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2005年11月 「活動日誌」 トップページに戻る

11月30日(水) 区議会第4回定例会・三日目

今日は、一般質問の続きで、14名の議員が壇上に立ちました。その後、議案の上程理由の説明がなされ、それぞれ担当する委員会に付託されました。(審議予定案件はこちらです)

今日のヒット(田中優子の独断ですが)は、「禁煙指導の徹底」を訴えた五十畑孝司議員。「喫煙は病気である」と最近認定されたようですが、ご本人、医師でもあるという立場からの主張なので、説得力があります。同じ自民党内で苦笑い(?)している議員が数名・・・。いえ、自民党だけでなく、議場を見渡すと、困ったような顔をしている議員は超党派で存在していますし、理事者(役所の管理職)の中にもうつむき加減の方が何名も・・・!

人によって、ストレスの解消の方法は違うのでしょうけれど、やはりタバコは身体に(本人にとっても周囲にとっても)よくないですから、喫煙の習慣はできればやめた方がいいでしょうねぇ。医療費にも反映されると思いますし!
(ちなみに、私は、すっごく珍しいと思いますが、これまでに一度もタバコを吸ったことがありません)

 

今日で11月も終わり。明日から「師走」です。今年中にやらなければならないことがたっくさん!あります。頑張らなくては。

 


11月29日(火) 区議会第4回定例会・二日目

今日は、公明党の代表質問の後、13名の議員が一般質問に立ちました。偶然にも、今日壇上で質問したのは男性議員ばかりでした。(一般質問の順番は抽選なのですが、たまたま女性議員は三日目に集中したようです)

昨日の壇上での質問の写真を、区議会事務局調査室に行ってコピーしてもらいました。昨日の活動日誌の写真は2年前の9月議会の写真です。

2年前の写真、議長席に写っているのは、宍戸のりお議員。この写真の議長席は菅沼つとむ議員です。あと、私の髪型が違うかな。(大きく引きのばしたら、しわの数も違うでしょうね?!)

今日、議会質問で何度も出てきたのが、「マンションの耐震偽装問題」。私も昨日の代表質問の中で、「チェックが甘い」ということの例示として取り上げましたが、この問題は根が深いし、「今後の対処はどうするの?行政はどこまで関われるの?」というところで、社会的にも大変深刻な問題だと思います。

小泉自民党新政権が掲げている小さな政府」の行き着く先は→規制緩和地方分権自己判断・自己責任の社会になる、ということは、昨日の代表質問で述べたところですが、その更に先には、“米国型訴訟社会”が待ち受けているのではないか?と危惧されます。

「どうすれば、“米国型訴訟社会”を避けられるでしょうか?」・・・今後は、議会の“チェック機能”と“立法機能”が非常に重要になって来るでしょう。議員の役割はますます重要になる、ということを、我々議員はしっかり認識しないと!と、改めて感じているところです。

 

「せたがや政策会議」田中優子の代表質問エフエム世田谷(83.4MHz)で放送されます。12月1日(木)午後5時〜6時20分(質問は前半の37分、最後の3分間で再質問をしています。全体の放送予定はこちらです

 


11月28日(月) 区議会第4回定例会・初日「代表質問」

昨夜は深夜(というより明け方に近い)まで原稿の推敲をやっていて、睡眠2時間半で迎えた今日、代表質問の本番でした。

「せたがや政策会議」が2年前の(平成15年9月)議会で行なった代表質問(写真)「新エイトライナー構想と世田谷の10年後」・・・、あの時のパネルをもう一度使うことになろうとは、誰が想像したでしょうか?

東京オリンピック招致の話が浮上しています。そうであれば、開発優先のオリンピックには反対。環境を重視した取り組みとすべき。そして、仮に、東京にオリンピックが誘致されれば、世田谷区もそれなりに影響を受けるはず。であれば、積み残された課題である「南北交通問題の解消」という都市基盤整備の起爆剤となる可能性が大きい!

・・・ということで、2年前に提案した、「大深度を利用して既存の駅と駅をつなぐ“新エイトライナー構想”」を再び今日の質問で取り上げました。全くの夢物語かもしれないけれど、例えばこういう構想で、将来性のあるビジョンを持って街づくりを進めて行くべき!という提案が、もしかしたら本当に実現可能となるかも?!

偶然、2年前の代表質問も私がしたのですが、あの時の議場のざわめき(反響)もかなりのものだったけれど、今日は今日で、また違った反響があって、すごい手応えを感じました。他の会派、ほとんどすべてから、「そうだ!」「いいぞ!」(反応する場面は会派によって違ったりするのですが)声が挙がり、質問が終わった時、(そんなことはめったにないことなのですが)他の会派からも拍手が起こり、「共感してもらえたんだなぁ〜」と実感できて嬉しかったです。(質問の詳細は後日アップします)


6時15分に本会議が終わってから、議案の追加があったため「企画総務委員会」が臨時に開かれ、その後、会派で反省会を兼ねて、二子玉川へ。クリスマスイルミネーションで、街がきれいでした。

ああ、それにしても、本当に世田谷は南北交通がダメ!ウチの会派が主張しているように、二子玉川(田園都市線&大井町線)が成城学園前(小田急線)、千歳烏山(京王線)、と、エイトライナーでつながったらどんなに便利でしょう?!羽田空港、砧公園もぜひ!と思います。

 

ここ数日間、質問作りでかなり大変でしたが、「会派の質問時間をきっちりやり遂げられたかな」と、いい感じの疲労感と充実感に包まれています。


 

11月27日(日) 代表質問の原稿書き

代表質問の原稿、大体仕上がって来ましたが、いつものことながら、すごく枚数が多い!40分間というと、一般に、原稿用紙35枚ぐらいがいいところでしょう。明日の、「せたがや政策会議」の質問では、パネルを使って話す時間(原稿を読む以外の時間)が必要なので、その分を差し引くと、せいぜい30〜31枚までに収めたいところ。

だけど、今、大まかにまとめた段階では、すでに38枚・・・。質問項目を減らさずに、内容もきちんと伝わるようにして、原稿用紙7、8枚分の文章を減らさなくてはならないって、大変な作業です・・・(ため息)

どうなることか?は明日のお楽しみということで、明日28日(月)午後2時30分〜3時40分頃まで、お時間のある方はぜひ傍聴にいらして下さい区役所第2庁舎5階です)。インターネット生中継はこちらから(私の質問は2時30分〜約40分間で、後半は答弁が続きます)

 

※「お知らせ」

男女共同参画シンポジウム「21世紀にっぽんの男女共同参画」が、12月10日(土)13時〜16時、弁護士会館で開催されます。「お知らせ」のページに詳細載せました。私も行きます。皆様もご一緒しませんか?

 

 

11月26日(土) 「2005年NGO日本女性大会」

今日は、「2005年NGO日本女性大会」〜ジェンダー平等と平和な社会をめざす〜に行って来ました。

 

 

まず、少子化・男女共同参画担当大臣の猪口邦子氏より来賓挨拶。(大きな体格のSPが二人、舞台の両サイドに立っていました)

次に、韓国外務省国際団体局長であるクンワカン氏による「国際社会における女性たちの責務〜平和と平等社会に向けて〜」と題する記念講演がありました。

資料には、過去5年間を踏まえてた上での、2005年〜2010年のNGO行動目標が示されています。「政策方針参画」、「教育・マスメディア」、「労働」、「家族・福祉」、「平和・開発」、環境」と、分野ごとの課題と行動目標がまとめられていますが、私が議会で取り上げてきたこと、勉強してきたこととも重なっていて、改めて、女性の社会参画の重要性を感じた次第です。

(“女性が社会参画すること”が“家庭を顧みなくなることだ”と勘違いしている人たちがいて、“ジェンダー・バッシング”が起こっていることはとても残念。その誤解をどのように解くか?が、今後の課題ですね)

 


11月25日(金) 会派ミーティング

今日は、午前中は会派メンバー全員集合で、代表質問の原稿の読み合わせをする予定でした。・・・が、原稿が仕上がっていなくて(会派の皆様、申し訳ありません!)、結局、質問の全体像についてとだいたいの流れを説明し、質問の切り口に修正をかけたり希望を取り入れたり、などの調整をしました。

午後はずっと(結局夜7時過ぎまで)質問関連の取材。

質問通告をしてから一週間後に質問する、というタイムスケジュールなのですが、たった一週間の間に、世の中で思わぬ動きがあったり、新たな情報が入ってきたり・・・と、その度に質問の持って行き方を変えなければならなくて予定調和的にいかない、「議会質問は生き物」と、実感させられるめまぐるしい毎日です。

でも、この苦労があってこそ、「レトルト食品」や「乾物」ではなく、「生鮮食品」のような新鮮味のある質問になるのだ!と思います。「議会質問は、防災備蓄品であってはいけない、旬のおいしさが味わえるものでなければ!」と。

原稿の続き、がんばりま〜す!!

 


11月24日(木) 「ジェンダー問題学習会」

今日は、第二東京弁護士会・両性の平等に関する委員会」「ジェンダー問題学習会」があり、私が講師として「世田谷区におけるジェンダー問題の現状と課題」について話をしました。

資料を作る際に、“ジェンダー”“男女共同参画”に関する議会の会議録を洗い出し、改めて見直してみたのですが、世田谷区議会において「田中優子」が男女共同参画に関して発言してきたことってかなりある(私の質疑が一番多い)んだなぁ、と。結果、結構、施策が進んできている、とも思います。

また、いわゆる“ジェンダー・バッシング”(保守派、って言うんでしょうか)と思われる質疑も、とてもわかりやすい、象徴的なものがあり、今日の勉強会では弁護士の皆さん方に臨場感を持って聴いていただけたようでした。

「男女共同参画社会の推進について」は、28日の代表質問でも取り上げる予定です。ジェンダーの問題、男女共同参画のことを誤解してとらえている人が(一部とはいえ、まだ)存在する中で、いかに本来目指していることを正しく理解してもらえるか?が、今後の課題だと思います。

「ジェンダー問題学習会」の後は、引き続き、「司法におけるジェンダー問題諮問会議」が開かれ、今日は、沖縄県の「金武入会訴訟」という、深刻な男女差別の訴訟問題について、遥々沖縄から原告の方がみえて経過を話され、弁護士の皆さんが法的アドバイスをしていました。

「いやしかし、今どきこんなにあからさまな男女差別ってあるの?!」と、驚くような内容でした。

私は、「性と健康を考える女性専門家の会」にも所属していますが、医師、ジャーナリスト、弁護士などの方々が勉強会を開催し、「ポジティブアクションで男女共同参画社会を推進しよう!」と取り組んでいる、ということはとても心強いなぁ!と思います。今日も、元気をもらって帰って来ました。

 

  

   沖縄タイムズ社説 <2004年9月9日> 

       金武杣山訴訟 〜慣習に潜む性差別が問題〜

女性の権利獲得運動の歴史は、「慣習」と闘う歴史でもあった。法律上は平等がうたわれても、慣習や慣行が実質的な平等を阻害してきたからだ。

米軍用地に接収された「杣山」の入会権を持つ団体が地料の分配金受給資格を原則的に男性の子孫に限定しているのは憲法違反として、金武町の女性たちが訴えた。その控訴審判決で、福岡高裁那覇支部は、女性側の訴えを全面的に認めた一審判決を取り消し、請求を棄却した。

「入会権者の資格について、男子孫と女子孫とで取り扱いを異にする慣習が、公序良俗に違反するとまで認めることはできない」との判断だ。判決は「入会権は長い年月にわたり形成された地方の慣習に根ざした権利であり、その慣習を最大限尊重すべき」とも言っている。慣習の中に潜む性差別こそが問題であるはずなのに、時代にそぐわない残念な判決と言わざるを得ない。

一審の那覇地裁は「受給資格を男性に限る団体の規定は、性別のみによる不合理な差別で憲法、民法に反し無効」と女性側勝訴の判決を下した。この問題は、軍用地料の分配をめぐる争いではなく、性差別の解消を求める争いだ。女性たちが、「憲法一四条の男女平等の原則に反する」として訴えを起こしたのに、高裁が、その点に触れていないことにも不満が残る。

杣山の入会権を持つ団体同様、軍用地を持つ大半の団体が、その受給資格をいまだに男子に限定しているということにも驚くばかりだ。地域共同体にあって、そこに男尊女卑の習慣が根強く残っている。

県など行政機関では女性の登用が進み、沖縄女性の元気さがメディアで取り上げられ、基地問題を「人権」の視点からとらえなおす動きが活発だ。が、生活の場においての人権意識は低い。一方で高裁は「男子孫と女子孫とで取り扱いに差異を設けるべき必要性ないし合理性は特に見当たらない」とも指摘している。

このことを重く受け止め、団体側が、ひと昔前の画一的な考え方を前提とした慣習を、社会の変化、価値観の多様化にあわせ、実社会と折り合うよう変えていく努力を求めたい。

共同体意識の強い沖縄でも、「家」ではなく「個」に根ざした生き方を追求する人たちが増えている。共同体としての地域の力が弱まる中、女性たちの訴えは、二十一世紀型の地域コミュニティーをどう構築していくかの課題も突きつける。


 

 

11月23日(水・祝) 代表質問の全体像

今日は祝日ですが、私は一日中、パソコンに向かって代表質問の原稿を考えていました。今回の「せたがや政策会議」代表質問は、40分間(会派の持ち時間すべて)をかけて行ないますが、縦割り行政的な質問ではなく、全体がつながっている、という構想があります。

「地球温暖化・環境破壊の問題」「未来への投資」「小さな政府」というキーワードが、全体に通奏低音として流れていて、それぞれの質問項目が以下の図のような関係となっています。 拡大版はこちら

「せたがや政策会議」の代表質問、どうぞお楽しみに!

 

 

11月22日(火) ネット選挙、解禁へ


昨日の東京新聞ですが、「自民“ネット選挙”解禁へ」という記事が出ていました。

私は、前々から、「今の公職選挙法は不備(ナンセンス)である!」ということを訴えていますが、「ようやく、やっと、与党自民党がその気になったか」・・・という感じ。でも(記事を読んでいただければおわかりかと思いますが)「時代の要請であると判断して」、ではなく、「自分たちの都合で?!」・・・

いずれにしても、「時代は動いている!」「時代に合わせた改革が必要!」です。一歩前進、と評価したいと思います。

 

 

11月21日(月) 質問通告〆切日

今日は、28日から始まる第4回区議会定例会の「質問通告〆切日」でした。

次の定例会では、5つの交渉会派が代表質問に立ち、27人の議員が一般質問(一人10分)に立つ予定です。一般質問の順番は本日正午に抽選で以下の通りに決まりました。

「せたがや政策会議」の代表質問は、私、田中優子が行ないます。

28日(月)午後2時30分〜3時40分頃まで、お時間のある方はぜひ傍聴にいらして下さい。インターネット生中継はこちらからどうぞ。

 

    「せたがや政策会議」の代表質問の項目

  1 都区財調主要5課題のその後
  2 世田谷の街づくりとオリンピックの影響
  3 新型インフルエンザ予防対策として想定できること
  4 水防拠点における区と都、国との連携強化策について
  5 新財団「産業振興公社」設立の目的と効果について
  6 指定管理者制度について
  7 廃プラ処理の方針転換に伴う実証実験について
  8 地区の力を高めるための生活圏の見直しと、
     コミュニティー拠点としての小学校の充実を
  9 男女共同参画社会の推進について

 


今日は、これらの内容について次から次へと取材が入り、「せたがや政策会議・議員控室」は、「行列のできる控室」?!状態でした。

 

 

11月20日(日) 税を考える週間

11月11日(金)〜17日(木)まで、「税を考える週間」だったのをご存知でしょうか?

先週、地下鉄大江戸線の西新宿駅に、「中学生の“税についての作文”」「小学生の“税に関する標語”」が貼り出されていました。

    「税金は 国が成り立つ 第一歩」
    「この日本 みんなの税が 生きている」
    「支えよう みんなの暮らし 税金で」
    「税金で 未来をつくる 私達」
    「税金は 子供を支え 家族を守る」
    「納税が みんなに役立つ この社会」

これから、日本の財政をたて直すために、特別減税の廃止や消費税率の引き上げなど、税制改革がとられていくものと考えられます。

納税義務がある裏には、必ず脱税という行為が存在しますが、「税金でとられるのは損」という考え方・意識を根本から変えていかないと、と思います。「税金を払うことに誇りが持てるような感覚・価値観」を、子どもたちの中に育てていきたい、と。

女性の場合、いわゆる年収“103万円の壁”、“130万円の壁”というものがあり、それ以上働くと税金や健康保険料を納めなくてはならない(損をする!)から、働き方を抑える、ということが大きな問題となってきました。

こうした、一見、優遇しているようで、実は、「働き方や納税に対して後ろ向きになるような制度」はいかがなものか?と思います。「税を納めることに誇りを持つ」、という教育が必要ですよね!

この「税を考える週間」が、そのきっかけになっていればいいな、と思いますが、そのためには、まず大人の態度や意識も変えなくては!ですね。

 

※今日はやっと、明日提出の「質問通告書」を仕上げました。これから、原稿の内容を考えていかなければ・・・。実は、24日に、第二東京弁護士会「両性の平等に関する委員会・司法におけるジェンダー問題諮問会議」で、「世田谷区におけるジェンダー問題の現状と課題」について話をすることになっていて、そのレジュメや資料作成にも時間を割いていました。代表質問とも重なるところがあるので、今回、資料を作ったことはちょうどいいまとめにもなったんですけれど、う〜ん、もっともっと時間がほしいな!

 

 

11月19日(土) 代表質問の準備

今日は、午前中はバレエのレッスンに行き、その後は「代表質問」の準備。昨日までにヒアリングしたことをパソコンに入力したり、関係資料や会議の議事録などを読んだり・・・と、月曜日(通告〆切日)に提出する「質問通告書」作成の準備を進めています。

議会は、28日から始まりますが、この1週間は質問原稿のためにこもらなければならないくらい(?!)忙しくなりそうです。

ところで、「女性のための政治スクール」で、あの「行列のできる法律相談所」に出演している住田裕子弁護士による公開講座があります。

     

  「法とくらしと政治」
  日時    12月17日(土)13:30-15:00 
  場所    剛堂会館(地下鉄永田町駅徒歩5分、麹町駅徒歩3分)
  参加費   一般5000円、学生2500円
  申し込み  12月9日必着でFAXまたはメールで
          03-3261-1836 school@madoka-yoriko.jp
         (住所、氏名、電話番号を明記)

 

パンフレットは「お知らせのページ」をご覧下さい。

 

 

11月18日(金) オウム反対抗議デモ・抗議集会

今日は、午前10時から「世田谷区私立幼稚園PTA大会」式典に参列、その後すぐに議会棟に戻り、11時から「企画総務常任委員会」(臨時開催。先日採択された請願に基づき、東京都に要望書を出すことを決議しました)

午後から夕方まで、会派控室で代表質問の取材の続き。色々ヒアリングをかけていたら、どんどん項目が増えて行ってしまい、今回予定していた大庭議員、富永議員の一般質問の時間もすべて私の代表質問で使わせてもらうことになりそうな・・・?!

そして、夜は、烏山区民センターで「第11回オウム反対抗議集会〜教団の犯した罪を、信者はどう考える〜」に参加しました。日本脱カルト研究会代表理事・東北学院大学名誉教授の浅見定雄先生による講演を聴きました。

 

「オウム問題は絶対に風化させてはならない!」と、5年前から、オウム対策住民協議会の皆さんが、抗議デモと学習会を続けて来られています。しかし依然として、世田谷区を拠点とし、教団の活動が続けられています。これといった打開策も見出せず、「今回で11回目。いつまでこういうことを続ければ解決するのだろう?」という閉塞感が出てきているようにも感じました。

今できることは、とにかくあのおぞましい事件を風化させないこと。そのために地道な活動を続けること。それを行政や我々議会が一緒になって協力していくこと、あきらめないこと。なのだと思います。

住民協議会の皆様、関係者の方々、大変お疲れ様でした。今後もあきらめずに、間違った教えに子どもたちがまきこまれないよう、頑張りましょう。

 

 

11月17日(木) 区役所の“白門会”

今日も役所の議員控室で夕方まで議会質問の準備。そして、夕方6時からは、区役所幹部職員による「白門会」に出席しました。

「白門会って何?」とご存知ない方もいらっしゃるかもしれませんが、中央大学の同窓会です。

世田谷区役所には、中大卒の職員がたくさんいますが、この「役所の白門会」というのは、区の管理職試験に受かった人(現職、OBも含む)が毎年この時期に集まっているものです。(お正月の駅伝を応援するためのカンパを募る、ということも目的のひとつにあるようですが) 

熊本区長(名誉会長)をはじめ、佐野元助役(会長)、根岸収入役、永山代表監査委員、西澤政策経営部長、庄司教育次長(以上副会長の方々。副会長は全部で10名)と、役所の中枢にそうそうたるメンバーがそろっています。会員、そして顧問(我々議員と議員のOB)を合わせると、全部で45人になります。

私は中央大学卒業ではありませんが、中大杉並高校出身で、中大の校歌と応援歌を歌って来た仲間、ということで顧問のひとりにしていただいています。

今日はこのメンバーの他に、「白門会」世田谷支部の会長、事務局の方々も参加され、「白門会世田谷支部を盛り上げるために皆様のご協力をお願いします!」と訴えていらっしゃいました。区内在住・在勤の中大出身の方、ぜひ入会して下さい。

 

中央大学学員会 東京世田谷支部 連絡先

馬場宅 TEL&FAX 03-3427-1696 
     156-0052 世田谷区経堂5-13-30
石井宅 TEL&FAX 03-3428-0440
     156-0053 世田谷区桜2-22-4

※できればFAXで連絡をお願いいたします

中央大学卒業で世田谷区在住・在勤の方ご連絡お待ちしております


 

ショートエッセイを更新しました。ぜひご覧になって下さい。

 

 

11月16日(水) 「オウム問題・災害・防犯対策特別委員会」視察の報告
 

13日(月)、特別委員会終了後、午後から夕方いっぱいかけて、「下馬広域用倉庫」(世田谷区内)と、「東京都防災センター」へ、視察に行きました。

 

下馬防災倉庫(写真左)は細長いうなぎの寝床のような建物で、備蓄品の出し入れが大変そうな気がしましたが、通路に写っている台、わかりますか?ローラーがついていて、そこに荷物を乗せると転がせば入り口まで来る、というしかけになっていました。

ここには、食料品から日用品、紙おむつや肌着、台所用品、照明灯、発電機、タオル、破傷風ワクチンなど、様々なものが備蓄されています。

写真右は「東京都防災センター」の本部司令室。「踊る大捜査線の撮影ってここでやったのかな?」とつぶやいていたら、他の議員が「あ、ここ、警視総監の席だ!」と言って(ちょっと嬉しそうに?)座っていました。(笑)

この施設と機能について説明してくださったのは、「東京都総務局総合防災部長」中村晶晴さんと、「総合防災部震災対策担当副参事」の渡邊俊夫さん。お世話になりました。

東京都の防災システムの技術的レベルはかなりのもの、ということはわかりましたが、もっと区と直接的に連携できないものだろうか?それが今度の課題だと思います。

 

世田谷区議会は来週の月曜日が「質問通告〆切日」なので、今週は代表質問の項目の絞込みで、ひたすら資料集め、読み込み、取材、会派で議論・・・と、大忙し!です。

第4回定例会では、「せたがや政策会議」代表質問は、私、田中優子が担当します。会派の総力を挙げて取り組んでいます。11月28日(月)の予定ですので、皆様、お楽しみに!!

 

 

11月15日(火) 「オウム問題・災害・防犯対策特別委員会」の報告

昨日行なわれた「オウム問題・災害・防犯対策特別委員会」の報告です。本当は昨日アップするつもりでいたのですが、午後(委員会視察の最中)から具合が悪くなって来て、「まずいなぁ・・・」と感じていたのですが、夕方帰宅して熱を計ったら38度以上。節々が痛くて寒気がひどく、とても起きていられない状態だったので、すぐ(正確にはやっとの思いでお米をといでご飯を炊く用意をし、「夕飯よろしく」と夫にメールしてから)、パソコンに触れることもできずダウンしてしまいました。

今日は昼近くまで休んでいて、薬も効いたのか、ようやく熱も下がって、午後からは元気になりました。(本当は、朝から大事な予定が入っていたのですが、ドタキャンとなってしまい、本当に申し訳ない!関係者の方、ごめんなさい!!)

 

 「オウム問題・災害・防犯対策特別委員会」(11月14日)

1.請願審査
平17・24号 首都圏大地震に備えて、世田谷区の広域用防災倉庫としての土地買上げを求める陳情

これは、件名に「防災用倉庫」という言葉が含まれていたため、この委員会に付託されたものの、実は「マンション建設反対(だから、マンション建設が予定されている土地を区が買い取ってほしい)」ということが一義的な陳情内容であり、本来は「都市整備委員会」で審査されるべきもの、でありました。

どの委員からもそのことが指摘されましたが、付託先を変えることはできないため、私は「災害対策委員会の視点で意見を申します」と断った上で、「計画行政(施設配置等において全区的な公平公正の観点から考える)である以上、よほどの緊急措置が必要と判断されない限り、“陳情があったからそこだけに施設を設ける”、ということは基本的にはできない」ということ、また「備蓄倉庫を増やすのであれば、使われていない区の狭小未利用地を優先して考えるべきである」という理由から(マンション建設反対のための)土地を購入してほしい」という陳情を採択することはできないので不採択」、と述べました。

“自民党”、“公明党”、“区民連(民主党・生活者ネット・社民党)”、“レインボー世田谷”、“無所属”の委員も「土地を購入することはできない」と、同じことを言っているのですが、「継続」という判断。共産党は「趣旨採択」でした。

意見が分かれたため(委員会として)「継続審査」というのはともかく、各議員(会派)の意見としての「継続」ってどうなんでしょう。「次も継続して審査される」、と区民は受け取るでしょう。しかし、残念ながら「継続」というのは「判断しません」ということで、「打ち切る」ことなのです(もちろん真の意味で再度審査する案件もありますが、その場合は審査の中で次の日程についての言及がありますし、実際そのような例はほとんどない、というのが現状です)

やっぱり・・・と思ったのは、「継続」と聞いた陳情者の方が、議会事務局の職員に「○月○日までに世田谷区が土地を買い取るということが決まらなければ、マンション建設が決まってしまうので困るのですが・・・」というような、つまり「次の審査はいつですか?」という趣旨の質問をされているのを耳にしました。

前々から会派として主張しているのですが、「継続」という言葉を使って区民に甘い期待を抱かせたり誤解を招いたりすることはやめるべきではないでしょうか。(各会派の意見がバラバラのため)委員会として敢えて結論を出さない」ということで継続はあったとしても、各議員(会派)の考え方は表明すべき、と考えます。陳情・請願を出される区民の方々は各議員(会派)の「判断」を求めているのですから、採択か不採択しかないのです。

もっと区民に対して正確に伝わるように態度表明をすべきだと思うのですが、皆さんはどのように感じられますか?やはり、「議会が変わらなければ区政は変わらない!」って、またそう感じた出来事でした。

 

2.報告事項
(1)オウム真理教(現アーレフ)問題対策について
  11月18日(金)午後6時30分〜烏山区民センター
  12月14日(水)午後2時〜砧区民会館ホール
  にて、「オウム問題に関する講演会」があります。(参加費無料)
  お一人でも多くの方に一緒に考えていただけたらと思います。ぜひご参加下さい。

(2)国民保護法に対する区の対応等について
(3)水防初動態勢の強化について
(4)(仮称)災害対策総合条例(素案)について
(5)世田谷区地震防災マップの公表について
(6)「安全安心まちづくりカレッジ」実施状況について
(7)その他
  1ハザードマップを玉堤小、玉川高校などに配布した
  2水害に対する意見を聴く会第2回を10月14日に開催、出席者約100名。
  3災害貸付制度に1件借り入れ申請があった

その後、委員会視察として、下馬広域防災倉庫、東京都防災センターへ。視察報告は後日いたします。(視察中、「田中さんがおとなしいと具合でも悪いのかと思っちゃいますよ〜!」と仰っていた○○議員は鋭い?!・・・でも、私ってそんなにいつもしゃべっているかしら??)

 

 

11月13日(日) 「企画総務常任委員会」報告(その2)、区の捜索、まるで「踊る大捜査線」?!

10日に行なわれた「企画総務常任委員会」の報告(その1)の続きです。

(6)平成17年特別区人事委員会勧告の概要について
  1 民間との給与較差がマイナス較差(△0.97%)のため、2年ぶりに例月給与の引き下げ改定。
  2 期末・勤勉手当の年間支給月数を4.40から4.45に引き上げる
  ※勤勉手当については、現在一般職員は全員が100%支給されている。来年度から本来の勤勉手当の趣旨に基づいて支給されるかどうかは労使交渉の結果による、という答弁。

(7)職員の福利厚生等の見直し状況について
  1 区職員の互助会への交付金の割合を減らし1:1として、3.427万円を削減
  2 貸与品目をすべて洗い出し精査した結果、約1500万円の予算削減効果を生み出す見込み
  ※今年の3月議会で、ウチの会派の富永さなえ議員が一般質問で「貸与スーツの問題」を取り上げ、テレビや新聞各社で報道されたものです。その結果、区の税金が約5000万円も削減という大きな成果となりました。

(8)平成17年度工事請負契約締結状況(9月分)について
(9)平成17年度工事請負契約締結状況(10月分)について

  この二つについては第4回定例会告示日に資料が出されるとのこと

(10)コンビ二収納の実績報告について
  今年度より「軽自動車税(30万円以下のもの)」「特別区民税」「国民健康保険料」がコンビニで納付できるようになった(手数料は55円+消費税)。その結果、「軽自動車税」は取り扱い件数の約4割がコンビニ収納だったが、他の2件についてはあまり伸びていない。

(11)電話催告センターの実績報告について
  昨年度開始した滞納者の徴収を促進するための「自動電話催告システム」により、平成16年9月〜平成17年8月までの1年間で、
「特別区民税・都民税」 かけた件数73.445件
               通話できた件数21.278件(45.24%)
               徴収金額6億4400万円(収納率40.98%)
「国民健康保険料」   かけた件数48.020件
               通話できた件数21.726件(28.9%)
               徴収金額3億8200万円(収納率46.19%)

※非常勤職員12名が6人ずつシフトを組んで火〜金9時〜17時まで行なっている。今後、土曜も検討していく、ということ。

(12)滞納整理に関わる捜索の実施報告について
平成16年度の決算では、
  一般会計 歳入 2.249億8.559万円
         歳出 2.215億9.920万円
         収支   33億8.639万円

これだけ見ると黒字のように思いますが、実は・・・
一般会計では、特別区民税 72億4.800万円
          保育料     1億1.741万円
          諸収入     2億 959万円
国民健康保険では、      80億3.520万円

合計150億円もの「収入未済」(滞納)があります!!

この、税と保険料の滞納者の中で、財産調査などをした上で、“払えるのに払っていない”という悪質なケースに対して、区は、10月下旬、24名の職員で「捜索本部」をつくり捜索に踏み切った!!「マル査の女」か「踊る大捜査線」か?!という実況中継のような報告が委員会でなされました)

結果、捜索の4日後には、合計約1100万円が納付されたということ!「特別区民税・都民税(延滞金を含む)」1千万円あまり、「国民健康保険料」64万円あまり) 区は、その翌日に差し押さえていたハンドバッグ11点を返還した・・・そうだ。

「他にもこのような対象者はどのくらいいるのか?」と質問したところ、「財産状況などを調査しないことにはわからないため、何人ぐらい、ということは現段階では言えないが、また実施していく」との答弁。

“払えるのに払わない”という状況が放置されているのは非常に問題です。今回の捜索は委員会メンバー(議員)は皆、「よくやった!」と感じましたが、滞納額は150億円に上っています。何らかの事情で収められない、という人も中にはいるでしょうけれど、払えるのにを払わなくても許される、ということのないよう、制度的に改善できないのだろうか?と思います。

また、今回の捜索中、対象者の夫とみられる人物から区の職員の一人が右胸を殴打されたため、警察署に暴行と公務執行妨害で出動を要請し、その人物は警察官に連行された、ということもあったそうですが、職員の方々、くれぐれも身の安全に気をつけて下さいね。

 

※昨日載せた「議会活性化に関するアンケート結果」ですが、総合ランキングのページにアンケートの主な質問項目(と世田谷区の現状)を載せました。ご覧下さい。

 

 

11月12日(土) 「議会活性化に関するアンケート」結果、世田谷区は152位・・・ 

今月5日の毎日新聞に載った記事をご覧になった方もあるかと思いますが、「開かれた議会をめざす会」が行なった「議会活性化に関するアンケート」についての学習会が今日、“東京区政会館”であり、参加しました。

アンケート結果については新聞記事の通りですが、関東1都6県のすべての地方自治体192の内、回答は181市区(回答率94%)、回答しなかった自治体は7つだけ(栃木県真岡市、茨城県築西市・結城市・鹿嶋市・神楢市、群馬県藤岡市、埼玉県深谷市・蕨市、千葉県浦安市・四街道市、東京都東村山市)だったそうです。

(※茨城県稲敷市議会は合併直前だったため回答を見送るとの連絡あり)

総合ランキングはこちら

世田谷区はなぜ152位だなんて開かれた議会からほど遠いところにいるのだろう?」と思い、今日の学習会に参加したのですが、アンケート項目によっては、「世田谷区のように大規模な自治体ではそうした方が合理的」というものもあり、一概にすべてが悪いとはいえない、というところも部分的にありました。

しかし、です。世田谷区議会も、“開かれた議会”、“議会の活性化”ということでは、まだまだ改革が必要だ!と思う点がたくさんあります。

このサイトのトップページが少しだけ変わったこと、ご存知でしょうか?「せたがや政策会議」の上に、「議会が変わらなければ区政は変わらない」というキャッチコピーを貼り付けました。

行政に対してだけ、改革だ!と叫んではいられない時代となっています。やはり議会も変わらなくっちゃ!だから、「議会の活性化をめざし、開かれた議会をめざす」このグループの活動はとても意義あることだと思います。

 

この学習会は残念ながら第一部のみで失礼し、急いで麹町に移動して「女性のための政治スクール」に出席(第二部に間に合いました)。第二部は、厚生労働省老健局総務課長:山崎史郎氏を講師とする「介護保険制度の見直しについて」でした。最新の資料と国の動向がわかり、有意義でした。

今日は、午前中は、1ヶ月以上欠席してしまったバレエのレッスンに久しぶりに出席。もう、来年7月の発表会の振り付けをやっていました。そして午後は、二つの学習会に出席、と、大変忙しい一日でした。

 

 

11月11日(金) トラスト協会評議員会&安藤忠雄氏の講演会

今日は、会派で、常任委員会の報告会を行ない、その後、私は「財団法人せたがやトラスト協会」の評議員会のため砧総合支所へ。以下、本日の評議員会で出した答申と議決です。

  

 「財団法人せたがやトラスト協会」評議員会

 (1)審議事項
 諮問第4号 新財団名称の候補の選定について
  →“世田谷トラストまちづくりセンター”が選ばれました。
 諮問第5号 新財団の設立趣意書(案)について
 諮問第6号 新財団の寄付行為(案)について
 諮問第7号 新財団の経営計画(案)について
  →この中の役員のところ、「理事、評議員の人数が多すぎる。もっと削減すべき」、という意見が相次ぎました(私もそのように意見しました)。が、その他の経営計画については了承できるためこの案に賛成しました。
第5号から7号まで、賛成多数で評議員会の答申とされました。

 (2)議案
 議案第3号 財団法人せたがやトラスト協会寄付行為の一部変更(案)
  →議決されました。

 

評議員会終了後、また区役所に戻って、区民会館で開催された「安藤忠雄講演会・美しい風景をつくる」を聴きました。今年は有料(1000円)にして、それを「まちづくりファンド」に寄付する、という方法をとっていますが、昨年同様、会場満杯の人が訪れ、大盛況でした。

プロジェクターを使って、たくさんの建築事例が紹介されましたが、発想のすばらしさとユーモアあふれる講演、とても楽しく有意義なひとときでした。

最後、質疑応答で安藤氏が仰っていた言葉、「少子化で何が問題かといえば、数少ない子どもたちをしっかり育てなければこの国は大変なことになる。だけど、今の子どもたちは絶望的。基本的なしつけ、礼儀というものを知らずに育っている。すべて親がやってあげて大事に育てられ過ぎ。親がきちんと礼儀や社会の常識を教えなければ」(という趣旨の答え)が印象に残りました。

 



11月10日(木) 「企画総務常任委員会」報告(その1)

今日は「企画総務委員会」が開催されました。(2回に分けて報告します)

1.請願審査

平17・26号 都市計画税の軽減措置の継続につき意見書等の提出を求める請願
平17・27号 小規模非住宅用地の固定資産税・都市計画税の減免措置の継続につき意見書等の提出を求める請願
平17・28号 負担水準が65%を超える商業地等の税額軽減措置の継続につき、意見書などの提出を求める請願

これは、東京都が行なっている「都市計画税」、「小規模非住宅用地の固定資産税」、「商業用地等の税」の軽減措置を引き続き来年度も継続するよう、東京都に意見書等を提出してほしい、という内容の請願です。

3つの請願を一緒に審査した結果、「景気は上向きとなってきた、とはいえ、中小零細企業にとっては景気回復の実感はなく、まだまだ厳しい状況である」という理由から、一部の会派から反対はあったものの、多数決で採択されました。意見書か要望書かを含め、内容については正副委員長に一任されました。

2.報告事項 

(1)第4回定例会提出予定案件について

【議案】【1】世田谷区長等の給料等に関する条例の一部を改正する条例
      【2】世田谷区議会議員の報酬及び費用弁償等に関する条例の一部を改正する条例
      【3】世田谷区監査委員の給与等に関する条例の一部を改正する条例                      【4】世田谷区教育委員会教育長の給与及び勤務時間等に関する条例の一部を改正する条例

上記4つの議案が、第4回定例会に提出される予定です。今日は事前説明とそれに対する質疑がおこなわれました。

【報告】 

(1)平成17年8月分例月出納検査の結果について  
(2)平成17年9月分例月出納検査の結果について
  →第4回(区議会)定例会の時に資料を用意する
(3)外部評価のための区民委員の公募について
(4)「新たな地域行政の推進について(最終報告)」について
(5)AED(自動体外式除細動器)の配置について

愛知万博で一躍有名になった「AED」ですが、この度、SECOM株式会社が世田谷区に20台寄贈して下さいました。世田谷区役所には、この他に、東京消防庁から、成城遊技場組合から、個人(2名)から、の寄付があり、全部で24台設置しています。

AEDとは・・・「心臓の停止による突然死の多くは、心臓が突然震えだし、ポンプ機能が失われる「心室細動」が原因である。AEDは、この震えを電気ショックで取り除き、心臓の機能を正常化させる医療機器で平成16年7月1日からは、一般の人でも使用できるようになった。

電気ショックで“止まった心臓を動かす”ものと思っていましたが、そうではなく、“震えを取り除く”んですね。音声で使い方が導かれるそうです。正しい場所でないと作動しないとか。よくできているんだなぁ。

写真は区役所第2庁舎1階に設置されたAED(Automated External Defibrillator)

委員会報告その2)に続く

 



11月9日(水) 会派取材(行政ヒアリング)

今日は、午後いっぱいかけて、会派として色々気になっていることを次々に関係所管を呼んでヒアリングしました。その内容は・・・

■指定管理者候補の選定状況と指定の提案について
具体的に25ヶ所の(指定管理者を指定する)施設名と管理者の選定状況について聞きました。ウチの会派としては、ちょっと疑問に感じた部分があったので、それについては再度、説明を求めています。

■(仮称)世田谷区災害対策条例の素案について
会派としては、すでに東京都に条例があるのに、あえて区でも条例を制定する、ということであれば、世田谷区の災害対策はここが違う!ということを打ち出すような条例でなければ、あまり意味がないのでは?という意見。具体的なことは防災計画等で表す、ということのようですが、理念条例で終わらないようにすべきでしょう。

■国民保護法に基づく区の対応について
そもそもこの「国民保護法」について、不要とは言いませんが、人権保障のための具体的な手続き・方法について十分な定めがなく不備だらけ、というのが私の感じるところです(これは会派としてではなく、私個人の意見ですが)
大切な問題だからこそ、十分な議論を尽くすべきではないのか?と思うのですが。たった3回の協議会を開催するのみで、都議会での審議もなく計画案を作成する、というやり方を東京都ではしています。
そんな法律を受けての区としての条例作り、ということですが、内容は主に組織編成についてのことでいたってシンプル。会派としては、「テロ対策よりまずは震災対策の方がもっと身近で大事でしょ?」という意見です。

■(仮称)世田谷区文化及び芸術の振興に関する条例の素案について
こういう条例をつくれ、と言っている会派がありましたっけ。それがいよいよ具体化する、ということのようです。「文化の世田谷」を作り上げブランド力にしたのは大場前区長でした。7期28年間の長期政権だったので批判もありましたが、文化芸術の振興は大場区長の功績だと思います。熊本区長はそれを称え、大場前区長に名誉区民の称号を授与しました。では、熊本区政としての「文化芸術の振興」とは、何をさすのか?大場区長との違いは何なのか?それが今ひとつよくわからないかなぁ・・・?

この他にも何点かありますが、議会質問がらみとなる可能性があるので、通告までのお楽しみということで。


夜は、ウィーン市ドゥブリング区海外姉妹都市交流会に参加したメンバーで“1周年の集い”を開催しました。姉妹都市交流&海外視察の思い出のほか、色々な話が出て(今日、議会運営委員会で議論があった費用弁償について、なども)活発な議論が展開しました。議員って本当に議論好き??

 

余談ですが、「最近、美術館のレストラン、人が入っているみたい。前よりよくなったみたいですよ」という話題が。「田中さんが質問して以来、でしょ。田中さんに議会で言われたから頑張りだしたんじゃない?」・・・。そうだとしたらとてもいいことです。

「行列のできるレストランになるくらい頑張って下さい!」(でもねぇ、採算も合わないと困るんですが・・・)

 



11月8日(火) ごみ最終処分場視察

今日は、午前中は会派ミーティング。請願・陳情の審査について、提出予定議案の審査について、その他日程調整などについて話し合いました。

その後、昼前に役所を出て最終処分場へ。ここは、10月28日に「清掃・リサイクル対策特別委員会」が視察に行っているので、ウチの会派の幹事長(大庭議員)はすでに行ったことがあるのですが、私たちもぜひ見に行きたい、ということで、今回は会派メンバーで視察させていただきました。

写真(上)は各区から運ばれてきた粗大ごみの山。中継所で圧縮されて届くのですが、可燃・不燃の分別がなされていないため、布団と自転車がぎゅ〜っと絡み合っている状態です。それを人の手ではがしながら分別していく、という気の遠くなるような作業が行なわれていました。

「中継所で圧縮する前に分別すればいいのに!」と言ったのですが、それをやっていると運搬コストが高くなってしまう(可燃、不燃、とトラックを分けて、それぞれが一杯になるまで待たなければならない)ため、とてもできない、ということです。

粗大ごみを出すには、コンビニや区役所で、手数料として決められた料金のステッカーを買わなければなりません。例えば、我が家では近々レンジ台と自転車を出す予定ですが、両方とも500円ずつかかります。不要なモノに対してお金を使うのは損したような気持ちになりますけれど、処分にはそんな額ではとても済まない、高い高い税金がかかっているのです。

 

こちらは「中央防波堤外側埋め立て処分場」に積まれている不燃ごみ。30mも積み上げられ、ガス抜きの煙突があちこちに出ていました。

また、そこに雨水などが溜まってしまい、その汚水が海に流れ出ないように、汚水を貯めて処理する池、というものもあります。

ごみの最終処分は本当に大変な問題だ!と実感させられました。

私たちはあまりにも安易にごみを出してはいないだろうか?目の前からなくなってしまえば、あとはどうなっているかなど全く考えない・・・。清掃一部事務組合の(今回視察の案内をしていただいた)職員の方の言葉が印象的でした。

「こんなにごみを持ってこないでほしい」

やはり発生抑制なしには今後のごみ行政、持ち堪えられないですよ!国は何をしているのだろう?企業側の理屈(経済活動=消費活動優先)でプラスチックを大量に使い大量廃棄する現状を、一刻も早く変えるために必要な法整備を早急にするべき!!です。

 

 (左から、私、小泉たま子議員、おおば正明議員、富永さなえ議員)

「新海面処分場」(写真上の2枚)は、土砂系と廃棄物系に区画整理がされているということ。ここが“残された最後の処分場”です。もうこれしかないのです。

実際に見てみると、本当に危機感を持ちます。今日も多くの小学生たちが見学に来ていましたが(清掃事業については4年生で学びます)、子どものうちからの教育は何より大切だと思います。しっかり学んで、ごみと資源の分別がきちんとできる大人になってほしいです。

そして、子どもだけでなくすべての区民の方々に見てほしい!と感じました。実際、東京都では、ごみ問題を理解してもらうために、最終処分場を一般向けに公開しています。見学ツアーの概要はこちらをご覧下さい。

 



11月7日(月) 口と足で描く芸術家たち

一昨日、「口と足で描く芸術家協会」いうところから、夫宛てにハガキなどの作品が郵送されて来ました。

そこには、クリスマスカード4種類と年賀状用のハガキ4枚が入っていて、「1セットの価格は1250円です。デザインや作品の水準をご考慮の上、お送りしたもののお買い上げや、もしかしたら追加のご注文もお考えいただけるなら大変幸せに存じます。あなた様にはもちろん、お支払いやご返送の義務は全くありません。」」という手紙が同封されていました。

何で自分のところに送られてきたのかわからない夫としては、「支払いや返送の義務はないっていう手紙は入っているものの、こういうのどうなんだろうね」と言っていたのですが、でも、インターネットで調べてみたところ、怪しい団体ではないようですし、「こうした方法をとることでしか、なかなか周知されない、という厳しさがあるのかもしれないね」、という話になりました。

私の知人(今現在、直接お付き合いがある方ではないのですが)にも、息子さんが20代の時に事故に遭って全身麻痺のような状態となってしまい、口でパソコンを使ってハガキのデザインなどをしている、という人がいます。“障がいがあっても自立できる社会”の構築のために、ただ行政に頼るだけでなく、このように作品を作って販売することで自立の道を探っている方々がいる、ということを、もっと多くの人に知ってもらえたら、と思いました。

口と足で描く芸術家たち」のサイト、ぜひご覧になってみて下さい。

 

 

11月5日(土)〜6日(日) 高校同窓会ゴルフコンペ

昨日から1泊2日で、母校の中央大学杉並高校同窓会「杉朋会」のゴルフコンペに参加しました。

高萩カントリークラブ(茨城県)はちょっと遠い・・・のですが、中大杉並高校ゴルフ部が合宿で使わせていただいているということでご縁があり、同窓会コンペも第1回目からずっとこちらで開催しています。(私たちの頃はゴルフ部なんてなかったのですが、今はあるんですねぇ〜)

今年は第5回目のコンペでした。私は第1回目から参加していて、皆勤賞を狙っていたのですが(そんなのないかな?)、昨年はどうしても日程調整ができず欠席。今年は1年ぶりの参加でした。

5年前の第1回から、参加する度にスコアも成績も悪くなる一方で、一体何のために練習しているのだろう??という感じですが、今日は何とか天候にも恵まれ、“世田谷”と“パソコン”から離れることができて(?)、リフレッシュができました(笑)

あれもこれも、と、やらなければいけないことが山積していて、休んだ分どうやって取り戻そう?!とあせるばかりですけれど、いつもβ派(脳を使っている時に出る脳波だとか)が過剰に出ているらしい“ワーカーホリック(仕事中毒)”の私には、こうした気分転換は必要不可欠なことかもしれない、と思います。(たまには、リラックスしている時に出るα派をださなくちゃ、ね)

また、ゴルフ部顧問の恩師の先生方を囲んでの同窓生の関係って、本当にいいものだなぁ、と実感して帰ってきました。

同窓会会長(水泳部先輩の矢田さん)、幹事の皆様方、大変お世話になり、ありがとうございました!!また来年、お会いしましょう!

 

 

11月4日(金) 「改正DV防止法と子どもの問題」学習会

今日は、第二東京弁護士会の「司法におけるジェンダー問題諮問会議」の学習会「改正DV防止法と子どもの問題」を傍聴させていただきました。

講師は、数多くのDV問題やセクシャル・ハラスメントなどの裁判を手がけている番敦子弁護士。世田谷区が作成した『DV防止ハンドブック』(写真)の監修をして下さっている弁護士さんでもあります。

司法の現場ではどのように法の効果がもたらされているのか?今後の課題は何か?等々、具体的な事例をもとにした講義はとても参考になりました。

一昔前に比べたら、DV(ドメスティック・バイオレンス=配偶者や恋人など親密なパートナーからの暴力)に対する認識はずいぶん広がってきました。

とはいえ、まだまだ、被害者は圧倒的に女性が多く、そこには“ジェンダー・バイアス”という社会構造的な問題(生まれ持っての性の違いではなく、社会においてつくられた性別役割、性差別の意識や社会構造)が根底にある、ということが番弁護士から指摘されていました。

そして、「被害者の5割が子どもにも虐待がある」という現状で、DV被害は子どもにも大きな影響をもたらすという深刻な問題が存在します。改正「児童虐待防止法」では、「DVを見せられることも虐待である」と定義されたそうです。(同法2条4項)

弁護士会もこのように頑張っているのだな、と、心強く思いましたが、我々政治の場にいる人間も、多くの人が幸せになれる社会を創るために、必要な政策、施策の展開や、条例制定についても考えて行かなければならない、と改めて感じました。

 

 

11月3日(木・祝) 「せたがやのうた」が体操になりました

11月1日の「区のお知らせ」、ご覧になりましたか?その中に、以下の記事がありました。

私の「活動日誌」の9月4日(日)のとこでも、この「せたがやのうた」については触れておりますが、その後、議会でも、「“せたがやのうた”の活用方法について」質問している議員がいました。いわく、「全く区民にPRされていない。予算をかけて作ったのであれば、もっと区民へ周知し広めるべき」と。

その成果でしょうか、この度、「せたがやのうた」が体操になった、ということで、5日(土)の「夢 子どもスポーツ遊園地」で発表される、ということです。(午後1時30分頃)

パパイア鈴木氏が振り付けをした体操だそうです。どんな体操になっているでしょう?

残念ながら私はこの日、参加することができませんが、「夢 子どもスポーツ遊園地」は楽しいイベントです。特に子どもたちにいい体験をしてもらいたいと思います。お時間があったらぜひお出かけ下さい。

 

 

11月2日(水) 「東京区政会館」を視察

今日は、東京23区の持ち物である「東京区政会館」(飯田橋駅直結)を区議会で視察に行きました。

 

           地上21階、地下3階建てのすごいビルです

2003年に工事着工し、33ヶ月かかって今年5月に完成した会館ですが、当初はテナントを賃貸をすることで工事費やランニングコストをまかなう、という試算だったはず。しかし、借りてが見つからないのか、5階〜11階まで“国民保険団体連合会”が入っていて、「この団体、こんなにたくさんの階数を貸し切るような組織なのだろうか?」と素朴な疑問を感じました。

 

 

 屋上ヘリポート(正確にはホバーリングスペースと言って空中操作用、着陸できないそうですが)の中央にて

「う〜ん、これって何のために建てたのだろう?」

区長会、助役会を開催している、と言っても、それは都庁でやればいいじゃない、という気もするし、宝くじの収益基金で建てた(から、税金を使っているわけじゃない)と言いますが、必要ないものに使っているとしたら、どこのお金であってもムダに遣っていいという話ではない思うし・・・。(総工費127億円ですよ!土地代を入れると330億円だとか)

4階には、「ここに東京23区の情報がある」と謳った「特別区自治情報・交流センター」がありますが、ほとんど利用されていない(1日わずか20人程度という)状況です。世田谷区民に宣伝すると言ったって、飯田橋方面に用事でもなければ、(わざわざ世田谷区から)遠くて行かないでしょ、ってことになるでしょう。

地の利を考えたら、23区一体で、というのは無理な話です。地方分権の時代に、こういう施設ってどうなんだろう?誰のための施設なんだろう?こういうものを建設しよう、ということって誰が考えるのだろう?(東京都の役人?)と改めて考えさせられた視察でした。

(もちろん、議会のチェック機能は?と問われれば責任を感じますが、でも、報告は受けたものの、直接世田谷区議会が決定できることではなかったし・・・。やはり、自分たちのことは自分たちで決定できる仕組み、地方分権が必要だなぁ・・・と改めて思いました)

 

 

11月1日(火)  「23区の権限拡大を」特別区制度調査会の報告書

今日、読売新聞と東京新聞に、「特別区制度調査会」の報告書の内容が紹介されていました。

記事を読んでいただけるとわかると思いますが・・・、

いつも、我々の会派が主張している「自分のまちのことは自分たちで決められることが地方分権。それを阻んでいるのが“都区財調制度”である。都区制度の改革なくして、真の地方自治はありえない」ということ、それが、この報告書で明確に打ち出されています。

よくぞ言って下さいました!!

これを受けて、東京都は、23区・区長会は、どのような動きをするのだろうか?

区民の皆さん、注目です!

 

ところで、今日の『区のお知らせ』に載っていましたが、今日、11月1日から、管理職員(部長、課長など)が平日の夜間と土日祝日など、年間を通じて宿日勤務に就き、災害時の初動態勢に備えます。

災害はいつやってくるかわからない。特に初動態勢は大事です。議会でも、しっかり備えるよう発言しています。

区管理職の方々、担当、よろしくお願いします。