議員の後援会のようになっていたり、やたらと政治ポスターが貼られていたり、というのはおかしいのではないか?と、一般の市民感覚からしたらおかしいということがないでしょうか?)
以下「せたがや政策会議」の賛成意見です。

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『世田谷産業振興基本条例の一部を改正する条例』に賛成の立場から意見を述べます。
今回の議案は、商店会組織への加入及び負担をめぐり自治体が努力義務規定を盛り込む、という、全国的にも例のないほど踏み込んだ内容の改正案であります。
 すでに本件については商店街等からの要望もありということですので、了とするところでありますが、一点だけ条例文中「応分の負担等」という部分につきましては、いま少し丁寧な議論もあってしかるべきかと感じました。つまり、本条例の運用に当たっては、商店街の振興・発展が円滑に行なわれるよう、区としても十分な配慮が必要である、と申し添えておきます。
 
 今後、本条例によりまして、区内の商店会147組織がより緊密に行政との連携を深めることが期待されます。すなわち、まさに、世田谷区が大規模小売店舗およびフランチャイズ仮名店舗を営む事業者等に対して、商店会組織への加入や応分の負担を努義務規定とするわけですから、その商店会組織はよりパブリックな存在、つまり、公共性・公益性のある存在でなければならないことであります。


 もとより私達の会派の主張するところの「職住近接」という観点からも、また、地域を一番に考える住民自治、という観点からも、商店街の有り様は重要な要素であります。
 今後、小売店側からの発想だけでなく、いわゆる商店街を利用する住民の立場からも「まちづくり」をとらえ直す新たな契機となるもの、と考えます。


 すでに放置自転車問題は言うにおよばず、近頃増大する少年問題、日々の消費行動に伴うゴミの発生の問題、さらに環境問題や資源の有効活用の問題等と、ものやサービスのやり取りの現場が深く関わったり、影響を強く有することが多いわけです。ですから、世田谷区が全国に先駆けて、このような努力義務規定を設ける以上、商店街を公共性のあるパブリックな存在として、区として万全の策を講じていくことを望みます。

 さらにひと言つけ加えますが、このように、世田谷区の小売店に対する努力義務規定を条例として作り、ある程度商店街にパブリックな存在を期待する以上、また、一層の商店街の振興ということを考えれば、商店会組織の政治的中立性というものも厳しく追及されるものと思います。
 であるならば、組織的な政治への関与はできなくなるものと考えますし、世田谷区議会としても、商店街における過剰な政治ポスターのあり方については、ここで考え直す必要があるのではないでしょうか。


 もちろん、個々人の政治活動を制約することではありませんが、無節操なポスターの有り方は、街の美観を損ない、街全体のイメージにも及びます。このことは決して商店街振興にプラスになるとは思えません。一つのお店にたくさんの政治ポスターが貼ってあるのを見れば、誰しもが、このお店のご主人は困っているのだろうなぁ・・・・、と察しがつくわけです。
 
 あくまでも、ここの政治活動を制約しないことはもちろんですが、本来の意味での商店街の振興・発展を望む世田谷区議会としては政治活動のあり方についても考え直すべきだということを申し述べ、「せたがや政策会議」の賛成意見と致します。

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注目の議案の最後に、『人と動物の調和のとれた共生に関する条例』ですが、この条例は以前にも案が浮上して立ち消えとなった経緯があります。それは「ネコの飼い方」で、区民の方々の意見が分かれ大問題となったから、でした。前回の条例案では、ネコは原則として室内飼いとする、というような内容が盛り込まれていて、そうではない飼い方をしている区民からそれは動物虐待ではないか?!という意見まで出されて、まとまりませんでした。


そんな経緯を経て出された条例は、いわゆる理念条例のようなもので、具体的な動物の飼い方というところまで踏み込んでいるものではありません。
この条例制定によって、今後、動物愛護の精神を普及・啓発させるための予算が考えられますが、私は基本的には動物を飼うのは個人の責任だと思います(愛護すること、去勢手術の費用負担も含めて)。この条例の制定に反対するものではありませんが。それより、動物に関することなら限りなく予算がつく、ということのないように、見守って(見張って)いかなければならない、と感じました。

 

 

12月3日(水)特別委員会(公共交通対策)


東京外環道のPI協議会と、関係区市の区長会の報告がありました。
17日に委員会として外環道の予定地をヘリコプターで視察することが決定しました。

 

 

12月1日(月)常任委員会(文教


補正予算の説明がありました。
学校改築の解体作業、改修作業に当たっている小学校でPCBが検出され、その検査費用として、約3810万円が補正予算として計上されました。また、このPCB検査と撤去作業で解体工事が遅れ今年度中には終わらないことになり、来年度に繰り越す費用(繰越明許、と言います)として、約9300万円が計上されました。

PCBの検査、撤去にこれほどお金がかかってしまうとは・・・!今後の小中学校の改修、建て替えでも同じことが考えられますから、大変な費用となるでしょう。人体に悪影響だとわからないで使っていた化学物質が他にもたくさんあるかもしれない、ということを考えると恐ろしいですね。これからは新たな技術、新しい物質、というものには慎重に対応すべきだとつくづく思いました。

 

11月29日(土) 奥沢小学校70周年記念式典に参列

 

 

11月26日〜12月5日 区議会第4回定例会開催


議論をよんでいる議案
1 『世田谷区清掃・リサイクル条例』の改正(通称:資源持ち去り禁止条例)
2 『産業振興基本条例』の改正(商店会に未加入の小売店などに加入の努力義務を課すもの)
3 『人と動物の調和のとれた共生に関する条例』(新規制定)
区議会の議案など詳細につきましては区議会のホームページをご覧下さい。

 

 

11月22日(土) 瀬田小学校50周年記念式典に参列

 

 

11月19日(水) 第4回区議会定例会質問通告〆切日


“質問通告”というのは、本会議で質問する内容を、予め行政側に通告しておく、という決まりがあるために行なわれるものです。通告日までに、会派として十分に質問内容について議論し、項目を決定しなければなりません。通告後は、その項目と質問者の変更はできないことになっています。

代表質問(会派を代表しての質問)は、どの会派がどういう順番で行うか、年間予定で決められていますが、一般質問(個人としての質問で、ひとり10分の持ち時間が与えられています。だいたい原稿用紙8、9枚分です)については、毎回、質問通告日の正午に抽選が行なわれ、順番が決定されます。他の議員と質問内容が重なってしまうことがあるので、「早い順番を引きたい!」という心理がたいていの議員に働きます。
今回は、私たちの会派の大庭議員が1番を引きました。(「当選順位と同じだー!」という声が他の議員たちから聴こえたとか・・・・)

 

11月12日(水) 常任委員会で「請願・陳情の審査」


今日の委員会では「報告事項」の他に、「請願・陳情の審査」が行なわれました。
「請願・陳情の審査」のあり方について、私たちの会派「せたがや政策会議」では改革が必要だと考えています。

例えば、継続審議という言葉です。
普通の感覚だったら「継続になったということはまた日を改めて審議されるもの」と思いますよね?実際に、区民の方から「前回の委員会で“継続”となった請願はその後どうなりましたか?」という問い合わせが私のところにありました。

しかし、実際には“継続審議”が、議員の任期4年間の間に再び審議されるということはほとんどありません。つまり、委員会においてその時点では“結果が出せない”ということで“継続”と判断されたのですが、実質的にはお蔵入り(採択されずに終わった)ということなのです。「“不採択”という言葉はきついので(そう言うと区民に嫌われるので)使いたくない」という議員の心理が働く、ということも否めないのではないか、と感じます。

しかし、そもそも、地方自治法に「継続審議」というものはありません。
請願は「採択」か「不採択」のどちらかで審議するべきであり、「趣旨採択」ですら乱用してはならない、ということになっています。にもかかわらず、世田谷区においては、これまでの慣習で、「継続審議」というものが当たり前のように通っているのです。


私たちの会派は、まずこういうことから直していこう、と思っています。変に区民に期待を持たせて、実は全く意味を持たない審議結果を出す、ということは、区民に対する説明責任を果たしていないことになる、と思うからです。

この他にも、まだまだ「議会の常識は世間の非常識」的な慣習がたくさんあります。
市民感覚を持って、議会改革を進めることにも力を注いでいきたいと思います。

 

 

11月8日(土) 烏山小学校130周年記念式典に参列

 

11月2日(日) 消防団合同点検を視察(駒沢公園にて)

 


11月1日(土) 山野小学校40周年記念式典に参列

 

10月26日(日)&11月2日(日) 議会報告会


井の頭線・東松原駅近くにある田中優子事務所にて、議会報告会を開催しました。
10人程度のこじんまりとした集まりでしたが、「せたがや政策会議」の代表質問や決算委員会での質問と提案、答弁について詳しく報告できてよかったと思います。


まずは、区民の方々に、いつ議会が開かれたのか、そこでどういう質問をしたのか、どういった効果(答弁)が得られたのか、をお知らせすることから始めなければ、と思っております。区民の方々が議会に興味・関心を持つことで、必ず区政は区民に身近なものへと必ず変わって行くから、です。

また、清掃事業(特に世田谷清掃工場の解体と建て替え問題)について、ごみを減らす会の方を講師に招いてお話を伺いました。ガス化溶融炉の導入など、区民が不安に感じることが多々ある中、清掃工場については世田谷区ではなく “一部事務組合”というところが進めており(つまりは東京都の組織と同じようなものなのですが)、なかなか納得できる情報が世田谷区民に届けられないのが現状です。今後、必要な資料を請求するなど、区議会でできることに取り組んでいこうと思いました。

※大勢でも少人数(3、4人)の集まりでも、区政報告、議会情報など区民の皆様にお届けしたいと思います。お声をかけて頂ければ伺いますので、いつでもご連絡下さい。硬い表現だと“市民参画の第一歩”、となりますが、“知ると興味がわいておもしろい!”ということが区政の中にはたくさんあります。ぜひお一人でも多くの区民の皆様にお伝えしたいです。

 

10月25日(土) 世田谷区内の小学校で強姦未遂事件が?!!


10月25日、私たち議員の元に信じられない報告がありました。
「世田谷区内の小学校で強姦未遂事件があり、教員が逮捕された」というのです。

私は現在、区議会文教常任委員会の副委員長という役職についていますが、私自身、教職についていた経験があることから、教育問題、教育改革は、私の議員としてのテーマであり、何よりも力を入れて取り組んで行こうと思っているものです。

 そして、10月に行なわれた決算特別委員会の質問では、「教員の質を上げ、公教育(公立の小中学校)の信頼を回復させよ!」「教員の人事権を東京都から委譲させなければ真の教育改革はできない!」ということを訴えたばかりです。

同じ文教領域で、他の議員からは、「変質者が増えている。通学時の児童・生徒の安全をどのように確保するのか」という質問もあり、「子どもたちをいかに守るか?」ということが話題になっていた矢先の出来事でした。「変質者」は学校の外ではなく、何と校内の教員だった、というのです。しかも、その学校の校長は、保護者が「警察に訴えてほしい」と言っているのに、事件を起こした(「強姦未遂」という犯罪を犯した)教員をかばおうとしていたのです。そんなことが許されていいのでしょうか?犯人である教員だけでなく、かばおうとした校長も責任を問われるべきではないのか?と、大変疑問に感じています。

被害に遭ってしまったお子さんの心がどれだけ傷ついているか、想像を絶するものでしょう。ケアの体制が整っているのか?教育委員会だけでなく、子ども担当の部署とも連携してカウンセリングなどの体制を早急に整えるべきである、ということを区に訴えました。学校内で起こる「スクール・セクハラ」は実は大変多く、色々なケースがある(管理職→教職員、教職員→教職員、管理職→保護者、教職員→保護者、教職員→児童・生徒・・・・)ということが調査結果からもわかっています。

学校の閉鎖的な体質を改善し透明性を図ること、が何よりも急がれる対策でしょう。
今後も学校教育に関して、議会としてもしっかりチェック機能が果たせるように目を光らせていかなければ、と思います。

 

10月19日(日) 区民スポーツ祭り


開会式に出席しました。天候にも恵まれ、大勢の区民の方々が参加して大盛況の一日だったようです。


私は、一昨年、昨年と続けて「ビーム・ライフル」に挑戦しましたが、昨年は参加者の中で最高得点(100ポイント満点で98ポイント)が得られ大満足!でした。今年は時間がなくて挑戦できませんでしたが、またやってみたいスポーツのひとつです。スポーツで身体を動かし、汗を流すことは、本当に気持ちがいいですね。もっと日常的に運動ができたらいいのだけれど・・・・といつも思っています。

 

 

10月18日(土) 世田谷産業振興&青年の祭典での「小学生と区議会議員が語る・Sフォーラム」に出席


小学生の代表6人が、日頃疑問に思っていることを区議会議員に直接質問する、という初めての試みが、青年の祭典で行なわれました。
「音楽の楽器がぼろぼろで、種類も少ないです。もっと充実してほしいのですが」「公園でボール遊びができないのはどうしてですか?」「世田谷の地名の由来は何ですか?」「環境問題で取り組んでいることはありますか?」「どうして議員になったのですか?」などなど、小学生にいかにわかりやすく答えるか、というところで苦労しましたが、とても楽しいひとときでした。

左から、自民党 新川議員、公明党 高橋議員、民主党 すがや議員、生活者ネット 桜井議員、せたがや政策会議 田中優子、共産党 里吉議員

Q&Aの前に行なわれた 3分間スピーチ

「世田谷をどんな街にしたいですか?」

 

会場のようす

 

「世田谷」と言う、地名の由来について話しています

 

参加者、全員集合!

 

 

10月16日(木) 財団法人世田谷トラスト協会評議員会

 

10月10日(金) 決算特別委員会「文教」所管での質問(田中優子) 


「教育改革」「教育の人事権を獲得すること」について質問と提案をしました。


こんなに委員会室全体が盛り上がったことはあるだろうか?というくらい、行政側も議員側もみんなが一体となって、私と教育委員会の一問一答に注目している!という雰囲気を感じました。「教育改革」も「教育の人事権を区がもつべき」ことも、私だけでなく、区長、教育長をはじめ、超党派で必要だと位置づけている政策です。だからこそ、私の質問に対して、他の議員からエールが送られ、行政側に対して「もっとしっかりやれー」というような野次も飛び、とても盛り上がったのではないか、と思うのです。


この問題に対しては、教育長から「一部からでも何かアクションを起こしたい」という大変前向きな答弁が得られたので、今後をしっかりチェックしたい!と思います。教育問題に興味・関心のある方はたくさんいらっしゃることと思います。ぜひ、ご意見をお寄せ下さい。

10月1日から決算特別委員会が始まりました
議員の質問は映像でご覧いただけます。
http://www.city.setagaya.tokyo.jp/kugikai/chukei/h15ke/index.htm       

 

                

9月27日 区立松沢中学校「家庭教育学級・コンサート」          

私は子どもの中学校で「文化委員」というものを引き受けたのですが、文化委員が担当する「家庭教育学級」が開かれました。テーマ「子どもの心、見えますか?見えていますか?」と題して、今回は「Together With YOU」というコンサートです。

クラリネット、サックスホーンの奏者であり、歌手のレコーディングの演奏や映画、コマーシャル、コンサート、等々で大活躍されている佐野博美さんと宮澤由衣さんのデュオ。リクエスト曲をたくさん演奏してくださって、とても楽しいひとときでした。

この「家庭教育学級」というのは、世田谷区教育委員会が予算をつけて、各学校のPTAで保護者たちが学ぶ機会をつくる、という目的で行なわれています。来年の1月には、「親子で性の話をしませんか?〜思春期真っ盛りの中学生の性教育について考える〜」(講師:吉田敦子先生)という企画を立てています(私の学年の委員が担当します)。

 

 

9月17日 区議会第3回定例会が始まりました。                    「せたがや政策会議」の代表質問(田中優子が担当)、反響をよんでいます    

 「エイトライナー構想と世田谷の10年後」と題した会派の代表質問、今回は最大会派の自民党世田谷区議団(メンバー16人)と同じ質問時間(40分間)を使って、「東京の流れを変える!」「世田谷の背骨を作ろう!」というテーマで世田谷ビジョンについてプレゼンテーションしました。

私たちの会派は4人しかいないので、40分というのは、一般質問の権利もすべて代表質問につぎ込んだ時間配分となっています。つまり、他の3名の議員は今議会では全く登場できない、ということになります。そんなことは世田谷区議会では前代未聞だとか。いかに今回の会派代表質問に私達が賭けていたか、そういう意気込みは、確実に行政に伝わったことと思います。

 熊本区長からは、私達の提案(構想)を、「大変スケールの大きな提案だと感じた。“世田谷区基本計画審議会”でも踏まえて議論したい」、という趣旨の答弁がありました。

こうなると、一挙に、「ただの夢構想」ではなくて、「実現可能(かもしれない)構想」となってきます。これはとてもすごいことなのではないか?!と、実はかなり興奮しています。

元々は環八の下に地下鉄を整備する、という計画である「エイトライナー構想」があったわけですが、今回、我が会派では「大深度」という新しい技術を用いれば道路の下にこだわらずに(つまり土地の所有権に関係なく)ラインが引ける、ということに着目しました。そして 「大深度エイトライナー」で世田谷区内の、東京都内の、南北交通の問題を解消しよう!という提案に至ったのです。

それは「大深度」の技術を使って既存の鉄道の駅と駅を結ぶ、という発想が根幹をなしているものですが、例えば、京王線の千歳烏山駅、小田急線の成城学園前駅、田園都市線の二子玉川駅、が大深度エイトライナーでつながって、途中の砧公園にも駅を作って、砧公園を戦略的に有効活用する(例:地下の有効活用で、災害対策としての拠点役所とともに砧公園の中につくる。火葬場も整備する。区民の憩いの場、楽しく集える場、とするためにシティホールのような施設を整備する、など、「収益性のある公共投資」という考え方で、ただ税金だけで公共事業をやるのではなく、民間投資を誘導する戦略をしっかりと立てる)、・・・

そして、つまるところは、今までのような個別バラバラの施策を縦割り行政でやっていくのではなく、「職住近接」という自治体としての大きな街づくり構想を打ち出して、すべての施策を横につなげ、区民にとってわかりやすくする、ということが必要なのだ、ということなのです。

 「職住近接」の街づくり、は、すでに都心部の自治体では戦略的に始めています。企業やオフィスが立ち並ぶ港区や品川区、中央区、などにおいては、高層マンションを建設し、夜間人口も増やしていく、それにより、税収が上がり、住民にとっても通勤地獄から解放される貴重な生活空間、時間、が生み出される、ということで、そういう自治体は土地の評価額まで(他が大幅に下がっている今の状況にあっても)下がらずにいる、ということが新聞でも取り上げられています。

こうした時代のニーズをしっかりとらえていかなければ、いつまでも「過去の栄光である世田谷ブランド」に頼っているだけでは、世田谷区はただのベッドタウンですらなくなってしまう、生き残れない、ということになってしまうでしょう。「職住近接の街づくり」による職と住民の確保、それによる税収の安定、それは「社会福祉サービスを支える」という観点からも、どうしても必要な政策だと思います。このまま先細りの税収だけを頼りにしていたら、福祉サービスはどんどんカットせざるを得ないでしょう。

この紙面だけではとても言い尽くせませんが、今回の会派代表質問は、区議会において、行政において、相当の政策転換を迫るものとなったと思いますし、10年後に夢がもてるような提案ができた、と会派としては自負しております。(駅名などはすべて例えば、ということで挙げているだけですので何も決定していることではありませんが、考え方として、既存の駅をつなぐということをわかりやすく説明させて頂きました)

 これから決算特別委員会も続きます。関係所管での質疑において、ますます元気が出るような「10年後の世田谷の街づくり」について、財政面での根拠も明確にしながら、提案&質疑を続けていきたいと思います。キャッチフレーズは「住んでよし、学んでよし、働いてよし、訪れてよし、の街づくり」です。皆様からのご意見もお寄せ下さい。

 

 

9月14日 代表質問のパネル作成中 

会派のメンバーである大庭正明議員(世田谷行革110番)が、質問時に使うパネル(今回はエイトライナーが題材なので、わかりやすく地図のパネルを用意)を作成してくれています。メールでやりとりをしながらの打ち合わせ。また、私が書き上げた質問原稿を会派メンバーに回して、修正・加筆を依頼。メールの便利さを改めて実感。この3連休、世の中の人々はお休みを満喫されているかもしれませんが、議会人たちは17日からの本会議を控えて質問準備で大忙し、です。

 

9月10日 世田谷区議会第3回定例会 質問通告〆切日        

 議会での質問項目は、通告締切日に予め提出しなければなりません。

今回、私の会派「せたがや政策会議」では、代表質問を私田中優子が担当します。会派メンバー4人分のすべての時間(権利)を投じての、会派の総力を結集した代表質問です。「エイトライナー構想と世田谷の10年後」と題して、今後の世田谷区の街づくりの方向性を示し、新たな都市再生のスタイルと世田谷ブランドの構築行政の縦割りの事業展開の限界をよこにつなげることで打開策を図る、などなど、斬新な提案と質問を致しますので、皆様ぜひ傍聴にいらしてください。

9月17日午後3時50分ごろから4時半過ぎまでの予定です。場所は、区役所第2庁舎5階・本会議場です。また、インターネット(パソコン)で、議会の生中継も見られます(終了後は録画中継もしています)。「世田谷区議会」で検索して見て下さい。                                     

区民の皆さん、一度、区議会の様子を傍聴、あるいは放映で、ご覧になってみてください!(私の質問は9月17日午後3時50分過ぎからです)

 

 

9月9日〜24日 議会報告街宣                     

9日(火)朝&夕「小田急線・梅丘駅」、11日(木)朝&夕「小田急線・豪徳寺駅」、12日(金)朝&夕「井の頭線・東松原駅」、18日(木)朝「京王線・下高井戸駅」(世田谷線側)、22日(月)朝&夕「京王線・下高井戸駅」、24日(水)朝「小田急線&井の頭線・下北沢駅」にて区政報告を行ないます。

 

9月7日 「区民体育大会」開会式に参加   

 

9月4日 「エイトライナー・メトロセブン合同促進大会」に参加

 

 

8月25日〜30日 ベトナム親善交流&視察

 「日越親善世田谷議員連盟」の有志メンバー15名と議会事務局長&庶務の担当職員、計17名で、ベトナムのホーチミン市へ

                   ベトナム親善訪問団(左端が私)

 

もともとは、ホーチミン市から、世田谷区と姉妹都市提携をしたい、というリクエストがあったことから、まずは、民間交流とか議員の交流などから始めてみてはどうか、ということで、今回の「親善交流&視察」の企画が組まれました。

個人的には、タイから戻って1週間でベトナムへ、という「東南アジアづいたハードスケジュール」でしたが、何名かの人たちがお腹を壊したり体調を崩したりしてしまった中で、最後までベトナム料理を満喫し、ジュースの氷もガリガリ食べていた私は「本当に日本人なの?!」と思われていたようです。(以下、報告です)

 

   

(車よりバイクが多いベトナムの道。この写真だとよくわかりませんが、バイクの洪水!のようでした)

(ホーチミン市の中央郵便局)


 8月25日深夜、ホーチミン市の空港に到着。

ベトナム政府関係者の他にテレビ局や新聞社など報道関係者も来ていて、かなり派手!!な対応でした。それにしても、私はなんと大きな勘違いをしていたことだろうか?!と、反省。こちらは『日越親善議員連盟』ですから、議員同士の交流、と思って出かけたのです。・・・・が、あちらはドイモイ(開放)政策の導入で、資本主義的なものを取り入れているとはいえ、「共産党が支配する社会主義国」ですから、「議員」というもの(制度)はないのです。懇談する相手はすべて政府関係の「役人」や「公務員」でした。(スポーツ文化省の役人、ベトナム国際友好連盟の総長、日本友好協会の会長、ホーチミン市○○区の区長、助役、体育専門大学学長、等々)


そして、いますぐにでも「姉妹都市提携を結んで援助してもらえるのでは!」というような雰囲気があって、最初はかなり困惑しました。懇談を重ねながら、今回の訪問は、交流のスタートということであり、これからスポーツや子どもたちの交流などをを重ねていくことがまずは重要である、という事を、議員連盟として話してまいりました。

コンチネンタルホテル

 世田谷区には、現在3つの海外姉妹都市があります。オーストリアのウィーン・ドゥブリング区オーストラリアのバンバリー市カナダのマニトバ州ウィニペグ市、です。いずれも小中学生の派遣交流事業などを行なっています。アジア地域にはまだ姉妹都市はないので、考えてもいいかもしれませんが、どういう経緯があって、どこの都市と結ぶのか、ということが重要だと思います。

        

          (パイナップルをボートで運ぶ人)

 今回の訪問では、懇談の他に、メコン川流域でパイナップルをつくって生活しているの人々を訪れたり、戦争跡地である「ク・チ」という街を視察したりもしました。メコン川流域の、時間の流れが止まってしまったかのようなゆったりとした生活を目の当たりにし、忙しい自分自身の人生を考えさせられました。


また、「ク・チ」では、相次ぐ戦争のために地下30メートル以上のトンネルを手で掘って(地下3階建て)、ベトナムゲリラは戦ったわけですが、よくあんなにすごいものを手で(クワで)掘りながら作ったものだ!!と本当に感心してしまいました。アメリカ兵が入れないようにものすごく細く掘ったトンネルで、全長250km以上、中には司令室、会議室、病院、調理室、倉庫、井戸、敵に侵入された時のためわなを仕掛けた部屋、等々があり、本当によくできているのでした。


 戦争博物館も訪れましたが、そこでは戦争の悲惨さを訴えていました。やはり、人間が人間でなくなる戦争は避けるべき、人類の最大の知恵をもってして、平和な国際社会を構築しなければ!と改めて思いました。

  

(ベトナムのトンネル)

         (私も入ってみました。すごく狭くて中は真っ暗です!)            

私は以前からタイ料理やベトナム料理が大好きで、日本でもよく食べに行くのですが、本場ベトナム料理は特に、ソフトクラブ(まだ甲羅が硬くなっていない蟹)と、シーフード鍋と、フォー(米の粉から作ったうどん)がおいしかったです。マンゴー、パパイヤ、グアバなどのフレッシュフルーツジュースも最高でした。ベトナム(ホーチミン市)は、今まさに発展している最中、という、非常に活気のある街で、私にとって、また機会があったら訪ねてみたい国のひとつとなりました。


 今後の世田谷区とホーチミン市との関係についても、関係者一同で考えていきたいと思います。

        

      (メコン川クルーズの途中の島で出されたお茶とドライフルーツ)

 

 

 

 

8月23日 平成15年度自衛隊富士総合火力演習視察

 

日本の軍事力はどの程度なのか?自衛隊の是非を議論する前に、まずは実際にどんなものなのか見てみる必要があるのではないか、ということで、会派で、自衛隊の演習を視察に行きました。当日はあいにくの天候(霧が多い)で、実弾射撃はほんのわずかでしたが、近くで爆撃を見て音を聞いてみると、それはすごい迫力でした。しかし、です。もしかしたら、一般見物客用のショー的要素があったのかもしれませんが、霧が出たら動けない、とか、何となく鈍く感じられる動き、等々、実際戦場となったら役に立つのか?あれで戦えるのか?は、素朴な感想としてはちょっと疑問、でした(自衛隊の方が読んだら怒られそうですが・・・)。私はあくまでも、武力で戦う前に対話で解決できることこそが、今の時代、外交手腕として求められている、と思っております。自衛隊の方々は大変ご苦労様ですが、自衛隊が出動しなくてすむ世の中こそ、私達が求めている世界なのではないか、と改めて感じました。

 

8月9日〜17日 夏休み 

私の第二の故郷ともいえる「タイ」へ、家族で行ってきました。選挙のため春休みも返上だったので、やっと家族サービスができた、という感じです。

 

7月23日 区内施設を会派で視察 

 

特別養護老人ホーム「博水の郷」  

砧公園&レストラン“ル・ダルジャン” 

世田谷区立駒沢生活実習所 

子育て情報ひろば(太子堂区民センター2階)

(博水の郷の入り口にて。向かって左から、上島議員、大庭議員、博水の郷の施設長&理事長、小泉議員、私)

 

議会改革について   

地方自治体の議会というものは、「内閣制」の国会とは基本的に違います。

首長(市長や区長)と議会との「二元代表制」なのだから、与党とか野党、という立場をとるのなおかしいことだと私は思います。ひとつ一つの提案に対して「是々非々」で判断しながら、本当の意味で、広く区民のために役立つ施策、政策は何か?を提案しながら、あるいは、本当に私達が納めている税金が区民のために使われているか?ということをチェックしながら、議員活動を行なっていきたいと思います。

 そのためには、これまでの慣習で「なあなあになっている」ところが多々ある(と私には感じられる)「世田谷区議会」は、議会改革が必要です。「せたがや政策会議」では、「議会改革」についての特別委員会か何らかの形で議論する場を作るべきである、と提案しました。

まだ、どういう形で検討の場が作られるかは決まっていませんが、各会派から、必要な議会改革の項目を挙げて提出し、それに基づいて、検討項目を決め、議論する場を作る、という運びになりそうです。役所とか学校などは特に(議会もですが)、「これまでのやり方を踏襲する」のが大好きで、それ以外のこと、新しいやり方、はしたくない、という体質が感じられます。しかし、そういう姿勢でいたら、これからの時代にはついていけないでしょう。少なくとも、議会はもっと区民のために役立つ仕事ができるよう、勉強し、議論ができるような形にして活性化を図るべきだと感じています。 

具体的に私たちの会派では、「審議会等、区長の直属の諮問機関に議員が入っているのはおかしい」という主張を通しています。これは、新たに選ばれた熊本区長も同じ考えで、これまで議員がメンバーになっていた審議会などから(法や政令等で議員の参加が規定されているものなどを除き)、区長は基本的に議員をはずしました。議員は、区長から出された「審議会の答申」を元に、議会で議論する、という立場にあるはずです。にも関わらず、一番区長の意思が反映されるべき『世田谷区基本計画審議会』の構成メンバーに、区長は議員を入れることにしました。これは大変矛盾していると思います。

というわけで、私たちの会派では、この『基本計画審議会』の議員枠を返上して構成員とはなっておりません。「基本計画」についても、議会で十分に議論し、提案していきたいと考えています。それこそが、議会改革の大きな一歩であり、本来の議員のあり方だと思うからです。

 

 

会派早朝ミーティング  

 5月から新会派を結成して以来、毎週月曜日の朝は7:30〜ファミレスで朝食をとりながら、会派メンバーがそろって「今週の予定の確認と打ち合わせ」をやっています。その他の日も、他に用事がなければほぼ毎日のように、朝8時に役所の議員控室に集合で(役所の職員よりも早い!)、勉強会、調査活動、行政ヒアリング、政策立案、議会質問の準備、区民の方々との面談、打ち合わせ、等々を行なっています。

 「登庁ランプ」の点灯率が一番高いのが、私達「せたがや政策会議」の議員ではないか、と思います。4人ともまじめで勉強熱心、そして議論好き。時には政策論争で激論にもなりますが、最終的には必ず「会派の意見」としてまとめあげ、議会の中で最強のチームワークを発揮して頑張っていまーす!

 

7月14日〜16日 文教常任委員会視察                 

神戸市、倉敷市、広島市を視察してまいりました。詳細は「勉強会&活動報告」のページへ 

 

 

6月11日〜20日 世田谷区議会第2回定例会              

田中優子の一般質問 「東京外環道は慎重に議論せよ」 「保育の第三者評価制度をいかせ」詳細は「田中優子レポート」のページへ

 

 

5月20日〜23日 臨時議会                            

新しく選ばれた52名の区議会議員の会派構成や役職、議会の議長、副議長などが決定しました。詳細は「世田谷区議会のホームページ」をご覧下さい。

 

田中優子 議会での所属が決定 

文教常任委員会・副委員長

公共交通機関対策特別委員会・委員 

(財)世田谷トラスト協会・評議員  

(財)世田谷保健センター・評議員    

                               

5月より新たな議会で活動をスタート  

議会内会派「せたがや政策会議」を結成(メンバーは以下の4名) 

上島よしもり議員 (自由党世田谷、2期目)    幹事長 

田中優子      (世田谷市民クラブ、2期目)  政調会長

大庭正明議員   (世田谷行革110番、5期目) 

小泉たま子議員  (新風21、3期目)

        

    

4月27日 統一地方選挙                                  

世田谷区議会議員2期目に当選(4524票・52人中12位)これからの4年間、区民の皆様からいただいた信託に十分にお応えできるよう、しっかり仕事をしていきたいと思います!

 

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