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3月
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2004年3月 「活動日誌」
3月31日(水) 公職選挙法違反の記事が2件、新聞に掲載される 今日の新聞には、公職選挙法違反に関する記事がふたつ載っていました。 ひとつは、昨年11月の衆院選で当選した民主党宮城1区の今野東、同2区の鎌田さゆり両議員派の労組幹部ら五被告が利害誘導の罪に問われた「百日裁判」の判決公判。仙台地裁は、連座対象の電機連合会宮城地方協議会議長、恵美須浩司被告ら三被告に懲役2年〜1年8ヶ月執行猶予4年を言い渡した、ということです。判決が確定すれば、両議員とも失職する可能性が高いそうです。 もうひとつは、身近な23区内の区議の事件。禁止期間に渡って政治活動用のポスターを貼り続け、撤去命令に従わなかったとして、最高裁が江東区議の林巌被告に対し、上告棄却する決定をした(「同被告は失職する)そうです。 世田谷区議会でも、昨年4月の統一地方選挙において、公職選挙法違反で逮捕され辞職した議員が出たことは記憶に新しいことです。 議会というのは、国民や市民の代表として選ばれた人間(議員)が、国や行政のやっていること(予算案や予算の執行)が適切かどうかをチェックする機能、のはずです。その議員が、自ら、国民や市民に信用されないようなことを行なうようでは、政治はますます不信感をもたれても仕方がない、ですね。国民が投票に行く気すらなくしてしまっても仕方がない、ですよね。でも、それでいいのだろうか?そんなことではいけない!と思います。議員自らが姿勢を正して、政治の浄化を行なっていくことが、フツウの市民感覚として有権者に求められていることではないか、と私は心の底から思います。 “もっと、もっと”・・・と、どんどんエスカレートしていく選挙時独特の雰囲気。“できることはこれもあれも何でもしなくちゃ”・・・と、追い詰められるような選挙戦線時の異状なムード。・・・つい1年前の今頃、私も、選挙まで1ヶ月を切り、ほとんど何もできない状況に焦っていました。・・・ということを思い出しながら、今後の活動には十分気をつけなければ!と改めて感じた一日でした。
※昨日、夕食の支度をしている時に、指の爪をちょっと削いでしまう、という怪我をしてしまいました。ちょっと、なのですが、指先には神経がたくさんあるために、とても痛い。パソコンのキーボードを打つのも他の指を使ったりしながらで、大変時間がかかります。忘れかけていた「健康であることのありがたみ」についても、改めて感じているところです。皆様も、色々お気をつけ下さい。
3月30日(火) 議員の交通費についての新聞報道 & 旧谷岡家表門の復元 今日の東京新聞に、「徒歩1分でも1日1万円、消えぬ特権意識」と題して、「地方議員の交通費」のことが出ていました。 この議員の交通費(費用弁償)の考え方は、一般市民の感覚からしたらおかしい。今の時代に合うものではない、と、私たちの会派では議論し、当面自分たちにできることとして、1回につき5000円は公金に戻そう、ということを、形で表すことに致しました。明日が決済となる「政務調査費」の中で調整し、実質的に公金に戻す、という考え方です。 これは、議会全体の決定ではなく、とりあえず自分たちがおかしいと感じたことは何らかの形に表すべき、という思いで始めているわけですが、議会としても十分に理解できる市民感覚だと思います。きっと、世田谷区議会全体としての見直しが実現する、と、信じています。
今日は、もう一つご報告が。
納屋(昔の道具) もう桜がきれいに咲いていました 次大夫堀公園には他にも保存している民家があります
3月29日(月) 第1回定例会最終日 今日は、久しぶりに本会議場に戻り(予算委員会はずっと委員会室で行なわれていたので、議場は久しぶり〜!という感覚です)、第1回区議会定例会の最終日が行なわれました。 まず最初に、予算特別委員会の石塚一信委員長より、30分間に渡って、今予算委員会での質疑の内容と各会派の態度表明、それから採決の結果についての報告がありました。その後、壇上で、各会派の意見が開陳(発表)されました。 意見開陳の順番は、小さい(人数が少ない)会派から、 反対→賛成→反対→賛成→・・・・・という順に行なわれます。私(せたがや政策会議)は、7番目の出場で、予想していた出場時刻がまったくはずれてしまいました。1:30〜2時頃の間、ではなく、2:30ぐらいでした。 「せたがや政策会議」は、平成16年度の予算について、一般会計予算と4つの特別会計すべてに賛成いたしました。 全会派の意見開陳が終了したのち、採決が行なわれ、平成16年度の予算はすべて賛成多数で可決されました。
送別会の様子 (左端は民主党のあべ力也議員。シャッターチャンスとタイミングが合いませんでしたね) さて、今日は、議会終了後、今年度をもって退職される行政の管理職の方々との送別会を、議員互助会の主催で、区役所第2庁舎の委員会室にて行ないました。今年度、世田谷区役所の職員で退職される方の数は176名。内、人事交流等で退職する形をとる、という人を除いた「純粋な退職者」は125名前後だそうです。果たして退職金はいくらぐらいになるのか?!(当然、ウンじゅう億でしょうねぇ・・・) これについては、現段階では正式に発表できない、と。31日にわかりますので、またご報告いたします。(楽しみにしていて下さい) 本当に、長丁場の議会は疲れました。でも、最終日を迎えたこの解放感は、何とも言えない喜びであり充実感であります。これはきっと、仕事をしているからこそ味わえる満足感、ですね。
3月28日(日) 一日中仕事、の日曜日 今日は、午前中に『田中優子レポートNO.5』が届くことになっていたので、朝から事務所へ行って、新聞を読んだり書類の整理などをしながら待機。レポートが届いてからは、郵送するリストにプラスする分のセットづくり。レポートを三つ折りにしたり、封筒詰めをしたり、宛名シールを貼ったり、ポスティングをお願いする方々への呼びかけの手紙を作成したり・・・・。そして、郵便番号別に仕分けした封書を、4ヶ所ある世田谷区内の郵便局(成城、玉川、世田谷、千歳、以上4つの本局があります)を回って、郵送手続きを済ませました。(それだけで3時間近くかかりました) その後、事務所に戻って再び作業。「夕飯どうする?」と、家から電話が入ったのが7時半。あっという間に夜になってしまったー、という感じです。 急いで買い物をして家に戻り、食事を済ませた後、またパソコンに向かって仕事。昨日作成した「意見開陳」、会派メンバーから、修正・加筆等のメールが入っていたので、内容を確認しながら原稿を推敲し、最終版をまとめました。他にも、いくつか返信が必要なメールがあり、対応していたら、今はもう29日の午前2時30分です。 日曜日は我が家では掃除の日、なのですが、それすら出来ずに終わってしまった一日でした。
3月27日(土) 意見開陳の原稿を入力 今日は、月曜日に発表する「意見開陳」の原稿をざっと仕上げました。 このところ、何が忙しかったか、というと、色々あるのですが、何と言っても、『田中優子レポートNO.5』の作成、でしょう。明日、仕上がったものが事務所に届くので、発送しなければ、と思っています。レポートは、このホームページにも、ゆくゆくは載せるつもりですので、更新情報をよく見ていて下さいね。 また、レポート郵送を希望される方はトップページに「メールはこちら」というところがありますので、そちらから「レポート郵送希望」と、ご連絡下さい。お名前、ご住所をお忘れなく、よろしくお願い致します。FAXでのご連絡は、03-3322-8131までどうぞ。 今日は、ちょっと出かけた時に、ある駅で、区の管理職のおひとりに偶然会いました。(休日なのでラフな格好をしていましたが)何やらスポーツでもしに出かけるような様子(大きめのバッグとか服装とか)。で、聞いてみたら、「社交ダンス」という答えが返ってきて意外!でした。でも、そういわれて見れば「なるほどー。背も高いし背筋がピンと伸びていて姿勢がいい。踊る姿は格好いいだろうなぁ・・・」と納得です。 「趣味」って大切ですよね!と改めて思いました。ちなみに、私は、バレエの発表会の、プログラム用の写真撮影のために出かけたのですが、どんなに疲れていても、こうした「趣味の時間がもてる」と、気分転換、リフレッシュになるものだー、と、つくづく思いました。(とはいえ、睡眠時間の補給も大事なのですが・・・・)
3月26日(金) 管理職の人事異動の感想&会派ミーティング 今日は、29日(月)の本会議における「意見開陳」の原稿を、会派メンバーで練りました。 第1回区議会定例会も、いよいよ29日で終了します。最終日であるその日は、各会派が、平成16年度の予算に対して、賛成か反対かの態度を表明し、それに対する意見や要望を述べる、というスケジュールとなっています。(平成16年度の予算は、すでに、24日の補充質疑の後に、各会派の賛成か反対かの態度表明が行なわれ、賛成多数で可決されています) ところで、昨日発表された、4月からの、役所の管理職の異動について。 あと数日で4月、平成16年度のスタートです。時間がない中での引き継ぎなど、役所の職員も大変だろうと思いますが、異動があった人には、新たな部署でしっかり頑張って頂きたい!と思います。
3月25日(木) 午前・松沢小学校卒業式に参列&午後・会派で南青山を視察 今日は、世田谷区立の小学校(全64校)で卒業式が行なわれました。 最近の卒業式は、どこの学校も歌や合奏を取り入れていますが、松沢小学校も、卒業生、在校生双方ともよく声が出ていて、とても感動的な式でした。来賓の挨拶も、代表して近隣中学校の校長先生が行なっただけ(あとは、名前の紹介のみ)だったので、とてもよいと思いました。(どんな式典も、来賓挨拶が長いと不評ですからねぇ・・・) 3月は、“別れ”と“新たな出発への決意をする季節”、ですね。そして4月は“出会い”の季節。 午後は、会派メンバーで南青山へ。池尻中学校跡地で新たに始められる予定の「(仮称)ものづくり学校」を担当することになった(株)イデーの代表、黒崎輝男さんにお会いして、お話を伺いました。今回、区が委託することになった「イデー・Rプロジェクト」とは、「廃校を復活させる」という事業ですが、ただ“ 学校跡地を利用して何かを始める”だけではなく、街づくり全体の構想、情熱、創造力、パワーを感じ、いつも行政という公共の中でモノを考えているいる私としては、時代の先端を行く民間活力に触れ、新鮮な気持ちを感じると共にとても勉強になりました。 この「(仮称)ものづくり学校」のことは、予算委員会でもいろいろ質疑が行なわれていましたが、隣接する池尻小学校の子どもたちの安全確保に十分な対策をとることが必要です。それを踏まえた上で、これまでの行政の発想とはちょっと違った新たな取り組みとして、注目したいと思います。
※昨日の「せたがや政策会議」大庭議員の質疑については、今朝の読売新聞、毎日新聞報で報道されました。(大庭議員のホームページ『備忘録 2004年03月25日』を参照)
3月24日(火) 予算委員会7日目「補充質疑」 予算委員会の最終日である今日は、区長が出席する「補充質疑」でした。 これまでの委員会の中で様々議論されてきたことの繰り返しもあれば、新たな質疑もあります。 「一体、いつ、終結宣言ができるのだろうか?」ということもありますが、これは事務レベルでの問題で、課長なり部長なりがしっかり監督するべき問題で(何のために部課長がいるの?!と言われないためにも)、このレベルの不祥事で、いちいちトップである区長が責任追及されていたら、区政はもたない。部課長でしっかり指導監督せよ!ということを意見しました。それから、最も大切なことは、今後、大きな仕事をしようという時に、自治体の基礎体力とも言える「信頼度」が揺らいでいたら、何もできない、ということです。そこをもっとしっかりやれ!、と、今日の委員会では確認&叱咤激励しました。(会派としての意見ですが、担当したのはおおば議員です) この他に、今日は、報告が二つあります。 「小田急線・代々木上原駅〜梅丘駅間、連続立体交差(地下化)事業に着手」 「児童にわいせつ、世田谷区立小学校の元教諭懲役7年」
3月23日(火) 区立烏山中学校改築内覧会 「烏山中学校」の建て替え工事が終了し、今日は内覧会が行なわれたので、視察に行ってきました。 校舎全体像 新しい校舎は気持ちがいいですね。同じ区立中学校なのに、我が子の学校は・・・・と(保護者の立場からすると)ため息が出てしまいました。今後、校庭整備工事が行なわれますが、テニスコートもできるそうです。 一般開放する温水プール ランチルーム ただ、気になったのは、校舎の色!写真でお分かりになるでしょうか?オレンジと茶の間の色というのか、とても周囲に調和した色とは思えないですし、生徒たちが落ち着く色とも思えないのは私だけ?・・・いえいえ、地域からも全部塗り替えてほしい、という声があるそうです。「誰が決めたんですか?」と思わず担当者に聞いてしまいました。(設計者と業者と教育委員会とで決めたそうですが)・・・・でも、塗り替えることなどできる財政状況にはありません。慣れるしかない、ということでしょうか。これは次の建て替え校のいい反省材料にしてもらいたい、と思います。 クライミング・ウォールは武道場入り口に設置されています(高さ8m×横4m、上部3mが前に20度まで傾斜) 平成16年度(この4月)から、新しい校舎で授業開始だそうです。一般開放施設は、すべて「けやきネット」で予約するシステムとなっています。話題の「クライミング・ウォール」は、1回1時間以内300円、15歳以上で講習を受けた人(二人組み)のみが使用できます。私もやってみたいなー、と思いました。
3月22日(月) 予算委員会6日目「文教領域」 予算委員会5日目、無事、私の質問も終了しました。 文教領域では、「教育における男女共同参画について」(社民党の羽田圭二議員、“母親だけが家庭に戻れ、というのではなく、必要なのは父親が家庭に戻れるようにしていくことである”と、いい意見でした!)、「学校自由選択制」、「52分授業」、「性同一性障がいについて」(レインボーの上川あや議員。昨年のこの予算委員会では、私が、“まずは印鑑証明の性別欄から削除してはどうか”という提案をして、それが通り、その後、区役所が扱うすべての書類を洗い出して性別の記入が必要ないものはすべて性別欄を削除するに至りました。昨年4月9日の朝日新聞に関連記事が取り上げられています。国でも関係法案が通るなど、性同一性障がいについての施策は、まだまだ課題があるとはいえ、この1年で大きく動いていると思います)、「中学校の部活動」、「学校外部評価委員会」、「学校の安全対策」、「区立幼稚園問題」、等々について、質疑が行なわれました。 やっと、議会質問という公務が果たせて、充実した気分です。今回も、きっちり詰めることができたと思います。あとは、引き出した答弁がどれだけ実行されるか、今後しっかりチェックしていきます。2週間ほどで、区議会のホームページ(議会録画中継)にアップされると思いますので、ぜひのぞいみて下さい。
3月21日(日) 明日の「文教」の質問原稿を仕上げました 明日は、いよいよ私の出番(と、16日の日誌にも書いたのですが、思わぬリタイアとなってしまい、今度こそ、やっと出番!)なので、今日は、一日パソコンに向かって質問原稿の入力、推敲、まとめをしておりました。 内容は、「“箱モノとしては立派なのだけれど何をやっているのかよくわからない教育センター”の改革について〜教育相談と情報教育の推進体制をしっかり作れ〜」「学校・教員の評価の公開による学校改革を!」「学校敷地内での教職員の禁煙の推進について」を考えています。(時間が足りなくて、全部できるかどうかわかりませんが) 特に、二つ目の提案は、「“学校選択制”を導入しなくても学校改革はできる!」ということの具体案になるもの、と思います。私の質問時刻は、22日(月)夕方の5:20頃から5:50過ぎまで、31分間の予定です。(※質問時間は、基本的に一人10分で、それに会派の人数をかけます。その後、2割程度削減されたものが、会派の持ち時間となっています) 議会の生中継もインターネットで見られますので、お時間のある方はぜひアクセスしてみて下さい。世田谷区議会のホームページから、左上にある「議会中継」のページへ(・・・と、これも、16日に同じことを言っておきながら出演しなかった、という前歴がありますが、今度こそは大丈夫ですので、よろしくお願い致します!約2週間後には、録画放映が見られるようになります)
3月20日(土) 国の財政状況を家計簿的に見てみると・・・ 今日は真冬に戻ったかのような寒い一日でした。“冷えは万病のもと”、と言われていますが、“暖かくなったー!”と思った途端、真冬のような寒さ・・・という天候はクセモノです。私はかなりの冷え性で困っているのですが、皆様もお気をつけ下さいね。 さて、今日は国の財政状況を家計簿的に見てみたいと思います。 このことは周知の事実かとは思いますが、信じられますか?よくそれで一国が成り立っているものだ、と、飽きれてしまいます。もし、家庭で上記のような生活をしていたら、その家庭の家計はあっと言うまに破綻してしまうでしょう。 地方自治体の予算審議を預かる私たち議員は、責任をもって、区の財政が健全に向かうように考えなければならない、と思います。
3月19日(金) 松沢中学校卒業式に参列 今日は、区立32校の中学校で一斉に卒業式が行なわれました。予算委員会は休み(事務整理日)です。私は、息子が通っている、地元の松沢中学校に来賓として参列しました。 世田谷区の小中学校では全校で、男女混合名簿が導入されています。卒業証書をもらうのも、「一斉に男子」「その後女子」という順番ではなく、男女が混ざって50音順で受け取っていきます。「男女混合名簿」は、男女別の名簿に慣れきっている人からすると(教員のみならず、保護者もですが)違和感があるようですが、実はこの方がずっと自然でいい感じ、だと私は思います。できるだけ不要な区別はしない方がいい、と。 松沢中の卒業式は、在校生の送る言葉の時に送る歌も歌われ、卒業生の別れの言葉の時も歌が歌われました。そのため、証書をもらった後は、男女別れて席につく(ソプラノ、アルト、テノール、バスというように)、という工夫がなされていました。「歌」はいいものですね。感極まって涙している生徒も多数見受けられ、「ああ、3月って、別れの季節だなぁ・・・」と私も、昨日に引き続き、感慨深い気持ちに。 生徒たちはみんな、卒業証書を受け取る態度が立派でした。そして、受け取った後に、校長先生と握手をする生徒がたくさんいました(きっと人気の校長先生なのでしょう)。それぞれが、新たな道へとスタートする節目ですね。色々な可能性を十分にいかした人生を送ってほしいなぁ、と思います。 ※池尻中学校と新星中学校は、今日が最後の卒業式でした。4月から、新星中の敷地に二つの学校が統合された「三宿中学校」が誕生します。
3月18日(木) 予算委員会5日目「都市整備領域」 今日は「都市整備」関連の質疑が行なわれました。 一番話題になったのが、「祖師谷のミニ循環バス実験」。3月9日のこのページでも報告していますが、「とてもバスが走れる道ではない!」という反対意見が相次ぎました。「地元に住んでいるが反対」という意見が出たかと思うと、「地元がOKしているんだから他の地域の議員がとやかくいうのは大きなお世話」という野次がとんだり・・・・。全体的には、「無理でしょー!」という雰囲気でしたが、行政としては「実験なのでやりたい」ということ。考えようによっては、「実験してみて無理ということを証明する」ということが必要なのかも??・・・とはいえ、実験にもお金(税金)がかかるので、無駄なことはしないように、地元住民との合意を得てから始める、というのがやはり筋だろう、と思います。 「昨日、モニターを見ていたのだけれど、違う議員が質疑をしていたのでびっくりした!」「体調は大丈夫ですか?」というメールを頂いています。ご心配をおかけしてすみません。全然大したことはなくて、もうすっかり元気です。結局、私の出番は、22日(月)の文教の質疑のみ、となってしまいましたが、今、しっかり準備しているところです。ご期待下さい!(もう絶対に、また健康管理が悪い、なんてことのないように気をつけます!) 明日は、区立中学校の卒業式。3月、4月は、別れと出会いの季節、ですね。区の職員も、退職される方が多数ありますし、異動もあります。何だか感慨深いです。
3月17日(水) 予算委員会4日目・・・会派的ハプニングが! 今日は「福祉保健領域」の質疑の日、いよいよ私の出番!のはずでした。 もしも、議会放映“生中継”を見て下さった方があったら大変申し訳ありませんでした!今回は気合を入れて、とてもいい質問に仕上げられた!と思っていただけに残念でしたが、大庭議員がきちんと質問原稿を引き継いでくれたので、会派としての質疑はばっちりできました。「乳がん検診について」という項目もあったので、大庭議員にはちょっと気の毒だったかも・・・??ですが。午後からはすっかり元気になりましたのでご安心下さい。 さて、今日の全体の質疑としては、国民年金制度(平成14年度、区民の23.8%もの人が滞納していて、滞納額が70億3200万円にもなっている!)、障がい者のニード調査&就労支援、不妊治療、子ども部の設置、職員の窓口接遇、介護保険制度、幼稚園と保育園のボーダーレス化(一元化)、特別養護老人ホーム、子ども家庭支援センター、がん検診、基本健康診断、福祉分野の再構築、等々について行なわれました。 わが会派の「豊かな福祉は豊かな財政(税源)によって支えられるもの。福祉サービスを受ける側からだけの視点で考えるのではなく、豊かな財源をいかに捻出するか、ということも考えよ!」「社会の変化により、福祉の概念も変わってきている。社会基盤が整っていなかった時には、現金・現物支給という方法しかなかったが、サービス基盤が社会に構築されてきた現在、福祉のあり方を根本的に見直すべき」という主張は、まさに現実論だと思います。「ばらまきの福祉」で、世田谷区の財政がもつ状況にはありません。福祉とは何か?ということを根本的に見直し、精査し、再構築しなければならない、と考えています。(もちろん、セーフティー・ネットは必要ですが)
予算委員会の途中の休憩時間に、姉妹都市である「カナダ・マニトバ州・ウィニペグ市」から、親善訪問団が表敬訪問のため議会を訪れました。3月16日〜28日までの滞在で、中学生16名と引率の先生が3名。受け入れ先は、世田谷区から交換留学生としてウィニペグ市を訪れた区立中学校の生徒と先生方の家です。 自己紹介では、みんな日本語で名乗ってくれたのはいいのですが・・・・、
3月16日(火) 予算委員会3日目「区民生活領域」 今日は、「区民生活」の分野での質疑が朝10時〜夕方6時まで、行なわれました。 内容は、出張所改革、リサイクル問題、ゴミの夜間収集、青年の雇用対策、防犯パトロール、商店街の活性化対策(産業振興条例一部改正の効果)、男女共同参画、等々について。 ちょっと前までは、ほとんど私が一人で「男女平等教育」や「男女共同参画社会の実現を!」と訴えていたのですが、女性区議が増えたせいか、今日は他の会派(男性区議も含む)から何人も、「男女共同参画について」(関連して、DV-ドメスティック・バイオレンス、児童虐待についても)の質疑が出ていました。私が言わなくても大丈夫になったなんて、感動ものです。 「差別じゃないぞー!ただの区別だー!」「何言ってんだ!わからん!」という野次が、ある一定方向(の議員席)からたくさんとんでいました。社会は変化しているのに、(あの方たちは)相変わらずだなぁ・・・・。 それにしても驚いたのは、世田谷区では、管理職の女性が通称を使うことは認められておらず、平成16年の2月から使用可、となったというのです。つまり、今年の2月1日に着任した新助役、山田真貴子助役が、旧姓使用で仕事をしたい、という希望があったので、そこで初めてルールを変えた、ということなのです。『男女がともに生きるせたがやプラン』というものを策定して、男女平等施策に取りくんでいる区がそんなことだったとは?!びっくりしました! 今日の我が会派の質問は小泉たま子議員。「粗大ゴミを区民が自分で持って行って出せるように!」という質問には、「実施に向けて検討する」といういい答弁が引き出せました。また、「粗大ゴミに出される自転車、約2万3800台が、106台しか区民に還元されていない(無料で配布されているが、競争率100倍!)、という大変もったいない状況を改善せよ!もっと活用できるはず!(府中市では1台5000円8000円で、店頭で販売している)」という、具体的でとても歯切れのよい質疑でした。 明日は、いよいよ私が質問に立ちます。午前10時30分頃〜11時頃まで。生放映をしていますので、お時間のある方はインターネット中継でご覧になって下さい。
3月15日(月) 松沢中学校保護者会に参加して 今日は、予算委員会はありません(事務整理日)でした。でも、質問準備で役所には行ったのですが、私は、議会質問の取材を途中一時抜けて、息子の中学校の保護者会へ。保護者会は、全体会には間に合いませんでしたが、クラスに分かれての会には何とか間に合いました。 予定では、クラス懇談会は午後3時半〜4時、となっていたのですが、担任の先生から、この1年間のクラスの状況など、色々なお話があり、その後、出席している保護者(全員お母さんですが)から、一言ずつどうぞ、ということで、結局終わったのは5時過ぎ。あわてて役所に駆け戻り、夜8時過ぎまで議会質問の取材の続きをしました。でも、保護者会は、とても貴重な情報交換の場であり、有意義な集まりだったと思います。中学生というのは、成長や発達の個人差が大きく、また一人の子どもの中でも、身体の成長と心の成長がうまくリンクしていなかったり、複雑な時期なのだなぁ、と、他のお子さんたちの話を聞いて、改めて感じました。 「“学校、どう?”と聞いても、“別に・・・”とか“ビミョー・・・”としか答えてくれなくて、全然様子がわからない」、というお母さんがいるかと思えば、「今日先生が話されたことは全部家で子どもから聞いています」というお母さんも。ちなみに我が家では、結構色々な話をするので、彼自身のことも、友達のことも、情報としてかなり入っています(クラス内のカップルの話なども)。もちろん、「誰にも(他のお母さんには)言わない」という約束の上で、ですが。(政治の世界でもそうですが、情報って大事ですね) きっと今日は、「ガムを噛んでいたのはあなた?!」「作文出していないでしょっ!今日中にやりなさい!」「友達の辞書を蹴っ飛ばして遊んでいたのは誰?」・・・等々、我が家と同様、保護者会に出た家では子どもたちが尋問されていることでしょう(笑)。 そんなこんなで、しょっちゅう怒ってばかりで(そう、“勉強しなさい!”ってやつです)、あとから自己嫌悪に陥ったりする子育てをしているわけですが、それでも、子どもの存在はかけがえのないもの、ですね。何だかんだ言っても楽しくて、夫にとっても私にとっても、心の支えとなっている、と思います。
3月14日(日) 「国会議員の女性比率」と「夫婦別姓法案の見送り」
3月10日「国会議員の女性比率 日本低迷 7%で134位」 昨秋の衆院選で女性議員が減り、昨年3月の発表時よりさらにランクを下げた。欧米主要国に大きく後れをとり、アジアの平均も下回った。議会が存在する世界181カ国中の順位も132位から一段と後退した。
3月12日「〜家族壊れる、反対強く〜夫婦別姓、自民見送り」
みなさんはこの二つの記事をどう思われるでしょうか。 まず、「国会議員の女性比率」ですが、私は関連記事を2月21日に載せ、コメントしています。 次に「夫婦別姓」。 「家族が壊れる」「夫婦の絆が失われる」という別姓法案反対者の主な意見、気持ちはわかりますが、でも、別姓を選択する夫婦は合意の上で別姓を選択するのです。絆の強さは同姓を選択した夫婦と同じか、それ以上でしょう。同姓でなければ絆が保てない夫婦、家族・・・だとしたら、その方が悲しいと思いませんか? いずれにしても、「同姓を認めない、という法案ではない」のです。「別姓を選んでもよいということを選択肢に入れましょう」という法案が、提出すらできない、という現国会の時代錯誤の認識を、私はとても残念に思います。もっと世論に敏感になって、時代の変化や流れを読み取るセンスをもった人たちに頑張ってほしい!と切実に感じた記事でした。私たちにできることは、やはりそういう人たちを「選挙で選ぶ」しかないのでしょうね。「選挙は大切」です。
3月13日(土) 難解!だけど大切、「都区財政調整制度」とは? これは略して「財調」と呼ばれているものですが、簡単に言うと、「地方交付税の東京都版」のようなもの、です。 平成11年度までは、23区は東京都の事実上、内部団体的扱いで あり、「市」のように独立した自治体としては認められていなくて、都と区は親子のような関係でした。親である都が、子どもたち(23区)をできるだけ平等に育てよう(あるいは、23区をひとつと考えてまとめて面倒みれば効率的)と思い、3種類の税金(調整三税と呼ばれているもの。固定資産税、市町村民税法人分、特別土地保有税)を都が各区から集めて、「23区が全体として適正な水準を保ち得るよう配分する」のです。 ちなみに、わかりやすく例えて言えば、集めた税金より多くもらっている区は23区中16区。つまり世田谷区を含む7区が他の16区を支えている形になっているのです。
世田谷区には85%ほどしか税が戻ってきません。 で、驚くべきは、集めた税金の400%とか500%近くもらっている区がある、ということです。もちろん、それだけもらえるにはそれなりの理由(言い分)があるのでしょうけれど、しかし、です。もし、それらの区が、“それだけもらっても世田谷区よりずっと経営状況が苦しい”というのならまだ理解もできますが、「経常収支比率」(自治体経営が健全であるかどうかを図る指標のひとつ)が、世田谷区よりもよかったりすることがあるので、世田谷区民としては納得いかないぞ!と思うわけです。 平成12年度から、「都区制度改革」によって、23区は東京都の内部団体ではなく、自立した自治体として認める、ということになっています。しかし、「都区財政調整制度」という複雑な財政の仕組みのせいで、世田谷区は、なかなか自立した自治体としての都市経営ができない(つまり、私たちが納めた税金がそのまま世田谷区で、世田谷区民の思うとおりには使えない)状況にあります。 こうした閉塞感を打破するために、「せたがや政策会議」では、この点においては、区長と議会が団結して、政治主導の視点でリーダーシップ、イニシアチブを発揮し、世田谷区が23区の先頭に立って改革できるようにしなければならない、と、考え、主張しています。 ※この「都区財調制度」については、昨日(3月12日・企画総務)の、自民党・川上和彦議員の質疑が詳しい(宮崎財政課長とのわかりやすい一問一答でした)ので、後日(2週間ぐらいでアップされると思います)区議会ホームページ「会議録検索システム」及び「議会中継」をご参照いただければと思います。
3月12日(金) 予算委員会初日&2日目は・・・ 昨日報告した「不祥事」が、早速、今朝の新聞に載っていました。 正確には、平成11年度に発注した道路工事の代金が136万5000円で、平成13年8月に代金の一部である49万円を振り込んだが、残りは支払われないままになっていた、ということです。また、受注業者を決める場合は、3社以上の見積りを取るよう区の経理課が指導しているにも関わらず、この担当係長は、今回の業者だけから見積りを取り寄せ、課長の決済を受けずに工事を発注していた、というのです。 一体どうしてそのようなことが起きるのか?支払わないままで放っておく、ということができるシステムがそもそもおかしい、と素朴な疑問?を感じます。もちろん、調査します!また、支払いだけでなく、発注の際の見積りも3社以上、という指導があるにも関わらず1社に頼んでいる、というのはどういうことなのか?課長を無視して係長が好き勝手に発注できるシステムなの?と、これまた素朴な疑問。だったら課長はいらないじゃない?課長の役目って何なの?・・・と思いませんか。 こういうケースも初めてではないし、役所全体の雰囲気、慣習が緩んでいるのだろうと想像がつきます。それは、信用が第一の行政にとって、サイアクのこと、です。前区政の負の遺産をここで払拭し、新たなスタートを切らなければ(職場を引き締める、ということです)なりませんね。本当に、真剣に! というわけで、不祥事についての質問(自民党)から始まった予算委員会の初日、「総括質疑」(11日)。 すでに区長も教育委員会も、世田谷区においては「学校選択制(学区域の撤廃)は行なわない」と表明しています。が、公明、民主が「中学校においてはやるべきだ」と主張。でも区長の意思は固い、という答弁でした。それでいいと思います。“ぶれないこと”、が信頼に結びつきます。(もちろん、十分に議会や区民の声に耳を傾けた上での判断であれば、という条件付きですが。つまり、この学校選択制について、区長は「最初は、学校選択性は時代の流れだと思っていた。しかし区長になってみて、安全安心の街づくりを進める上で、よりよい街づくりには郷土愛が大切だと考えるようになった。その土地に生まれ、育ち、学ぶことで地域を愛する心が育つ。したがって学校選択制は当面行なわない」と、十分な判断の元で、最初の考えを変えているわけです。再び変えたら、“ぶれる”ということになりますよね)
予算委員会二日目の今日は、「企画総務領域」の質疑でしたが、(株)サービス公社の問題、都区財政調整制度の問題、23区一体の理論からの脱却(真に自立した自治体を目指すには)、電子自治体の構築、等々、「せたがや政策会議」が昨年の決算特別委員会(10月15日の質疑・大庭議員)や、第4回定例会(11月28日・上島議員)、先日の代表質問(3月1日・大庭議員)で取り上げたことだなぁ、と思いながら聴いていました(詳細については区議会のホームページ・会議録検索システムへ)。
この土日で、福祉保健領域(いよいよ来週、17日が出番です!)の質問原稿を書かなければなりませんが、実家の引越しもあり、すっごく大変!!・・・です。持ち前のパワーと根性で何とか乗り切らなくては!と思います。
追伸:今日、区の職員(管理職)のお一人が声をかけてくれました。「ホームページ見ていますよ。あれだけ更新するのは大変でしょう?すごいですね」と。
3月11日(木) また不祥事が発覚・・・ 昨日の夜、会派幹事長と都市整備委員に「不祥事」の連絡が入りました。 少し前に、砧総合支所の土木課で(※世田谷区は地域行政制度を敷いているので、本庁の他に、世田谷、玉川、砧、北沢、烏山、の5つの総合支所があります)、測量を業者にさせたのに数年間に渡って未払いのままだった、という不祥事が発覚したばかりです。・・・不祥事に関しては他にも、課税台帳の紛失事件、庁内パソコンの不正接続によるウィルス感染事件、領収書の偽造によるパソコン不正購入事件、等々、続出しています。どれも、個人の利益のために行なわれたものではない(同情に値するものだ)という感覚が内部にはありますが、そうだとしても、こういうミスや故意的な事件は許されることではありません。 今回の事件に関しては、区としては、全土木関係の業者に「未払い金があったら申し出て下さい」と手紙を出して、あった場合は今年度中(3月末まで)にすべて解決させる、と言っていますが、こう次から次へと不祥事が続くと、「いつ終結宣言ができるのか?」と、疑問を抱かざるを得ないような心境になってきます。行政が信頼できなければ、区民はそこに安心して住むことはできません。きちんと事件の後始末をして、今後二度と同じことが起こらないよう、気持ちを引き締めて臨んもらいたい、と強く思いますし、それをしっかりチェックするのが我々議員の仕事でもある、と思っています。
3月10日(水) 中間議決終了、明日から予算委員会がスタート 今日は、午後1時から、まずは「東京大空襲の日」ということで議員全員で本会議場にて1分間の黙祷を捧げました。私は黙祷しながら、犠牲となった方々のご冥福を祈るとともに、「悲惨な戦争は二度と繰り返してはいけない。子どもたちを戦場に送ってはいけない」と心の中でつぶやいていました。 その後、本会議が始まり、各委員会に付託していた議案について委員長から報告がなされた後、議員全員による採決が行なわれ、42の議案すべて賛成多数で可決されました。 ひとつ、私があれ?と思ったのは、文教常任委員長から報告された“「クライミング・ウォール」設置に関する条例改正について「せたがや政策会議」から出された意見”、というところで、「クライミング・ウォールは危険なスポーツである」と言い切る形になっていたところ、です。あの表現だと、「危険なスポーツだからちょっと賛成しかねるが、でも認めましょう」というニュアンスに聴こえてしまうなぁ・・・と思いました。 本当のところは、「新しいスポーツが導入されることは大変意義あること(大賛成)。ただし、危険を伴うスポーツでもあるから、十分に事故防止に務めるようにしてほしい(事故が起こって中止ということになってしまったらせっかくの新しい試みが元も子もなくなってしまうので)」という意味の発言のつもりでした。(私は、大学時代、法学のゼミ所属で「スポーツ事故に関する法的諸問題」を専攻していました。それで、運動事故に関してはとても気になるのです) 議場で委員長から報告されるときは、委員会でたくさん議論されたことが短い文章に要約されるため、十分なニュアンスが伝わりきらない場合があります。今後は発言の仕方にもっと気をつけなければ、と思いました。 明日(11日)から、予算特別委員会が始まります。各所管、領域別の質疑がなされるわけですが、また追ってご報告致します。
3月9日(火) 午前「特別委員会」、午後会派ミーティング 世田谷区議会には4つの特別委員会(「地方分権・庁舎問題等対策」「オウム問題・防犯対策」「清掃・リサイクル対策」「公共交通機関対策等」)があります。 私の所属は、「公共交通機関対策等特別委員会」ですが、今日は 特に、1のバス実験(祖師ヶ谷大蔵駅と成城学園前駅を結び、祖師谷大蔵駅の北側を循環するルート)については、交通不便地域であることは間違いないのですが、狭隘道路であるために、いくら小型のバスであっても通れるのか?(とても無理ではないか?)というような疑問のある場所です。区としては、平成16年度中に1〜2ヶ月実験をして、年度末を目途に結果を出したい、という予定です。 以前、「建設省(当時)の社会実験」としての予算がとれることになり、「希望ヶ丘団地〜桜上水駅ルート」のバス路線の実験を行おうという計画がありましたが、道路が狭くて危ない、という住民の反対運動が起きて、実験中止となったことがありました。 交通不便地域の解消は世田谷区としての責務(しかも急務)だと思いますが、住民説明会をしっかり行ない、地元の意向を受け止めながら慎重に進めていくべきだと思います。(私が聞いた地元の人のほとんどが、“あそこはバスなんか絶対に通れない!”と言っていますから、相当狭くて難しいところなのでしょう)
3月8日(月) 写真展 「クマのプーさんと魔法の森へ」 世田谷文学館で開催中 実はこの情報は区外に住んでいる知人からメールで教えてもらった(世田谷区民でありながら情けない・・・)のですが、世田谷文学館では、『名作児童文学の魅力を、作品舞台の土地の美しい写真とストーリーでご紹介する写真展』というのを開催していて、今回はシリーズ第5回目、だそうです。 「お知らせ」のページに情報を載せましたので、ぜひご覧下さい。
3月7日(日) エコライフ世田谷大作戦、展開中! 今日の『区のお知らせ』(新聞折込)、ご覧頂けたでしょうか? 私は、『田中優子レポートNO.3』の政策で、「環境〜地球温暖化を防ぐ省エネ対策・エコライフを市民とともに進めていきます〜」と掲げています。また、昨年の3月議会でも「エコライフの実践」について取り上げています。(詳細は区議会のホームページへ。「エコライフの実践」で検索できます) 世田谷区では、代沢において、エコライフの実践活動が行われ、平成14年12月7日に、住民が組織した「代沢地区エコライフ実践活動推進委員会」が環境大臣から表彰されています。これは平成9年の11月から12月にかけて、代沢中町会の方々が、電気やガスの節約でCO2の削減に取り組み、CO2排出量を平均で約2%削減し(とりわけ熱心に取り組んだ約4割の世帯では平均5%を削減)、光熱費も前年より安くなったという、一石二鳥の成果を上げていたことが注目されたからです。 今回は、世田谷区全土でさらにこの活動を広げよう!という『特集号』が配布されました。個人で、あるいは、団体で、エコライフ実証実験に参加して下さる区民の方々を募集しています。(申し込み期限3月31日。問い合わせ 03-5432-1111(代) 環境総合対策室・環境課) 一人の行動は小さいもののような気がしますが、すべては一人ひとりの行動から始まります。電気やガスの節約(使用していない家電製品はプラグをコンセントから抜く。照明は必要なところだけにする。冷暖房の温度を控えめに設定する)、食べ物を残さない習慣、ゴミを減らす努力(特に生ゴミは水を切る!絞る!資源はゴミに混ぜない!)、等々、私たちにできることを、今すぐ実践してみませんか?必ず『エコライフ」の成果が得られると思います。
3月6日(土) 池尻中学校閉校式に参列 昭和30年4月に誕生した世田谷区立池尻中学校。50周年まであと1年、というところですが、今年の4月から新星中学校と統廃合されることとなり、3月いっぱいで閉校することになりました。 熊本区長に校旗が返還されました スライドで49年間の歴史を綴る。すばらしかったです 卒業生にとって母校がなくなる、ということはとても残念なことだと思います。校長先生の挨拶や生徒代表の挨拶には、万感胸に迫る想いが感じられました。 4月からは、新星中の敷地にて、新たに「三宿中学校」が誕生します。二つの中学校の特色がうまく統合し、いかされた、すばらしい学校になってほしいと願っています。 廊下には生徒たちの作品が多数展示されていました
3月5日(金) 会派ミーティング(委員会報告と予算特別委員会質問の準備) 今日は、午前は都市整備(小泉議員が所属)と福祉保健(大庭議員が所属)の常任委員会が行なわれました。どちらも議案が多く、10時〜午後1時半までかかっていました(昼食抜きです!)。 行政ヒアリング(質問のための取材)も、11日の「総括質疑」と、12日の「企画総務」あたりはだんだんと煮詰まってきています。私が担当する領域は、17日「福祉保健」と22日「文教」なので、来週から準備に入ろうと思っています。 さて、今日は、警察の不祥事、民主党佐藤観樹衆院議員の辞職、またしても悲惨な子どもの虐待(監禁、衰弱死)事件、等々のニュースがありました(長嶋茂雄氏の入院も報道されましたね)。 日本はおかしくなっていないだろうか?これでは政治不信、行政不信、人間不信、となってしまっても仕方がない、と思わせるようなニュースが連日のように伝えられています。政治に関わる立場の人間として、あまりにも情けない!と、今のこの社会の現状に憤りを感じます。 ちょうど今日、夫が中国出張から戻ったのですが、「中国の勢いと変化はすごい!このままでは日本は中国に飲み込まれてしまうのではないか、と思うくらいの脅威を感じた」というのです。一方日本は・・・?豊富なモノに囲まれて、何でも便利に過ごせるこの日本社会で、さほど苦労もせずに育っている子どもたちが成長した先に、明るい未来は待っているだろうか?・・・と、非常に不安を感じます。 行政をよくするためのチェックは政治(議会)の役割です。その政治を信頼あるものにしていくのは、我々政治家の自主努力(私たちの会派が主張している議会改革もそのひとつ)だと思います。政治が信用できれば、国や社会が信用できるものになる。人間不信に陥ることなく(つまり、国も社会も人も愛することができる)健全な子どもたちが育つ社会となることでしょう。そのための努力は少しも惜しむことなく、頑張りたいと思います。
3月4日(木) 文教常任委員会 今日の文教常任委員会では、1.議案の審査(3件)、2.報告事項(8件)が行なわれました。 ●「総合運動場のプール」と「学校のプール(一般開放しているところ)」の利用料の変更 その他、「知的障がい学級の増設について(平成17年4月会級予定で、祖師谷小学校と松沢中学校に2クラスずつ開級します。1クラス8名)」、「鳥インフルエンザへの対応について」、「小学校教諭の服務事故調査報告について」、「世田谷区の幼稚園教育の現状と課題について」等々が報告されました。 反対運動が起こっている区立幼稚園の見直し問題ですが、その是非を考えるための基礎となるデータが遅れていました。今日ようやく、教育委員会から、世田谷区における幼稚園教育に関する報告書が出ましたが、これを元に、今後の区立幼稚園はどうあるべきか?このまま何も見直さなくてよいのかどうか?幼稚園だけでなく保育園に通う子どもも含めた未就学児全体の教育の観点から、また、公共施設全体の維持管理計画の観点からも、会派で十分議論、検討しようと思っています。
3月3日(水) 本会議3日目。一般質問終了、予算特別委員会の設置 今日は、午前も午後も、一般質問が続きました。15名の議員が壇上に立ち、それぞれのテーマで質問をしていきます。今回、私は壇上での質問がないので(昨年の9月議会で会派メンバー全員分の質問時間をもらって代表質問を担当したので前回と今回はお休み)、比較的余裕をもって、他会派の議員の質問を聞いていました。 その中で、「一般家庭でも太陽光発電が取り入れられるような取り組みを」という趣旨の質問があったのですが、答弁では「太陽光発電は積極的な取り組みが必要と考えている。区民への助成を視野に入れ研究検討する」という、かなり前向きなものだったのです。(※自分のメモですので議事録ではありません。答弁の要旨ととらえて頂ければと思います) 太陽光発電については、これまで(過去)にも、色々な会派の議員が提案していますが、私も平成13年の11月議会において(当時は国からの助成金が出ていたので、地方自治体が取り組むのにタイムリーな時期でした)、実際に一般家庭で取り入れている事例を調査して質問したのですが、その時の行政の答弁はやる気のない、とても消極的なものでした。あれから2年半近く経って、「ようやく行政の意識が追いついてきたかー」と、感じました。 私たち議員は、今目に見えていること、誰が言ってもできること、だけに注目して質問をしていたのでは、広い意味での「政治主導」の政策提案にはならない、と思います。常に、先を見て、将来像を描いた上で、今何ができるのか?今言っておかなければならないことは何か?ということを質問していくセンスが必要だと思います。 もちろん、ただあれをやれ、これをやれ、というのではなく、「費用対効果」を意識して、「受益者負担の有無」「投資的経費の有無」「民間資本導入の可能性」「将来に渡って必要なことかどうか」等々を調査・研究した上で、政策立案しなければならない、これは大原則です。行政にとっては「税金は自分のお金ではなく人のお金」的な意識がどこかある・・・ように感じられるのですが、私たち(区民)からしたら、「税金は私たちが納めた、私たちのお金」ですよね。おのずと大事にしなくては!という意識が働きます。 一般質問終了後、明日&明後日の常任委員会に付託される議案の説明があり、その後本会議を休憩して、予算特別委員会が設置されました。(議案や予算委員会の日程は区議会ホームページへ) 気持ちを引き締めて予算委員会に臨みます。
3月2日(火) 本会議2日目。小泉議員は今回も傍聴席が満席! 昨日は、我が会派「せたがや政策会議」が代表質問のトップバッターでしたが(代表質問の順番は人数の多い会派から先に始まって、定例議会ごとにひとつずつずれていく、というやり方をしています。人数の比率もあるので、「せたがや政策会議」が1番に出場するのは、4年間の任期の中で今回1回だけ)、その後、「共産党」、「自民党」、「公明党」の代表質問がなされました。 今日は午前中に、「民主党」、「生活者ネットワーク」の代表質問が行なわれ、午後は一般質問でした。我が会派からは、小泉たま子議員が2番手で質問に立ちましたが、小泉議員は、毎回毎回、69席ある傍聴席を満席にする(時には入りきれない人が外のモニターで見ていることもあるそうです)、議場が“ここはリサイタル会場?”と思うくらい、大勢の支援者が小泉議員の質問を傍聴しに集まります。区長を始め、行政側も、思わず答弁に熱が入っている!と感じますねー。やはり見ている人、聴いている人がいると、張り合いがありますよね。 今日は、議事進行上で、思わぬハプニングがありました。次の質問者が議長に指名されて、もう登壇してしまっているのに、その前の質疑を行った議員が、区長答弁がない!と抗議したため、それを受けるのか受けないのか、で一瞬混乱が生じました。でも、大事にならずに、何とか収まったのでよかったですが、「議会は生き物である」という言葉を思い出した次第です。 議会終了後、予算委員会のヒアリング(取材)をしたのですが、これは!という質問項目を立てることができそうで、だんだんと気持ちが燃えてきました。明日も朝から夕方まで議場です。頑張らなくては!!
3月1日(月) 会派代表質問が終了しました! 『新体制、新予算案のもと熊本区政の「流れを変える」を問う』 これまで、「せたがや政策会議」は、閉塞感のある現状を「政治主導」で打破すべきだと訴えてきました。一般的に、多くの役人は法律や法令や通達、或は慣例や慣行を楯にとり、形式的な理屈を言い訳に替えて、前に出られない、踏み切れない、という堂々巡りをする傾向にあって、区政の流れを変える、ということは(役人主導、行政主導では)できないのが実態です。 私たち議員は、4年間という限られた時間しか与えられていません。トップである区長も同じです。そして、すでに1年経っているのですから、あと3年しかありません。いささかも気を抜くことなど許されるはずもなく、不透明な時代だからこそ80万区民の負託に応えて、区政の先頭に立たなくてはならない、と考えます。 特に前回の改選においては「現職だから安泰」という神話は崩れ、もはや80万区民の価値観が急速に変化していることは明らかです。だからこそ、スピードを伴って、この閉塞感と積極的に戦っていかなければならないのです。 ・・・・という趣旨を基本軸として掲げ、さらに「23区一体の論理を超えて」という新たな視点での政治理念の提唱、個々具体の政策提案を行ないました。(例:「新庁舎建設に係る調査研究」という項目で1260万計上されているが、公共施設全体の維持計画と組織体制のあり方が出されなければ新庁舎建設は有り得ない、ということの確認、砧公園の戦略的利用について、葬斎場の問題、街づくり条例の改正について、等々) 東京23区間には、「都区財調制度」という複雑な財政の仕組みがあり、なかなか自立した自治体としての都市経営ができない状況にあります(つまり、私たちが納めた税金がそのまま世田谷区で、世田谷区の思うとおりには使えない、ということがあるのです)。こうした閉塞感を打破するために、我々議会は、政治主導の視点でリーダーシップ、イニシアチブを発揮して、世田谷区が23区の先頭に立って改革できるようにしなければならない、と考えています。 熊本区長の「流れを変える」「世田谷から東京を変える」という政治姿勢は、我々の会派「せたがや政策会議」が主張していることと同じ、ズレはない、と考えます。あとは、いかに、議会全体がそのような認識に立って、区長と議会が議論し、協調しながらやっていけるか、ということでしょう。
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