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2004年9月 「活動日誌」

9月30日(木) 決算委員会「総括質疑」&世田谷ものづくり学校オープニングセレモニーに出席

今日から決算特別委員会が始まりました。(日程は以下の通りです)

9月30日(木) 総括質疑 小泉たま子議員
10月 1日(金) 企画総務
 上島よしもり議員
10月 5日(火) 区民生活 11:21〜11:52 田中優子が質問します
10月 8日(金) 都市整備 10:00〜10:31 田中優子が質問します
10月12日(火) 文教   
上島よしもり議員
10月14日(木) 補充   
大庭正明議員

初日の「総括質疑」と最後の「補充」に、熊本区長が出席します。
その他の領域は、担当の助役と、所管の部長&課長の出席のみです。

今日の質疑では、「砧公園(地下)に火葬場を!」「文化財映画の不祥事について」「スポーツ振興施策」「防災」「都区財調制度」「IP電話」「ナイトケア・パトロール」「小中学校の改築(耐震診断)、31校がまだ」「区立幼稚園の新型施設への移行」「保育園の民営化」「介護保険制度の見j直し」「高齢者虐待」「二子玉川再開発」「外環道・生活再建制度」「障がい者スポーツ」「教育ビジョン」「地域運営学校」等々について、朝10時〜夕方6時まで、各会派からの質問&提案等が行なわれました。

 

その後、池尻中跡地に開校となる世田谷ものづくり学校〜IKEJIRI INSTITUTE OF DESIGN〜」の内覧会とオープニング ・セレモニーを視察。我が会派としては、当事者、行政双方に何度も聞き取り調査をし一応の言質を確認の上(前年度時点)、賛成、というスタンス。


ただ、いまだに不安を覚える保護者の方々の気持ちはよくわかります。
あの場所が、「さすが、世田谷区は違う!」と言われるような新しい文化を発信する場所、ものづくりに関わる著名人が育ち、巣立つ場所、となるか、何らかの問題が浮 き彫りになって、活動が封じ込められてしまうべきか、それは、もうしばらく様子を見たいと思います。

 

 ものづくり学校を手がけるIDEE R-project の黒崎社長と       撮影スタジオに変身した教室

 

 

9月29日(水) 『“地域防災力”強化宣言』の著者に会う

 

9月20日の活動日誌に、「議会の準備!今、関連資料の中心である一冊の本を読みながら、必要な部分をひたすらパソコンに入力しています(これがまた、すばらしい資料なのです!乞うご期待!)」と記しましたが、その「すばらしい資料」とは、この本(写真左)『“地域防災力”強化宣言』です。

今日は、その著者である、板橋区役所職員(前防災課長、現福祉事務所・所長)鍵屋一さんを訪ねて、お話を伺って来ました。(世田谷区の職員の方、防災の所管はもちろん、その他の所管の方々も、全庁的に必読の一冊!だと思いますよー)

明日から始まる決算委員会、私は、「区民生活領域」10月5日(火)午前11:20〜11:52、と、「都市整備領域」10月8日(金)午前10:00〜10:31、の質問を担当することになりました。

二日前にお知らせしたものと少し違っていますのでご注意下さい。ご都合のつく方は、ぜひ傍聴にいらして下さい。区役所第2庁舎4階の委員会室です。どちらも午前中なので、もしお時間があったら、昼休みに控室にお立ち寄りいただければと思います。

どちらの領域も、「区民の生命と財産を守る最優先課題は防災である」という会派の主張から、具体策の提案をしていきたいと思います。鍵屋さんの本は、その意味で大変示唆に富んでいます。

鍵屋さんは、現在は、防災課から福祉事務所に異動されていますが、NPO法人の一員として国や都への提言を行なうなど、積極的な活動をされています。実際にお話を伺ってみて、自治体の責務として市民の命を守る!ということに、熱い「想い」が感じられ、色々な取り組みに関するお話も、大変勉強になりました。(世田谷区の危機管理室も、もっと頑張ってほしい〜!!です)

 

板橋区役所(都営三田線の駅名でもあり、駅のすぐ上です)   お話を伺った鍵屋一福祉事務所・所長

 

余談ですが、板橋区役所では、女性のトイレの個室の中に、右写真のようなチラシが貼ってありました。

板橋区男女平等推進課が作成した、「セクシャル・ハラスメントやドメスティック・バイオレンス等相談をやっています」という、(普及・啓発のための)お知らせのチラシです。

女性トイレの個室にチラシ・・・世田谷区ではみかけないですよね?簡単なことなので、一度、世田谷区でも役所内の(区民が利用する)トイレに、DV関連のチラシなど、貼ってみたらいいのに、と思いました。

 

 

9月28日(火) 第3回定例会・中間議決の日(議員の派遣、可決される)

今日は、区議会第3回定例会の中間議決の日でした。

今議会においては、33の議案の審査が行なわれ、すべて賛成多数で可決されました。以前よりお伝えしていた「海外姉妹都市提携親善訪問の議員派遣について」可決されましたので、詳細についてご報告致します。(関連記事8月20日9月24日)

 

経費の予算額は、以下の通りです。税金を使っての派遣ですから、姉妹都市交流の内容、視察内容、そして経費についても、できるだけ詳細にご報告したいと思っております。

 

 

9月27日(月) 公共交通機関対策等特別委員会の報告

今日は、午前10時から、4つ地方分権・庁舎問題等、オウム問題・防犯対策、清掃・リサイクル対策、公共交通機関対策等)の特別委員会が開催されました。私は「公共交通機関対策等」を取り扱う委員会の所属です。

  報告事項
     (1)平成16年度一般会計補正予算(第一次)について
    (2)東京外かく環状道路における生活再建救済制度について
    (3)PI外環沿線協議会(第41回)について 

    (4)エイトライナー・メトロセブン合同促進大会の開催結果について
     
 この促進大会は、全体で500万円以上のお金がかかっています。
        私は過去3回、この大会に 出ていますが今年は参加できませんでした。
        そこで、昨年の大会と違うこと(進展)があったか?と、質問したのですが、
        案の定・・・特に何もなかったようです。
        エイトライナーについては、古い発想のままの計画では経済的効果は望め
        ない。まず実現しないだろう、と、私たちの会派では考えています。やはり、
        大深度地下の利用で、既存の駅と駅をつなぐこと!それしかないでしょう。
        それにしても、毎年、何の進展もない同じような促進大会をいつまで続ける
        のでしょう??

     (5)ミニバス実験運行の実施について
       祖師ヶ谷・成城地域を循環するバスの実験運行が、11月1日〜30日まで
         行なわれることになりました。一部道路が非常に狭くて人や自転車が多い
         ところがあり危険!と、議会でも反対の意見が出されていましたが、実験
         運行は行なう、ということ。
         バスを心待ちにしている高齢者がいる、という意見、危なくてとんでもない、
         という意見、どちらも地元の議員の意見ですが、とにかく、安全に十分気を
         つけて、実験結果をみた上で、本格運行になるのかどうか、区と業者とで
         判断すべきでしょう。
         委員会としても、試乗してみる必要があるのでは、と提案しました。

   

その後、会派で、常任委員会と特別委員会の情報共有のためのミーティング。続いて、決算委員会の準備(担当課長とのヒアリング)で、夕方まで役所にいました。

決算特別委員会においては、私は「区民生活領域」、「福祉保健領域」(半分)、「都市整備領域」(半分)を担当する予定です。(「せたがや政策会議」という会派は、常に流動的で、ギリギリのところで変更もありますので、とりあえずの予定、とご理解下さい

詳細については随時報告していくつもりですが、会派の「代表質問」の流れで、(区民の生命と財産を守るための具体策としての)防災」と「地域コミュニティーの再生」をキーワードに提案&質問するつもりです。

 

 

9月26日(日) 妻のストレス第1位は夫?!(日経新聞より)

昨日の日経新聞にこんな調査結果(下の新聞記事参照)が載っていました。

これを見て、世の中の「夫」の皆さんはどのように感じるのでしょうか?(多分、妻たちは「そうそう!よくぞ言ってくれた!」と思う人がたくさんいることでしょう。何しろ、調査結果がそうなのですから)

私がまず感じたのは、それ(夫たちの意見は?)です。男性にも調査してみると面白いでしょう(その方が公平、という気がしますし)

例えば、夫のストレスの第1位が「仕事」とか「職場の人間関係」など妻以外ものだとしたら、この調査結果のように、「夫婦は妻のガマンによって成り立っている」、と言えるでしょう。また、もし、夫のストレスの第1位が「妻」だとしたら・・・?お互い(双方共)ガマンして成り立っている、ということ?そうだとすると、日本の夫婦って一体何なのでしょう?私は、お互いの存在が有難い、と思えるような関係性を築きたいものだと思いますが。

私のストレス第1位はけっして「夫」ではありません。夫には感謝、感謝、の毎日です!でも、もしかしたら、夫のストレスの第1位は私かも・・・??(笑)

でも、まだまだ、日本の文化、伝統、慣習と言われるものの中には、男性優位の状況の中で築かれたもの(つまり女性のガマンの上に成り立ってきたもの)がたくさんあるので、「妻」たちの不満やストレスの方がどうしても大きいのかもしれません。それって、ガマンしていない方の人にはわからない、という点が厄介なんですよね。

一日も早く、お互いが思いやり理解し合えるような「男女平等社会」を築いていきたい、と私は感じています。

 

 

9月25日(土) 「質問主意書」国会議員の役割と権利とは

今日の朝日新聞に「質問主意書〜議院内閣制損なう制言論」という、以下の記事が出ていました。

中村敦夫前参議院議員の政策秘書として活躍されていた田中信一郎さんの言葉です。(中村敦夫氏の落選で、田中さんは秘書業がなくなってしまったわけですが、真摯に仕事をするとてもいい方でした。元気かなぁ・・・となつかしく思い出しました)

「質問主意書」については、少し前にも新聞紙上で議論になっていましたが、私は、ここに書かれているとおり、国会議員の役割(義務)には「行政監視機能」というものがあると思います。(区議会でも同じです。行政のチェック・監視が、議員・議会には求められているはずです)

しかしながら、議会というのは「数」がモノを言う世界。「数」の多いところさえ押さえて(抑えて)おけばOK!というわけで、行政による「根回し対策」が盛んですし、逆に言うと、「数」の少ないところは相手にされない、質問の権利(時間)も極わずか、という現状があります。(世田谷区議会はかなり民主的な議会運営がなされていて、一人会派であっても、議員一人の質問時間は同じように確保されていますが)

そんな中で、ひとりの国会議員の役割と権利を保障しているのが「質問主意書」です。記事の中にもあるように、ひとりであっても、「質問主意書」を利用し、追求すれば、政策転換が図られることもある、という効果があるのです。

何でもかんでも(意味のないものであっても)「質問主意書」をやたらと提出すればいい、というものではありません(それは、その議員の良識、見識が問われるところでしょう)が、私は、国会でこれに制限をかけることには反対です。私自身、政治にかかわるものとして、「政府は、国会議員の本来の役割と権利、というものを再確認すべきである。そうすれば、質問主意書に制限をかけることがおかしなことだと気づくはず」だと考えます。そこが崩れたら、日本の政治はますます危うくなってしまう、という危機感を持っています。

 

 

9月24日(金) 海外姉妹都市交流&視察の事前勉強会

今日は、午前10時〜12時過ぎまで、海外姉妹都市であるオーストリア・ウィーン市・ドゥブリング区について、と、視察に立ち寄る近隣都市のデンマーク・コペンハーゲンオランダ・アムステルダムで取りくんでいる各施策についての事前勉強会がありました。

今年の10月25日〜11月3日まで、姉妹都市交流と近隣都市、経由地の視察が10名の区議団で予定されています。姉妹都市交流については、8月20日の日誌をご覧になって下さい。

以下の6項目が、視察内容です。今日は、この中の、1、2、3、5について勉強しました。先方で質問したいことについて、項目を挙げることが宿題となりました。

海外姉妹都市調印式の議員団の派遣については、議会運営委員会で賛成されましたが、本会議での議決はこれからです。議決されましたらその後に、予算、内容、メンバー等について、詳細を報告したいと思っております。

 

 

9月23日(木・祝) やっとインターネット接続が復帰!&世田谷区「子ども部」の記事

今朝、もう一度NTTの修理の人が来ることになっていましたが、結局、夫がもう一度設定し直したら、接続に成功したので、NTT東日本に連絡して、キャンセルしましたが、19日(日)にNTTに連絡した時は、「土日休日は修理に行かない」と断られて(翌日も祝日だったために)ここまで時間がかかってしまったのです。でも、今日は休日。修理の人は来ることになっていました。一体、どういうことなんでしょうね?

 

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昨日の日本経済新聞に、世田谷区の「子ども部」のことが、田中茂部長の言葉とともに載っていました。

 

「少子化対策は子ども部で」というタイトルですが、私たちの会派としては、この「少子化対策」という言葉の意味するところが、ごちゃごちゃになって使われていないか?ということを、先日の代表質問でとりあげています。

つまり、「少子化という現状を受け入れての政策」と、「少子化傾向だから子供を産めという政策」(これはむしろ「多子化対策」とでも呼ぶべきだと思います)は区別する必要がある、ということです。

 

その点についての区別がないままに、「少子化対策」という言葉が混同されているように思いますが、実は、この論点整理は非常に重要だと思うのです。なぜかと言えば、子どもの誕生については、大変プライベートなことでもあり、地方自治体の政策レベルで対応できる問題ではない、と考えるからです。(もう少し言うと、地球規模で考えた場合、日本は人口が多すぎます。高齢者問題や社会保障問題をどう支えるか、ということがクリアできれば、少子化傾向はいいことだ、というのが私の考えです)

国のレベルならいざ知らず、世田谷区のような地方自治体がすべきこと、取りくむべきことは、「多子化対策」ではなく、生まれた子どもについて、つまり、今、世田谷区にいる子どもたちに対して、いかによりよい環境を整備するか、ということであるはずです。

その政策が成功すれば、二次的効果として、少子化に歯止めがかかるかもしれませんが、あくまでも、世田谷区の子ども部は、その点をしっかり踏まえて「少子化対策」に取りくむべきでしょう。実際、世田谷区の合計特殊出生率は日本で最低の0.79(だったかな?)ですが、世田谷区の子どもの数は増えているのです。(「子ども部」の皆様、ごちゃごちゃにしないでね)

 

 

9月22日(水) 「教員の公募制」〜杉並区の挑戦 

私は、「教育は人である」「教員の人事権を持つことが何よりも必要」と、議会で訴えてきました。

2005年度から、地方自治体に、教員の人事権が委譲される、という文部科学省の方針が新聞等で報道されましたが、それに先駆けて、杉並区では、左記のような取り組みに挑戦、ということです。

やる気のある教員が、想いのある校長に自分を売り込む(志願する)。これは、かなり画期的な取り組みで、成功すれば、学校現場を相当改革できる、と思います。

では、なぜ、都教職員組合、反対するのか?

「校長が、気に入った教師を事前に囲い込むことにつながり、学校間の差別、校長間の過剰な競争を生む」

というコメントが出ていますが、私は、やる気のない教員、教師としての適正や能力のない教員は、教師を続けるべきではない、と思います。

本当に熱意をもって子どもと向かい合い、専門性をもって教えることの出来る教師は、そうではない教師と差が出て当然。校長も、自分の学校の経営方針をしっかりもつことが必要でしょう。

「日教組がこの国の教育を腐敗させた」、と言う人たちがいますが、私は、教職員組合がしてきたことで評価できることも多々あると思っています。しかし、上記の点からすると、都教組の考え方は甘い、と感じます。

やる気と能力のある人間がきちんと評価されること。それは、どの世界でも必要なことだと考えます。何の競争もなく、ぬくぬくとしているだけ(それでも首にならない。ずーっと続けられる)では、いい教育ができるとは思えません。

実際に、何なの?あの先生は?!あの学校の対応は?!という保護者の切実な声が私の元に届くことがあります。でも、いくら保護者が訴えても、なかなか本人が気がつかなくて、あるいは、開き直って、校長ですら指導ができない、と、非常に改善が難しいのが、今の学校現場の実態です。もちろん、こういう先生に出会えてよかった!と思うようなすばらしい先生もいますけれど!(数としては少ないようですねぇ・・・)

世田谷区においても、人事権の委譲を見越した戦略的な準備を進める必要があります。杉並区に負けないような、地に足の着いた教育改革が行なえるよう、議会からも注文をしていきたいと思います。

 

昨日NTTの修理の人に(大幅な遅刻で)約束をすっぽかされてしまい会えなかったので、再び今日来てもらうように手配。結局・・・、ADSLの接続はできているのだけれど、何らかの設定がちがうのか、インターネットもメールも相変わらず使えない。また、明日、別の人を派遣するので、見させて下さい。ということでした。(今日こそは直る!と思っていたのに、ため息・・・)

 

 

9月21日(火) 時間を守らない、連絡もしないNTT東日本(東京支社)には頭に来ました!

インターネット接続ができないのは、モデム(リース契約をしている)の故障かもしれない、と、連休中の日曜日にNTTに連絡をし、連休明けの火曜日(今日)の午後3時〜5時の間に修理に来る、ということで約束をしました。

まだ幹事長と議会の打ち合わせがあったのですが、仕方ない、途中で抜けて、家に帰って修理が来るのを待っていました。・・・が、結局5時になっても来ない。5時過ぎには用事があるから必ずその時間内に来て下さい、と伝えておいたにもかかわらず。遅れるとか来られなくなった、とか、何の連絡もない。

今日を逃すと、また都合の合う日がいつになるかわからないので、私も必死。・・・で、NTT(113)に電話してみたところ、オペレーターではなく自動受付の声「緊急の場合はこちら」という案内に従って連絡してみたけれど、「折り返し連絡しますので、お名前、電話番号、ご用件をどうぞ」という自動受付の声(その後、留守電にメッセージが入っていましたが、30分以上経っていました)

30分待って、もうタイムリミット!夕方、用事があったので、出かけました。ああ、またこれで、インターネットが使えない状態が続いてしまう・・・とショック。NTT東日本って何ていい加減なのだろう?!と、本当に頭に来ました!

夜、用事から戻ると、修理の人が来た、というメモがポストに入っていました。約束の時間よりも1時間半以上遅い時間でした。「遅れるなら連絡ぐらいしてよ!」って思いませんか?

 

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さて、今日は、文教常任委員会が開催されました。(他にも、「企画総務委員会」と「区民生活委員会」が開催されました)

文教委員会に付託されている議案は、「世田谷区立健康学園を廃止する条例」で、全会派賛成で議決されました。平成17年4月1日から施行となります。健康学園の跡地については、更地にして売却する予定ということ。

その他、補正予算案の説明(「企画総務委員会」に議案が付託されています)不祥事の報告などがありました。

不祥事というのは、「世田谷区の文化財記録映画にかかる不履行事故」ですが、平成5〜9年度にかけて、次大夫堀公園民家園内に移築・復元した旧安藤家住宅等の記録映画のフィルムを受け取っていない段階で、区の職員が契約金(合計549万9900円)を渡してしまったが、その後、フィルムは完成していないまま、という事件。

発注先が、実績のある個人であったこと、顔なじみであり、信頼関係もできている、という職員の油断が、今回のような不祥事につながったのだと思います。どんな相手であれ、ルールはルール。作品を受け取ってから契約金を払う、という順番であれば、確実にそれを守らなければならない。それが税金を預かる行政職員の務めです。この件に限らず、全職員にこのことを徹底して頂きたい、と意見しました。

作品完成の見込みとしては、発注先の個人は入院中で不可能ということ。そこから下請けに出しているところに対して、早期の完成を求めているが、何とか完成にこぎつけるのではないか(完成に持って行きたい!)、という答弁でした。

 

 

9月20日(月・祝) インターネット接続ができない中、議会の準備を進める・・・

インターネットが使えない日が、今日で4日目。メールもどれだけたまってしまっていることか。返信しなければ、と思っていた人にも連絡とれないまま・・・。本当に不便でまいっています。

17日金曜日の夜から、インターネット接続ができなくなり、おかしいなぁ、と思っていたのですが、その時は、「NTT・ADSLの工事で明日の午後3時までかかる」というメールの情報を思い出し、一日待つしかないな、と思っていました。

ところが、土曜日の午後3時を過ぎても、夜になっても、深夜になっても、つながりません。結局、日曜日になって、これはモデムの故障ではないか?と思い、NTTに電話しました。でも、「土日祝日は修理には行かない」との返事。全く、このインターネットの時代に、そんなサービスでいいと思っているの?!と思いましたが、仕方がありません。こういう時に限って、なぜか連休なんですよね。

一応、活動日誌は毎日入力していますが、サイトの更新はできないし、インターネットで情報をとることもできないし、メールも使えません。ついこの間もパソコンを壊してまいったー!と思いましたが、IT社会とは、便利ですが、頼りきってしまうと恐ろしい・・・ですね。

ところで、今日は、友人のお嬢さんが松山バレエ団のオーディションに受かって、その発表会がある、というので観に行きました。松山バレエ団と言えば、日本を代表する世界のプリマドンナ「森下洋子さん」が所属するところです。私は、タイ駐在時代、森下洋子さんの実妹である方がゴルフ仲間だったので、時々森下洋子さんの話を伺ったりしていました。

その妹さんのご長男(森下洋子さんの甥)、タイ駐在当時は小学生だったのですが、今日、すっかり素敵な青年となって松山バレエ団で踊っている姿を拝見。時代の流れを感じました。(タイから帰国して、丸14年が経っています)

華麗な舞台をみて帰って来てからは、議会の準備!今、関連資料の中心である一冊の本を読みながら、必要な部分をひたすらパソコンに入力しています(これがまた、すばらしい資料なのです!乞うご期待!)。インターネット接続ができなくて調べたいことも放置したまま、ですが、とりあえず、パソコンが使えてよかったー!と思いながら、“メガネ”をかけて(・・・すごい年寄りって感じ!そんなのやっているとくせになって、外でもその姿を披露することになっちゃうよ!と夫に笑われながら・・・)、頑張ってます!

 

 

9月19日(日) いよいよ、老眼鏡?!

このところ、新聞や資料を読む時に、字がぼやけて見えて、とても読みづらい・・・。映画のパンフレットなど、細かい文字で説明が書いてあるものはほとんど読めない。ずっと視力は1.5〜2.0と、よかったので、何かがぼやけてよく見えない、という経験がなかっただけに、これってものすごいストレスです。

実は、1年前に“老眼鏡”と言われるものを買ってありました。かけてみたら、新聞や書物など近づけてもはっきりくっきり見えてびっくり!・・・・でも、「これに頼っていたら、どんどん老眼が進んでしまうかもしれない」という危機感から、その“メガネ”はずっとしまったまま、使わずにいました。

そんな時、先の本会議において、ある議員が、壇上で初めて“老眼鏡”をかけて質問をしたのです。(とうとうあの議員も?う〜ん、私と同じような年齢の人だけに、ちょっとショック。私もそういうトシかなぁ・・・?)

それで、思い出したように、しまっておいた“メガネ”を、今日、久しぶりに取り出して使ってみたのですが、新聞が快適に読める!ではありませんか。(今まで何て無理をしていたのだろう?)

でも、息子の感想は・・・「すごく変!」だそうで、ガッカリ。前出の議員ではなく、また別の議員ですが、本当は“老眼鏡”なのに、“インテリ風”に見せかけている(わけじゃないのでしょうけれど、そのように見える)人がいます。あんな風にごまかせるといいですよねぇ・・・。

この連休は、決算委員会関連の資料をたくさん読まなければならないし、「どんなふうに見える?」なんて気にしている場合ではないかなぁ・・・??

 

 

9月18日(土) “男女共同参画”、“男女平等”、“ジェンダー・フリー”・・・

今日は、この1週間の疲れが出たのか、午後3時頃から夕方まで寝てしまいました。6時過ぎに「あー、夕飯の仕度、どうしよう・・・まだ眠い・・・」とぼんやり思ったのですが起きられず、夜7時過ぎに「ご飯、出来たけど」という夫の声で目が覚めました。(アリガトー!超ウレシィー!夫の料理は、知る人ぞ知る、プロ級のおいしさ!なのであります)

議会の中でも、「男女共同参画」とか、「男女用動教育」とか、「ジェンダー・フリー」などが話題となり、社会において解決しなければならない課題はたくさんあると思いますが、我が家の“男女共同参画は本当にありがたい存在だー!と思います。

先日も、私が会合で留守にしていた日の夜、子どもと、遊びに来ていた友達たちに、夕飯を作って食べさせた、とのこと。みんな喜んでいたようです。お母さんがいなくてお父さんが夕飯を作ってくれたなんて、子どもの友達は珍しがっていたかも、ですが、そういう姿を見ることは、男女平等教育として大変意味があることだと思います。我が家の息子は、夜遅くお腹が空くと、「お父さんかお母さん、どっちでもいいから、夜食作って」などと言います。その時々で、手が空いている方が作ります。(本当は、早く自分で作れるようになりなさい。料理が下手な男はモテないぞ!と言いたいところですが・・・)

今議会において、生活者ネットワーク西崎光子議員)の代表質問に対して、若井田正文教育長が「(解釈があいまいで誤解を与えやすい)ジェンダー・フリーという言葉は使わない。」と断言しました。私は「ジェンダー・フリー教育」は必要だと思います。でも、「ジェンダー・フリーという言葉」は、確かに定義が様々。各人各様、色々な理解をしていて本来の言葉の機能をはたしていない状態となってしまっている、と感じます。使わないという判断もあり、でしょう。しかし、ただ使わない、ということではなく、もう少しきちんと論点整理をし、「ジェンダー・フリー」が意味したものは何なのか?共通理解をしなければならないな、という気がしています。決算委員会でどう取り上げようか、現在思案中・・・。

「あなたは男だから」とか「それは女の仕事だ」とか、お互いに決めつけないで、男性であっても女性であっても、個人の夢や能力や可能性が十分に生かされ、発揮され、経済的にも生活的自立という点でも、社会保障の上でも、男女が等しく力をつけて、同じ条件の下で幸せになれるような人間関係を築き上げられる社会にしたい。それが、私の政治参画におけるライフ・ワークの一つです。

若井田教育長が、「ジェンダー・フリーという言葉は使わないけれども、本質的なところで、男女共同参画社会をめざしが男女平等教育を行なっていく」と答弁していたことに対しては、評価をするとともに、確実に学校現場で男女平等教育が進むよう、指導して頂きたい、と思います。

余談ですが、私は機会あるごとに、男性の皆様にこう伝えています。「妻に感謝の気持ちや愛を伝えるのは、優しい言葉かけ(も大事ですが、それ)よりも、何でもいいから家事をすること!それが何よりも一番、妻の心に響く愛情表現ですからね!」と。妻である皆様、そう思いませんか?

 

 

9月17日(金) 第3回定例会・3日目

昨日に引き続き、一般質問が行なわれました。今日は、13番〜最後の27番まで、15人が壇上で質問をしました。

代表質問「会派としての考え方や意見を述べ、提案や質問をするもの」ですが、一般質問は、議員個人のテーマやこだわり、地元のこと、等々を取り上げることが多いのが特徴です。例えば・・・・

下北沢地域補助54号線道路計画について
不動橋架け替え後の利用について
芦花まつりについて
小田急線梅丘駅以東まちづくりについて
環状八号線東名入り口交差点の歩道橋について
外環道の諸問題について

・・・というように、世田谷区の地名や地元で話題になっているような題材が、質問のタイトルに出てきます。(もちろん、世田谷全域、世田谷区民全体に関わることについての質問ももたくさんありますが)

一般質問終了後には、決算特別委員会が設置され、委員長(自民党・山之内あきら議員)、副委員長(民主党・関口太一議員、せたがや政策会議・上島よしもり議員が選出されました。委員は議長を除いた議員全員(50名)です。

決算委員会とは、平成15年度(の一般会計と特別会計)の決算認定について審議する委員会ですが、世田谷区議会では、“次の予算に反映できるように”というスタンスで、この決算委員会の質疑が行なわれています。自治体によっては、「決算書の何ページのこれはどういうことだ?」という過去の決算に対する質問しかできない(そういうところが多い)、とも聞いています。それよりも、次年度の予算にいかす、という世田谷方式の方が、私は意味があると思います。

決算の審議は、9月30日〜10月14日まで。19日に本会議が開かれて、決算委員会を含む第3回定例会が閉会となります(ホント、長丁場、体力勝負の議会です)。今日は、会派の中での役割分担(誰がどの領域の質問を担当するか)を再度見直しました。確定したら、またお知らせ致します。

 

 

9月16日(木) 第3回定例会・2日目

今日は、午前10時〜午後5時過ぎまで、公明党と民主党の代表質問の後、議員個人の一般質問が1番〜12番まで続きました。

我が会派の上島よしもり議員は、今回は4番目でした。(一般質問の順番は、質問通告〆切り日に、通告書を早く提出した人から番号札の入った封筒を選びます。その中にある番号が質問の順番となります。早い方が嬉しいものです)

上島議員の質問は、「地域コミュニティーの醸成」「公共施設の維持(既存施設の現状維持は不可能という現実)と区民の活動拠点の確保について」「(区民施設利用の申し込み方法である)けやきネットの見直しについて」「小学校を、防災活動や支え合い活動の地域コミュニティーの核と考えた学区域の見直しについて」、代表質問とも絡む、切れのある質問でした。

夜は、会派メンバーの4人で、毎回恒例の“質問反省会(兼打ち上げ会)”をしました。自分たちの会派の質問と、それに対する区長はじめ行政側の答弁についての分析。また、他の会派の質問内容とそれに対する答弁がどうだったか?について、色々話をしました。とにかく議論好きの4人なので、あっという間に時間が経ってしまいます。(話していると、どんどん新たな発見や発想が生まれ、本当に話が尽きない、という感じ)

考え方や意見は様々分かれる(だから議論が続く)のですが、それでもここまでまとまっている、という会派はないだろう、と私は思います。“今の日本の子どもたち(大人もそうかもしれませんが)は、「違う意見を言ったら相手を傷つけてしまうから言わない」「自分の意見と違う意見を言われると、自分の人格そのものを否定されたと思ってしまう」というところがあるんじゃない?だから、表面的には仲良くしているようでも、陰で悪口を言っていて、深い人間関係が築けない。そういう子どもが増えているのでは(大人も?)”という話題になりました。

この無所属の男女2名ずつで構成されている「せたがや政策会議」という会派は、世田谷区議会の中で、「一番議論していて」「一番男女の均衡がとれていて(バランスがよくて)」「全員が熱い想いを持っていて」「頑張っている」会派だと思います。(これは、自己評価ですが、他から見たら、摩訶不思議な会派、と思われているかもしれません・・・??)

明日も本会議が続きます。ちょっと寝不足ですが、頑張らなくちゃー。

 

追伸:昨日の日誌に載せた「地震発生確率の地図」(大庭議員が作成したパネル)ですが、あれを見るとまるで日本海側は大丈夫、みたいですが、“全部載せるとわかりにくいので載せなかった”だけで、“日本海側には地震は来ない、というわけではない”ので、くれぐれもお間違えのないようにお願い致します。

 

 

9月15日(水) 第3回定例会・初日

「せたがや政策会議代表質問」

大地震は必ず起こる!区民の安全・安心を守る自治体の責務として、防災に強い世田谷区をつくれ。

基本計画の隠れた大きなテーマは、地域コミュニティーの再建である。防災をきっかけとして取りくむべき。

 

今日は、本会議初日。午後1時から、4つの会派の代表質問が行なわれました。(生活者ネットワーク、せたがや政策会議、共産党、自民党)

「せたがや政策会議」の代表質問の項目は、9月9日の日誌でお知らせしていますが、大きな柱立ては、上記に示したとおりです。

左の図は、大庭正明議員作成の「地震が起こる確率」を示したパネル。(壇上での質問には、この他にもう2枚、合計3枚のパネルを使って、質問をしました)

災害が起こった時、72時間(3日間)は自分で、あるいは地域で、助かる(助け合う)しかありません。ご自宅の防災用品(日常用の水や食料等)しっかり備えておきましょう。阪神淡路大地震の時は、ウエットティッシュバケツがとても役に立ったそうです。

代表質問が終わって、ホッとしています。私が担当したわけではないのですが、会派として、誰でも行政と質問のやりとりができる、というくらい代表質問についてはしっかり頭に叩き込んでいたので、“やったー!終わったー!”という気分です。

それにしても、議場でもパソコンとプロジェクターが使えて、パワーポイントで説明ができるようになればいいのに、と思います。大型パネルを作成するのはとても大変な作業ですし、持って説明するのも一苦労です。(大庭議員、お疲れさまでした!明日は、上島議員が1:45〜一般質問に立ちます。)


 

9月14日(火) 代表質問原稿の最終チェック&議会改革の内容は・・・?

今日は、朝10時から、代表質問の原稿の最終推敲を、会派控室のプロジェクターを使ってやりました。30分間の原稿を用意するのはとても大変な作業ですが、それだけでなく、今回はパネルも3枚使うので、大庭議員は土日も休みなく、原稿書きとパネル作成で大忙しだったようです

途中、議会運営委員会の理事会が開かれ、「議会改革の議題」についても話し合われました。(「せたがや政策会議」からは、幹事長の大庭議員が出席しています)

(議員の交通費である)費用弁償(出席日1日で6000円!)についてを、議題とすべきである」、と提案した会派が、多数あったということでした。我が会派もそれを主張(関連記事は1月31日2月2日。 

結局、正副委員長に整理一任、ということになったそうですが、「費用弁償」をあげている会派が多い事は本日確認できました。

ただし、うちの幹事長いわく、「自民、公明の(2会派が関心を示さないと)議員数ではかなわないのが現在の世田谷区議会だからなー」・・・と。でも私の知っている自・公の議員の中には費用弁償は実態に合わないと言っている人はいるんですけれど!(そういう感覚の議員に期待したいですね)

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議会の中にいると、「議会の中だけの常識」に慣れてしまって、フツウの市民の感覚が麻痺してしまう、と思われることが多々あります。大袈裟ではなく、常に、“いち区民として見た場合、考えた場合、このことはいかがなものか?”と、自分に問いかけていないと、だんだん市民感覚から乖離していく、それが、「議会」という特殊な世界なのかもしれません。

私が考える、ひとつの指標(判断材料)は、「居心地がいい」と感じたら、それはちょっと危ないぞ、ということです。交通費が6000円、“先生”、“先生”と呼ばれること、いつも“ヨイショ”されているような扱われ方、それらに疑問を感じなければ、何か感覚がズレているのではないか。そう思います。

人と人同士がお互いを尊重して付き合う、ということは大賛成です。でも、必要以上の“ヨイショ”には閉口します。毎回、「“先生”はやめましょうよ。私は田中です」と言うのも疲れちゃうなぁ〜、と思うんですけれど。全体的には、大分、“先生”という呼び方もやめるようになって来ましたが、まだ残っているんですよね。

でも、区の職員に聞くと、なかなかつらい(難しい)問題があるそうなのです。

例えば、田中優子のことは、“田中さん”と呼んでいて、他の議員のことを“○○先生”と呼んでいる場合、二人が同席している時に、私のことだけを“田中さん”とは呼べない、と。で、もう片方の議員を“〜さん”づけで呼んだら怒られる(気分を害す)、と。(それから、議員の名前を覚えていない時に“先生”は便利みたいです)

つまりは、“先生”と呼ばないと、怒る議員(のセンセイ)、がいるとい うことですね。(そういえば、同じ会派の中で、“〇○先生”とお互いを呼び合っているところがあります。そこはそういう文化なのでしょう)

私は、議員になる前は、ずっと“先生”と呼ばれる仕事をしていたので(公立中学校の教師、タイの国立大学の講師、タイ語の講師、日本語教師)、“先生”と呼ばれることがステイタスだとは思いません。それは、単に、その職業上の呼称である、と思います。だから議員に“先生”を使うのは違うのでは?・・・と。皆さん、どう思われますか?

 

 

9月13日(月) 「スクール・セクシャル・ハラスメント防止」電話相談

 

世田谷区でも、昨年10月25日に、区立小学校において、あってはならないセクハラ事件(教師による児童への強姦未遂事件)が起こり、教師が逮捕され、大騒ぎとなった事件がありました。(その教師には実刑判決が出ています)

その後、区教育委員会では、教育委員会のホームページ(まなビジョン)に、「学校でのセクシャル・ハラスメントに関すること」という相談窓口を設置し、メールで相談できるような態勢を整えています。

一方、民間市民団体では、「スクール・セクシャル・ハラスメント防止関東ネットワーク」という団体が、セクハラ相談などで精力的に活動していて、この度、NPO法人となり、独自の電話相談を開設しています。被害に遭った児童・生徒のみなさん、保護者の方々、そして、被害にあっている友人・知人がいるという方、泣き寝入りはさらなる被害を生み出します。ぜひ、電話相談を利用してみて下さい。

 

 

9月12日(日) 「人体の不思議展」が再び東京に!

 

1月26日の日誌でご紹介した『人体の不思議展』が、大好評を博して、再び東京に来ました。

9月4日から始まっていて、来年の1月26日まで、「東京国際フォーラム」にて開催しています。(詳細はこちら

(左の写真は、前回のチケットのデザイン)

その昔、人体標本といえば、“ホルマリン漬け”か“模型のがい骨”、でしたが、ここで展示されているものは、新しい技術”プラストミック” という工法で作られた本物の人体標本なのです。(現在、この技術は、中国とドイツにしかないそうです。匂いもなく、弾力に富み、じかに触れて観察ができ、常温で保存できる、というすぐれもの)

何しろすごいのは、毛細血管だけを取り出している標本とか、健康な肺とタバコで真っ黒になってしまっている肺がひと目でわかる標本(私はこれを子どもに見せたくて連れて行きました)とか、画期的な標本が並んでいることです。人間の身体とは、本当によくできているものです。その尊厳を感じました。

私が行ったのは、前回(昨年から今年の2月までの展示)の終わりの方だったので、会場は大変混みあっていました。興味のある方は、早めに出かけられることをお勧めします。

 

 

9月11日(土) 代表質問原稿(素案)の読み合わせ

今日は、夜、お通夜があり、その後、会派メンバーで、代表質問の原稿先日お知らせした項目に、大庭議員が肉付けをしたもの)の読み合わせをしました。

今回のキーワードは、「熊本区長のカラーとは?戦略性とは?地域コミュニティー創設の鍵は?」です。

以前から、会派として主張しているのは、「行政改革は必要。しかし、それだけではなく、区民が夢を感じられるような区政にしていくことが必要。それは、政治主導でなければできないことであり、まさに、区長の立場だからできる政策提案である」ということです。この点について、代表質問で明らかにしていきたいと思います。(傍聴は、区役所第2庁舎5階受付へいらっしゃって下さい)

 代表質問 :大庭正明議員   9月15日(水) 午後2時30分〜3時30分
 一般質問 :上島よしもり議員 9月16日(木) 午後1時50分〜2時10分

 

今日は、『田中優子レポート』のページを一新し、レポートNO.1〜NO.3までを掲載しました。併せてご覧になって下さい。

 

 

9月10日(金) 「オレオレ詐欺」被害額、1ヶ月で19億円にも!

9月5日の日誌で、知人が「オレオレ詐欺」にあやうくひっかかりそうになったこと、世田谷区で被害が集中していたこと、について触れました。

8日の読売新聞ですが、その被害額が増えていて、7月は最悪を記録した、と出ていました。何と、19億円にものぼっています。一人の被害額が増えている(平均202万円)、というところが特徴的だということ。

 

これだけ情報社会でありながら、どうして?と思いますが、私たちは、自分で考えているよりずっと脆弱なのかもしれません。日頃から、もしもそういう電話がかかってきたらどうしたらいいか?について、シミュレーションしておくことが必要でしょう。まずは、対象者がどこにいるか、確認をとることです。

 

そんなことを言っている私も、過去には、(スピードくじを引いて)おめでとうございます!携帯電話が当りました!無料で差し上げます!」というキャッチ・セールス(というのでしょうか?いっとき、ものすごく流行りましたよね)にひっかかったことがあります。

「そういうセールスがあって、会社の人間がひっかかっちゃって、いらない携帯電話に契約料を払わされて大変だったんだよ」と、夫が家で話しているのを聞いていて、「バカだねー。ただほど高いものはない、って言うじゃないね」と相槌を打っていた私・・・・。にもかかわらず、全く同じ手口にひっかかっていたのでした。

夫に指摘されて初めて気がつき、翌日、即、断りの電話を入れました。でも、たいてい、この手のセールスは場所を移動しながらやっているので、電話機を返すことも契約を解消することも簡単にはできないようになっています。今思い出しても、どうしてわかっていたつもりのことに、騙されてしまったのかわかりません。

 

・・・というくらい、人間、実体験してみないとわからないこと、ってあるものなんですね。

8月の「オレオレ詐欺」の被害の結果が、「7月の過去最高記録を更新して最悪の○○億円」などと出ないことを望みますが、どうなっていることでしょう。

皆さん、どうぞお気をつけ下さい。

 

 

9月9日(木) 会派代表質問の日程と項目

来週の水曜日(15日)から、区議会第3回定例会が始まります。
この議会は、決算特別委員会も続けて行われるため、終了は10月19日。35日間の長丁場の議会です。

昨日が「質問通告〆切り日」で、大庭正明議員が通告しましたが、「せたがや政策会議」の代表質問の内容は以下の通りです。

  「10年後の世田谷の都市像及び基本計画等素案について」
    1. 区民の理解を得る行政改革について
      (政策の有意義性に加えて効率性の議論)
    2. 基本計画審議会について
    3. 行政の最大の使命について
    4. 計画の統合性について

 代表質問 :大庭正明議員   9月15日(水) 午後2時30分〜3時30分

お時間の都合のつく方は、ぜひ、傍聴にいらしてください。
(傍聴席から聴いていると、モニターやビデオ録画とは違って、臨場感があり、議員の様子もよくわかってなかなか興味深いですよ!)
区役所第2庁舎5階、本会議場です。

 

9月8日(水) 国の財政問題について、財務省で勉強会

今日は、国の財政問題について、財務省にて、若手官僚との勉強会がありました。

質問国の公債費残高(借金)を1万円札で積み上げるとどのくらいの高さになるでしょう?(ちなみに、1万円札100枚、100万円で10cmです。まさかエベレスト山まではいかないよなぁ〜と、参加者からの声)
        ↓
答えエベレスト山(8848m)の500倍の高さ!483兆円ですから。(4830km、想像できますか?しかも公債費だけです。 借金全体ではさらにその1.5倍の約720兆円、国民一人につき600万円です!)

額は知ってはいましたが、お札の高さを考えると絶句・・・・。それでも海外支援費の額は減らさない(減らせない?)この国は何なのだろう?

 

勉強会の前に、財務省内を一周、案内してもらいましたが、局によっては、各省庁や自衛隊などから、予算要望やヒアリングのために廊下で並んで待っている人たちがたくさんいる場所があり、ふぅ〜む、財務省とはこういうところか、と思いました。

それらのとりまとめや法案関係の仕事等で、財務省の役人たちは、ほとんど電車で帰宅することができない、深夜労働が続いているそうです。「皆さん、公務員というと定時に帰れる、というイメージがあるかもしれませんが、ここは違います」と。

 

               財務省主計局調査課 北村さん(左) 徳田課長補佐(右)

今回の勉強会で感じたのは、国の予算編成(財政の考え方)は、「歳出主義である」ことです。つまり、歳入(収入)がいくらだから、これだけ使える、その中で、何の事業ができるか?という考えには立っていない、ということです。

これと、これと、これをやるからいくらかかる。それは到底、歳入の範囲内ではできない。では、どうするか? → 借金をする(国債等を発行する)。

それを、家計簿に置き換えたら・・・、以前にもこの活動日誌(3月20日)で触れていますが、今の国の財政状況を家計簿に例えると、「年収400万円なのに、毎年800万円使っている。その他にローンが7000万円ある」という、とんでもない、考えられない状況です。

家庭だったら、年収から算出して、どのくらい使えるか、支出を考えるのが常識です。どうしても必要なものには、借金もしますが、それも、返済可能な範囲で考えるのが常識です。でも、国の財政の考え方はそうではないのです。(だから、社会保障制度から何から、国民の信用をなくしてしまうんですよ・・・)

 
   

今、地方自治体では、「身の丈予算」などと言われ、歳入に見合った歳出を考えなければならない、という時代が来ています。これ、常識ですよね。

議員は、たくさんの区民や団体から、「あれをやってほしい」「これが必要だ」「それはなくさないでほしい」・・・と、陳情を受けます。区民の皆さんの要望を受けていい顔だけをしていれば、選挙は安泰かもしれません。(それができれば、気分的にも楽だろうなぁ、と思います)

でも、それは、最終的な信頼につながるだろうか?と、私はいつも考えます。区政に責任を持つ、ということは、一議員にはできません(それは、選挙で選ばれた区長の責任でしょう)が、少なくとも、責任を持ってチェックし、意見する、ということが私たち議員の責務だと考えます。

・・・となると、財政的に不可能だということがわかっていながら、あれもこれもやれ、というのはおかしいのではないか。まずは、家計簿を考えるように、歳入(収入)状況を見て、そこから歳出(支出)可能な範囲を決めて、その中で何ができるか、優先順位をつけていくこと、それが求められるのだと思います。(世田谷区の財政課はその考えに基づいて予算編成を行なっている、国とは違う、と思いますが)

そして、もうひとつ言うなら、家計が苦しかったら、専業主婦だった女性がパートに出て行くように、さらなる収入源を考えなければなりません。区の場合は「税金」とういことになりますが、税収にも限界がある。・・・だとしたら、投資効果が期待できるような政策を打ち出すとか、民間活力を利用して税金を使わなくてもできることは民間にシフトしていく、などの改革が必要でしょう。

それにしても、日本はこんなひどい財政状況で、いつまで持つのだろう?地方自治体は、国の財政に左右される部分が相当あります。でも、振り回されてはいけない!世田谷区は「身の丈予算」で健全財政を維持しなければならない、と考えます。その中で、最高の区民サービスが行なえるように、区民の代表として、しっかり頑張らなくては、といつも肝に銘じています。

 

 

9月7日(火) 台風18号、記録的暴風雨!

今年は、記録的猛暑、記録的暴風雨、と、異常気象が続いています。地震もしょっちゅうですし、大丈夫かな・・・?と、不安な気持ちになります。今日の九州・中国地方の被害はひどいものですね。死傷者も出ています。家屋の倒壊も続出。現地はどれほど混乱していることか、と思うと胸が痛みます。

東京の天気も、青空が見えたかと思うと、突然、大雨、暴風、という大変な天候でした。こうしてサイトの更新をしている今(夜11時過ぎ)も、外はすごい強風と雨です。

今日は、朝10時〜夕方6時過ぎまで、控室で会派ミーティングを行ないました。明日が「質問通告〆切り日」(議場でどのような質問をするのか、予め、通告しておく必要があり、その〆切り日が明日、ということです)なので、会派代表質問の内容を詰めたのですが、

このところの地震を考えても、大地震の兆候というか、不安を感じる。とにかく自治体の責務として、防災対策が何よりも必要ではないか。区民の命と財産を守ることが、まず優先される課題であり、それは、すべての分野における「共同前提」となり得るのではないか。また、「防災に強い街づくり」には、地域コミュニティーの再生が必要である。

という話になりました。今回、会派の代表質問を担当するのは大庭正明議員で、一般質問は上島よしもり議員です。私は、壇上での質問はありませんが、決算委員会で質疑をする予定です。

ところで、開腹手術の経験がある友人・知人たちが、「気圧の変化が身体に堪える。気象予報士になれるかと思ったくらい、敏感になって、結構つらかった」という話をしていたのですが、「あー、このことか・・・」と、今日は実感としてわかりました。

どうしてでしょう?身体の中(内臓)の圧と、外の圧に差が生じて、変に腹圧がかかって、傷口周辺だけでなく内臓全般が痛くて苦しい、という感じ。まいりましたー!これらが完全に消えるまでには数ヶ月かかる、と聞いていますが、今年は台風の日本上陸がすでに7つ、と新記録で、台風の当り年みたいですし、まだこういう日がありそうですね・・・。

身体への影響もさることながら、私たちの地球はどうなってしまうの?と、心配です。大震災も、はたしていつ来るのか?いずれにしても、自治体としての備えをしっかりしておくこと、これは重要な課題だと思います。

 

 

9月6日(月) 焼却炉は余っている?!23区のごみ行政はおかしい・・・

今月1日の朝日新聞に、「余る焼却炉、見直しなく」という記事が載っていました。

現在、世田谷区では、世田谷清掃工場の老朽化による建て替え工事が進められようとしています。解体工事が終わり、本体建設の業者が入札により選定された、というところです。(関連の日誌はこちら

この建て替え事業は、世田谷区の権限で行なわれているものではなく、「23区清掃一部事務組合」と言って、簡単に言えば「東京都」と同じような組織が運営主体となっています。今回は、経緯など詳細については省略しますが、この記事の4段目以降に注目して下さい。「せたがやごみを減らす会」という市民団体の活動内容とコメントが出ています。

 

私たち、世田谷区議会が決定権を持つものであれば、もっと議論を深めることができたでしょう。しかし、「23区清掃一部事務組合」というところで、“常に23区全体で、一体で”、という考えが優先され、当該区であっても情報も詳細には来ない(来ても“報告”で、議論の余地はほとんどない)という状況の中で決められてきました。

今、「地方分権」「自治権の拡充」という流れの中で、ごみ行政は全く逆行しています。しかも、焼却炉が余っている、という状況であれば、なぜ、世田谷区は二つも焼却炉を持たなければならないのでしょう?

清掃工場建設を予定し、用地まで選定していた新宿区、中野区、荒川区は、焼却炉が余っていることで、建設とりやめとなりました。世田谷区がギリギリ最後のところで残ってしまった、という形です。

フツウの区民感覚で言うと、「どう考えても不公平!」、そして、誰が聞いても、このごみ行政はおかしくない?続きは決算委員会で・・・。

 

 

9月5日(日) ご注意!「オレオレ詐欺」世田谷区内で集中被害?!&「区民体育大会開会式」に参加

 

今日は、「第54回世田谷区民体育大会」の開会式に参列しました。

オープニングセレモニーでは、都立深沢高校の和太鼓の演奏(3年連続東京都で優勝しているそうです)が行なわれ、その迫力ある音色に聞き入りました。すばらしかったです。

 
     

今回は、新たに「ショートテニス」が加わり、33種目、区民2万8000人が参加する大きな大会となっています。スポーツ振興は重要な施策のひとつだと考えます。区民の皆さんには、何かひとつ、好きな運動を見つけて、健康維持に役立てていただけるといいな、と思います。


ところで、ちまたで話題になっている「オレオレ詐欺」ですが、最近、世田谷区在住者がターゲットになっているようです。

9月3日に、私の知人が被害に遭いました。「息子さんが交通事故を起こし、5歳の女の子が意識不明の重態。今すぐ300万円用意できるか?」と。・・・と言っても、未遂で済んだのでよかったですが、心しておかなければならないと思ったのは、日頃は冷静で、十分に情報をもっていて、そんなことにはひっかからない、とご本人も周りの人間も思うような人であっても、いざ、その状況になると、騙されてしまう(しまいそうになる)、という点なのです。

少し前にも、また別の友人が同じような手口の「オレオレ詐欺」の電話を受けたことがあります。「息子さんが同級生の保証人になっているから、借金の返済をしてほしい」という話でしたが、その時は息子さんは家で寝ていたそうで、騙されずに済んだ、ということでした。

前出の知人ですが、一瞬、話にどんどんひきこまれて、あわてて銀行に行ったそうです。でも、そこで「いや、何だかおかしい」と気づき、銀行の人に話をしたら、すぐに警察へ、と言われ交番へ。そうしたら、その日だけで、世田谷区で4件、被害届があり、彼女は5件目。そして、話をしている最中に6件目の被害連絡が警察無線で入ったそうです。

「知識として頭に入っている10分の1も活用できなかったことに驚きです。巧みな話術におどらされましたが、銀行に行くまでのわずかの時間でいきさつを整理できたこと、なによりも私は携帯もカードも持っていないため、時間が稼げ、そして銀行の人、交番の助けを借りられたことで被害にあわずにすみました」・・・と、知人の弁。息子さんには交番から電話をして確認がとれたそうです。まずは、本人に連絡をとる、ということが必要ですね。

皆さん、十分にお気をつけ下さい!!

 

9月4日(土) バレエのレッスン再開&「都区財調制度」の意見交換会

今日は術後初めて、バレエのレッスンに行きました。まだ傷口周辺は痛みも麻痺も残っているので、どうかな〜?と思ったのですが、ストレッチだけでも、と思い、行ってみました。

やはり、後ろに反るストレッチは(お腹がひきつってしまって)できませんでした。バーレッスンで足を上げる練習も、腹筋が弱っていてちょっとしか上がりません。それから、全体的に、身体がガチガチ・・・(運動をしないと、こうも凝り固まってしまうのだろうか?と恐ろしくなりました)。でも、行ってよかったです。日頃から、ほんの少しでも、何かしら“運動”はした方がいいですね。

 

夜は、他の自治体の議員と、「都区財政調整制度」(3月13日の日誌参照)についての意見交換会。世田谷区が真に自立した自治体になれるかどうか、それは財政面での縛り(つまり「都区財政調整制度」です)が関係してきます。

この23区の大きな課題をどう解決(あるいは、せめて“改善”だけでも)するか、区によって立場に違いがあり(「支出だけしている区」「支出の方が多い区」「少しの支出で多くの収入を得ている区」と、色々あって)、利害関係がある上、東京都が行なっている大都市事務の分担金、ということも絡み、非常に複雑なのですが、ここにメスを入れなければ何も解決(改善すらも)できません。

ちなみに、わかりやすく例えて言えば、集めた税金より多くもらっている区は23区中16区。つまり世田谷区を含む7区が他の16区を支えている形になっているのです。 世田谷区には85%ほどしか税が戻ってきません。(千代田区など、わずか数%しか還元されていない区もありますが・・・)

行政に注文をつけるだけではなく、私たち議員としても、同じような立場の区(ここが重要なポイントなんですよね)の議員同士の勉強会、意見交換会も必要だろうと思い、日頃から交流のある議員でやりましょう、と設定しました。これから、こうした話し合いをさらに進めていきたいと思います。

 

 

9月3日(金) 「美しい日本語を世田谷区の学校から」特区の提案

今日の朝日新聞には、以下の記事が載りました。(今日はこの他にも、昨日お知らせした「地域運営学校」のことを含め、毎日・読売・東京・産経・日経新聞各社が、世田谷区の教育施策を一斉に取り上げています)

「特区」というのは、「構造特区」というもので、自治体が、現在の法律の枠をこえて(トライアルで)新たな施策を打ち出せる、とういう「特別な区域」という発想のものです。

 
   

今、文部科学省の「学習指導要領」では、中学校の国語の授業数は週3時間しかありません。これでは、とても母語(日本語)の力はつかない、と、現場の教師たちはあきれ、嘆いている、という実情があります。

特に、世田谷区教育委員会では、「日本語で深く考え、表現できる子どもを育てよう」という目標を掲げ、各学校で、1分間スピーチや読み聞かせなどに取りくんでいますが、それでもまだまだ時間が足りません。そこで、今回の「特区構想」が教育委員会から出されました。

国に認定されれば、来年度から、「小学校では、総合学習や生活科の授業を減らし、国語を週1時間増やす」、「中学校では、総合学習を減らし、哲学・表現・日本文化などの3科目を新設する」ということです。

こうして考えると、文部科学省が打ち出している「ゆとり教育」や「総合学習」は、本当に日本の子どもたちのためになっているのだろうか??日本の教育はこれでいいのだろうか??と、疑問です。6・3制(小学校6年間、中学校3年間)を緩和して、自治体で柔軟に区切ることができる、という案も出されていますが、これなどは、ただ現場が混乱するだけの愚策ではないか、と思います。

例えば、ある市では、小学校5年生で卒業、中学校は4年間、と決めた場合、私立中学校受験を希望する子どもや、私立小学校6年生が地元の公立小学校に戻りたい、という場合、どうなるのでしょう?自治体ごとに決める、というのは現実的ではありません。

私たちに一番身近な地方自治体の教育委員会が、国の法律の枠をこえて、新たな施策に挑戦する、ということは、とても貴重なことだと思います。ぜひ、認定されて、成果が出せるよう、議会としても支援していきたいと思います。

 

 

9月2日(木) 世田谷区に「地域運営学校」が設置されます

今日の文教委員会では、16項目の報告事項がありましたが、その中のひとつ、「(仮称)世田谷区教育ビジョン」に示されている「地域運営学校」について、委員会終了後、午後には教育長がプレス発表を行なう、ということを聞いていましたが、早速、インターネットでも、取り上げられました。(以下、ご参照下さい)

世田谷 学校運営に保護者も(NHKニュース)

全国初の「地域運営学校」来春誕生へ 東京・世田谷区教委(産経新聞)

地域運営学校:東京・世田谷区が名乗り 来春から実施(毎日新聞)

全国初の「地域運営学校」来春誕生へ・東京都世田谷区(日本経済新聞)


この「地域運営学校(コミュニティースクールとも呼ばれます)というのは、法改正により設置できることになったものですが、地域住民・保護者が参加する“合議制の学校運営協議会”を設置し、学校運営及び教職員の人事について関与する、一定の権限を持つものです。世田谷区においては、今年度中に小学校2校、中学校1校を選定し、来年(平成17年)度からスタートさせる、ということ。

例えば、「この地域の学校では、環境教育を充実させたいからその専門家を講師に雇うべきである」とか、「この学校は、ずっと伝統的に部活のサッカーが強かったから、サッカー指導のできる教師に来てもらいたい」というような、地域住民・保護者の意見を取り入れることが可能、という制度です。

“学校運営協議会”のメンバーに、どのような“地域住民”や“保護者”の代表が入るのか、ということも、微妙に難しい問題(課題)がある、と思いますが(率直に言って、それがネックとなることでしょう)、まずは、モデルとなる3校が成功例となるように、選定をしっかりやって頂きたい、と思います。

 

 

9月1日(月) 映画「華氏911」を観ました

今日は「映画デー」(毎月1日です)なので、どの映画館でも1000円で映画が観られる日です。私は、前々から観たいと思っていた「華氏911」を見に行きました。言うまでもなく、カンヌ国際映画祭受賞作品です。(パルムドール賞と国際費評価連盟賞をダブルで受賞)

 

私は、この映画を、“コミカルに脚色され、誇張されて描かれた作品”だと思っていましたが、そんなことはない。マイケル・ムーア監督のユーモアのセンスは随所に満載、ですが、綿密な取材をもとにして突きとめた事実を淡々と並べている作品、という印象を受けました。

もうひとつ、私たちは、意外と知らないことが多い、ということ。これだけ情報社会、と言われていても尚、情報は操作されたものや一部のものしか、一般市民には届いていない、のだと思います。(これは多分あらゆる分野で・・・)

 

ブッシュ大統領は、就任してから9/11までの8ヶ月間、ワシントン・ポストによると、42%が休暇だった!

ブッシュ大統領の背後には、サウド王家とビン・ラディン一族とのビジネス上の“特別な”つながりがあり、そのサウジマネーがアルカイダをつくったにもかかわらず、アメリカにいたビン・ラディン一族24人を、FBIの取調べを受けることなく出国させた・・・

 

一時は、親会社ディズニーからの政治的圧力で公開が危ぶまれるという緊急事態があったそうですが、カンヌからの大きな追い風を受けて、全米868館の超拡大規模で公開され、大ヒット!と言います。「さすが自由の国アメリカ。大統領選挙を前にしてもこういう映画が上映されるとはすばらしい!」と思っていましたが、やはり圧力はあったのかー。

いずれにしても、百聞は一見に如かず。ブッシュ大統領が好きでも嫌いでも、もう一度、「イラク戦争とは何だったのか?」と考え、検証する必要があるでしょう。その意味ではこの映画、「一見」の価値ありだと思います。

マイケル・ムーア監督の前作、「ボウリング・フォー・コロンバイン」(2002年。コロンバイン高校乱射事件をきっかけに銃社会アメリカを鋭く描いた、アカデミー賞最優秀長編ドキュメンタリー作品賞を受賞)も、ぜひDVDで見てみたいと思います。


2003年の 「活動日誌」

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