田中優子のショートエッセイ 2006年

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【2006年11・12月】

あっという間に11月が終わってしまい、もう師走です。

今年は暖冬らしいですが、そう思って油断して寒さ対策がおろそかになり、風邪を引いている人が多いようです。インフルエンザも心配な季節となりましたが、皆様、お元気でいらっしゃいますか?

さて、議会(議員)と言えば、目黒区公明党区議団の総辞職をはじめとして(いえ、さかのぼれば、品川区の自民党区議団による政務調査費の不適切使用問題というのがありました)、“政務調査費”の使途の問題が浮上しています。

世田谷区議会は、23区でも最高額(月24万円)であり、領収書添付義務がない、ということで、会派(または議員)の使い方の信頼度が問われています。しかし、領収書は、会派または個人で5年間保管することが、「世田谷区政務調査費の交付に関する条例施行規則」の第8条で義務付けられています。

私は、2002年10月までは「生活者ネットワーク」に所属していたので、会計責任者はネット事務局でしたが、2002年11月(離脱して)からは、自分で保管しています。1年毎にノートを作って、領収書を添付する、というやり方をとっています。(写真:2002年から今年度分のノート5冊。中は政務調査費に計上したものの領収書が貼ってあります)

今、マスコミをはじめとし、領収書の添付、ということが言われていますが、私は、一気に透明性を高めるために、領収書はネット上で公開する、というやり方にした方がいいのではないか、と思います。そうすれば、情報公開請求などの手続きも必要なく、いつでも誰でも見ることができるからです。

現在、それをやっているのは、ウチの会派の幹事長であるおおば正明議員ただ一人ですが、議員全員がそのやり方を見習えばいいのではないか、と。

ただ、インターネットが不得意な人もいますし、そういう作業を全部自分でやるのは時間的に非常に厳しいという人もいますから(私も然り)、議会としてきちんとそうできる方法を作った上で進めるのがいいと思います。今後、機会をとらえて、会派でこの提案をしたいと思っています。

日本の政治不信のひどさは、大変低い“投票率”によく表れていると思いますけれど、信頼を取り戻すのが、我々議員の責務だと思います。これからもしっかりと仕事をして、世田谷区議会は、「せたがや政策会議」の議員は、ちゃんとやっていますよー!!と、胸をはって言えるように努めていきたいと思います。

皆様、どうぞご期待ください。

(写真:世田谷美術館のレストラン「ル・ジャルダン」にて、「ルソー展」の特別メニューがサービスされました。その時のデザートです)

さて、11月ですが、長かった9月−10月議会が終わり、少しはホッとできるかな、と思っていたのですが、次の議会の質問通告〆切が28日だったため、その2週間ぐらい前から、質問の準備をしなければならず・・・。結局、ずっと忙しい日々を送っていました。

講演会、視察、セミナー、芸術鑑賞、同窓会関係の集まり、早めの忘年会、等々、昼も夜も公私共々用事がたくさんあって、11月は本当にあっという間に過ぎてしまったという感じです。

11月28日から開催の、今年最後の区議会では、私は壇上には立ちませんでしたが、裏方で代表質問作りなどを一緒にやりました。「23区の再編について」「子どもの健康の現状から見た和食文化の継承と食育について」「在宅で暮らすということ」をテーマに、会派の富永さなえ議員が代表質問を行ないました。(詳細は、「田中優子の活動日誌ブログ」でご報告していますので、そちらをご覧下さい)

年内に『田中優子の区政報告レポートNO.8』を出そう!と思って、原稿を書きためていたのですが、発行する間もなく次の議会が始まり、また報告したいことが増え・・・と繰り返している内に、とうとう年内の発行が間に合わなくなってしまいました。(ああ、もう何ということでしょう?!)

年明けの早い時期に出せるように、これから何とか作るぞー!!と思っています。郵送をご希望の方は、メールで、お名前とご住所をご連絡ください。無料で送付いたします。(setagaya@tanakayuko.net)

11月は、他にも、個人的なことで心配事が重なり、私にしては珍しく“悩める日々”だったのですが、人間、悩み尽くすと開き直れるものなんだな、と、今は感じています。不思議なことに、そう思うと、色々なことが好転していくものですね。「今年はサイアクな終わり方をしそうだなぁ・・・」と、結構、落ち込んでいたのですが、もう大丈夫!!きっと、悩んだ分、よい年となって、新年を迎えることができそうです。

 

今年もあっという間に終わり・・・ですね。時間の経つのが本当にはやく感じられます。

クリスマス、お正月、と、冬は子どもたちにとっては楽しみがたくさんありますね。大人にとっては、何かと大変ですが・・・。

新しい年が明けたら、3ヶ月ちょっとで統一地方選挙です。(4月15日告示、22日投票日の予定)

やらなければならないことがたくさんあるのに、日常の仕事をこなすのが精一杯で、ほとんど何もできていない状況の私・・・。気持ちはあせるばかりですが、でも、本当は、特別なことは何もしなくても、この人に託したい、と思われる仕事をしていればいいはず、なんですよねぇ。そうなりたいなー!!それを目指して、頑張ろうと思います。

2006年も残りわずかですが、今年も悔いなく、色々なことが一生懸命できたな、と思います。2007年も同じように、頑張れる年となりますように。

皆様も、よい年をお迎えください。

 

 

【2006年9・10月】

朝晩が急に寒く感じられるようになって来ましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか?

“毎月更新”をモットーにしている「ショートエッセイ」なのに、今年は6月に起きてしまったパソコンのトラブル以降、なかなか順調に更新ができない状況が続いています・・・。

(写真:決算委員会での質疑席)

さて、9月&10月一緒のご報告ですが、9月に入るとすぐに議会の準備で忙しくなりました。今回、私は会派の「代表質問」を担当したのですが、「せたがや政策会議の代表質問」では、まず、マスコミをにぎわせている「下北沢問題」を取り上げました。

マスコミでは報道されていない下北沢問題の“隠れた問題点”(街づくりとは直接関係ないのに、小田急線の訴訟問題に絡められてしまう不幸な歴史的経緯がずっと存在していること、それによって、自由闊達な議論が、議会でも地元でもできずに来てしまったこと、など)を明らかにした上で「地域には地域の事情があり、たとえ一般論的には正論であってもそれがそのまま当てはまらない場合が地域にはある。それらを熟知した上で対処するのが地方議員の役割。ただ単に正論を吐いているだけでは何の解決にもならない」という会派としての考え方を述べました。

また、「バリア有りの逆転の発想」で注目されている「夢のみずうみ村」というデイサービス(山口県山口市&防府市)を視察したことから、今後の高齢者施策について新たな提案をし、もう一つには、「学校現場における食育・食文化の必要性」について、「日本人を守る食育とは?」という大きなテーマを視点にすえて、質問しました。具体的には、健康な子ども(日本人)を育成し、日本文化を継承していくための“学校給食の米飯化(和食化)”の提案です。

この代表質問は、他会派の議員からも「よかったですよ!すばらしかった!」と、たくさん声をかけてもらいました。

(写真:今年8月に“会派視察”で訪れた香川県直島の三菱マテリアルにて。左から私、富永さなえ議員、説明者の方、小泉たま子議員、おおば正明議員)

引き続き、決算特別委員会が行なわれ、今議会(第3回定例会)は、9月20日〜10月20日まで1か月間かけて、先日やっと終了しました。

決算委員会でも、意義深い議論や提案、質疑ができたと思っております。

詳細は、区議会の録画中継をご覧になって下さい。第3回定例会と決算特別委員会のところです。私は、「代表質問」と決算委員会の「区民生活」「福祉保健」で質疑をしています。
http://www.city.setagaya.tokyo.jp/kugikai/chukei/index.htm

 

ところで、来年の4月には統一地方選挙があり、我々世田谷区議会も改選が予定されています。

そういう事情から、議会内外において様々な動きがあり、ともすれば、議会人として真摯に行なわなければならない議決において、議決放棄という事態が発生したり、矛盾に満ちた態度表明があったり、と、こんなことが横行したら “学級崩壊”ならぬ“議会崩壊”となってしまうのではないか?と危惧されるような状況が起こっています。

詳細は、「田中優子の活動日誌ブログ」の「議会報告」カテゴリー9月29日10月17日10月20日、それぞれをクリックして下さい)を見ていただければと思いますが、本来の世田谷区議会としての機能をきっちり果たさずして、選挙戦略ばかりが優先される事態はいかがなものか、と思います。

この一連の動きに関しては、ウチの会派の幹事長であるおおば正明議員のホームページ「10月17日・ネット詐偽にご用心」に詳しく出ていますので、ぜひご覧下さい。「今、世田谷区議会で何が起こっているのか?」がよくわかります。

毎回思うことですが、なぜ、統一地方選は投票率が異常に低いのか? (投票率約40%・・・6割の人が権利放棄しています)

それは、議会のこと、区政のことが、有権者の皆様に伝わっていないから、だと思うのです。区政の問題を知らなければ、興味関心がわかなくても当たり前、議員が何をしているのかを知らなければ選びようもない。当然のことでしょう。

ですから、一人でも多くの方に、もっと区議会のこと、区政のことを知っていただきたい!という想いで、「活動日誌ブログ」を毎日更新しております。田中優子の活動のみならず、区政全般のことがわかるように、情報盛りだくさんで発信。ぜひ、ブログにもアクセスしてみて下さい。

(写真:前宮城県知事の浅野史郎さんと。「女性のための政治スクール」にて)

10月ももう終わり、残すところ2ヶ月で今年も終わりだなんて、本当に早いですね。選挙までは、もう5ヶ月ちょっとしかありません。

4年前の今頃は、所属していた「生活者ネットワーク」という組織を離れることになり、突然のことで、本当に大変でした。今、時期を同じくして、私は、他の自治体の生活者ネットの議員から、離脱の相談を受けたりしています。私の前にも生活者ネットを離れた議員は何人もいましたが、私の後にも離脱者が続出しているようです。

政党(生活者ネットワークも地域政党です。その上、国政選挙があると必ず民主党の応援をしていますし、元東京生活者ネットワーク代表が民主党から参院選に出馬するということで、国政政党とも関係がある?)に所属している議員と無所属の議員、どちらもそれぞれの苦労がありますが、私は両方を経験して、今の無所属の立場が一番区民の立場でモノゴトが考えられるのではないか、と実感しています。「党利党略というものが皆無」だから、です。

そして、“無所属”と言っても、4人で「せたがや政策会議」という交渉会派を組んでいる、というところに、“一人会派”との大きな違い、力の差、というものがあります。現段階では、一番いい形がとれている、と思います。

とはいえ、組織のない立場での選挙は想像を絶するくらい大変ですが・・・、いい仕事ができるように、それを評価してもらえるように、これからも頑張っていきたいと思っております。

皆様からのご意見も、いつでもお寄せ下さい。お待ちしておりまーす!

(メール:setagaya@tanakayuko.net)

 

 

【2006年8月】

 

          (視察先の香川県高松市、栗林公園にて)           (下関海峡、山口市の視察の帰りに寄りました)

 

9月も半ば近くなってから、8月のショートエッセイを書いています・・・。(なんでこんなに忙しいのだろう??)

9月に入った途端、朝晩が急に涼しくなり、秋を感じますね。(今週は雨続きで梅雨時のようですが)

私は小さいときから水泳が好きだったので、夏休みの学校のプールは欠かさず参加し、この時期になると「もうプールとお別れだ・・・」と、さびしく感じたものです。水泳の選手となってからは、「あー、もうだんだん寒くなっていくんだ・・・。練習、いやだなぁ・・・」と思いました。(競泳の選手の時は真冬も、一年中外のプールで練習していたんですよ)

中学1年の夏が終わってからは、競泳からシンクロに転向したのですが、「冷夏」の時の練習はつらかったですねー。一日中曇っていたり雨だったりして気温が上がらない日が続くと、プールの水温はとても低く、シンクロの基礎練習などは本当に寒い!冷える!体に悪い!という感じでした。(実際、ものすごい冷え性になってしまいましたし・・・)

夏の終わりは、いつもそんなことを思い出します。

 

さて、8月は、お盆の時期に家族でバンコクへ行き、4日間の夏休みを過ごしました。また、8月最後の週には、香川県の豊島(てしま)と直島を会派で視察。産業廃棄物問題で有名になった豊島ですが、その後どうなっているのか?住民運動はどうであったのか?処理施設のある直島とはどんなところなのか?建築家:安藤忠雄氏の地中美術館やオリーブ基金の取り組みとは?などなど、見に行ってこそ、の情報が得られ、会派メンバー全員が「いい視察ができた」と大満足。

 

   (香川県豊島の産廃現場、直島での処理が始まっています) (会派メンバーの富永議員、私、小泉議員。撮影は大庭議員)

その後、私は、引き続き、山口県の山口市と防府市のデイサービス施設「夢のみずうみ村」を視察しました。NHKの「視点・論点」で紹介された施設なのですが、こちらも、本当に行ってよかった!!すばらしい取り組みをされている施設でした。    

高齢者が要介護となっても、半身麻痺などの障害を持ってしまっても、あれほど生き活きと生活することができるとは。その姿を目の当たりにし、「世田谷区でもぜひ取り組むべき!!」と、9月議会&決算委員会で取り上げるべく準備を進めているところです。

(※視察等の詳細については、「活動日誌ブログ」で報告しています)

9月議会では、会派「せたがや政策会議」を代表しての質問を行ないます。

  田中優子の代表質問 9月21日(木)午前11時〜12時 (前半約30分が質問、後半は答弁です)

    1 まちづくりのあり方について
    2 これからの福祉、「バリア有りの発想」に学ぶ
    3 学校現場における食育・食文化の必要性

お時間のある方は、ぜひ傍聴にいらしてください。区役所第2庁舎5階の議場です。開始時刻は早まることもありますので、お時間に余裕を持って来ていただけたらと思います。(問い合わせは世田谷区役所03-5432-1111代表へ)

気温差が激しい季節です。皆様どうぞお体にお気をつけ下さい。

 

 

【2006年6・7月】

暑中お見舞い申し上げます。

                     (札幌のラベンダー畑の写真:知人が暑中見舞いに、と、送ってくれました)

8月となってしまいましたが、先月&先々月分まとめてのショートエッセイです。

6月中旬にパソコンが壊れてしまい、データが消滅・・・。

バックアップは半年前にしていたものがありましたが画像のみで、メーリングリストやポスティングメンバーのリストなど様々な連絡先、議会関係の原稿、書類、資料など、政務調査費収支報告書や医療費、家計簿など、一切のデータが消えてしまいました。

あの時のショックと言ったら・・・。茫然自失とはこういうこと?・・・という感じ。

その後、2年前にバックアップしていたデータ(CD-ROM)が出てきて、そこにはメーリングリストがあったので、1件、1件、今のアドレス帳に入力している最中です。そういうわけで、毎日パソコンに向かい膨大な時間を費やしています。

IT化で、ものすごく仕事がやりやすくなりました。とても便利に使っていました。・・・しかし、落とし穴ってあるものですね。もちろん、こまめにバックアップさえしていれば、データが消滅してしまう、ということもなく済むのですが、危機管理が出来ていないところに事故は起こるもの、です。 (パロマ湯沸かし器の事故、プールの排水溝の事故、 みんなそうですね)

そんなこんなのドタバタで、6月後半から今まで、「活動報告メルマガ配信」も、ショートエッセイの更新も何もできずにおりました。

この際だから、ホームページも心機一転、リニューアルで出直そうかな、とも思ったのですが(それでしばらく更新がストップしていたということもあります)、専門家の方と色々相談してきたものの、なかなか気に入った形の(しかも作業がしやすい)ものが出来なくて、

結局、元のホームページに落ち着きました。

 

今後、手直しが必要だと思いますが、毎日更新しているのは「田中優子の活動日誌ブログ」の方ですので、こちらを中心に見ていただければと思います。

★6月は、定例議会が終わってから、「女性のための政治スクール」で韓国視察(23日〜25日)に出かけました。

「電子投票システム」「女性省」「英才教育施設」「女性の国会議員との懇談会」「保育施設」「高齢者施設「戦争博物館」「清流復活事業」(写真)等々、2泊3日フルに勉強して来ました。  

★7月は、13日〜14日が「企画総務委員会」の視察で、兵庫県姫路市と西宮市を訪問。

詳細は「活動日誌ブログ」でご報告していますが、大変有意義な視察でした。特に、西宮市はすごかった!です。阪神淡路大震災の体験をしっかり活かし、職員の方が独自のITシステムを開発。地図情報ともリンクさせ、災害時要支援者リストが出来上がっています。世田谷区も職員を派遣して、このシステムを活用させてもらうべきだ!と思います。

★その後、23日には、3年前から続けているモダンバレエの発表会でした。

リハーサルまで間違えていてどうなることかと思いましたが、本番は120%の出来!と、私たちプリマダム(?)の二作品、バレエの先生に褒められました。

★30日には、私が副代表を務めている「地方で自殺対策を推進する地方議員有志の会」の第1回総会を開催。

国で「自殺対策基本法」ができ、新聞等でも具体的な動きが出ていることが報道されています。自殺は、対策を進めれば防げる死が必ずあります。この全国レベルのネットワークは、今後も輪を広げ、各都道府県で、地方議会で、取り組みを進めたいと考えています。

・・・というわけで、大変忙しい2ヶ月間でした。夏休みもあっという間に終わりそうですが、お盆の時期に、家族&友人とタイのバンコクに行く予定です。

                      (7月13日〜14日「企画総務委員会」の視察で姫路市を訪問)

 

 

【2006年5月】

 

5月、またひとつ年齢を重ね、47歳になりました。

その昔、40代後半というと、完璧に“中年”、“オバサン”という印象がありましたが、自分がなってみると、精神年齢は相変わらず昔のまま(で若いつもり?)なので、そのギャップに驚きます。(笑)

確かに、身体機能の衰えはひどいものです。健康維持のためにモダンバレエをやっていますが、“柔軟性が消えうせてしまったガチガチの身体”でバレエをやるのは本当に大変・・・。でも、何もやらなかったらもっと大変!だと思い、続けています。

しかし、身体機能は別として、“仕事年齢”としてはいい年齢になって来たな、と思います。仕事にはある程度経験が必要ですし、人生を積み重ねることで人脈も広がり、勉強の機会も増え、習得してきたことが生かされる年齢になって来た、と感じるから。


今月は臨時議会がありました。世田谷区議会では、また会派の構成が変わり(一人会派から自民党に移った議員がいるため)、来年の区長選・区議選を睨んで色々なうわさが飛び交い、色々なことが起きています。

4年の任期は、本当にあっという間ですね。残り1年を切り、街中にはポスターが貼られ始め、議員同士の話題も選挙のことが多くなってきました。

インターネットの普及で便利な社会となりましたが、その分確実に仕事が増えています。また、特に選挙前となると、誹謗中傷などの負の側面をどうするか?の問題もあり、考えてみればものすごく大変な日々を送っています。

でも、それだけ充実した人生を送らせていただいている、と感じる毎日です。(感謝)


“田中優子さんは議員の仕事が天性ですね”とよく言われます。“天性”かどうか、自分ではよくわかりませんが、やり甲斐を感じ、一生懸命やることができる、それだけは確かです。

“47歳”の一年も頑張りますよ〜!!

※「田中優子の活動日誌ブログ」、議員の日常を、公務もプライベートも公開!毎日更新しています。ぜひご覧になってください。ご意見はメールでお願い致します。(setagaya@tanakayuko.net)

 


【2006年4月】

 


4月は、「忙しかった3月議会が終わって、4月は少しは余裕ができるだろう」と思っていたのですが、どういうわけかあっという間に過ぎてしまったような感じです。子どもの高校入学で、入学式、保護者会と続き、親も子も慣れるまで何かとバタバタしていた、ということもありましたし・・・。

その他にも、テニス部の練習や野球部の合宿など、議員互助会の活動が結構入っていたことも関係しているかもしれません。それはそれで、健康維持や議員同士の懇親、そしてストレス解消にもつながり、意味のあることなのですが、私の場合、何と言っても大失態は、“肉離れ”を起こしてしまったこと、ですね。

せっかく議員野球部の選手として練習していたのに、本番直前になって“肉離れ”です。がっかりです。(詳細は「活動日誌ブログ」の4月29日をご覧になって下さい)

原因は野球ではなくて、バレエのレッスンだったのですが、いずれにしても無理は禁物、ということが身にしみてわかりました。(でも、懲りないのが私、だと思います・・・笑)


議員にとって、4月というのは、4年に一度、選挙という洗礼を受けなければならない月なので、特に、一年前ともなると意識し出します。「来年は4月15日が選挙告示日で、22日が投票日になるだろうから、一年前の今日、町の様子を視察しよう!」と、私も、16日に会派メンバーで街中へ出かけました。

もうすでに個人ポスターを街中に貼っている議員もいました。また、もっと以前から、週に3、4回、駅頭街宣を行なっている議員がいる、という話も聞きます。皆、それぞれ、選挙を意識しての行動に出始めている、ということでしょう。

私も頑張らなければ!と思いつつ、まだ街宣活動を開始できずにいます。でも、“区政報告”ということでは、活動日誌の毎日更新で、皆様に様々なことをお伝えできている、と思っております。

メール等でも、色々なご意見が届くようになりました。議員の仕事の重要なことのひとつである“広報広聴活動”は充実して来ている、と実感しているところです。これからも、大勢の皆様からのお便り、ご意見をお待ちしております。

「4月のショートエッセイ」の更新が、GWに突入してからになってしまいましたが、GWは皆様いかがお過ごしでしょうか?

私は、家族旅行を計画していたのですが、息子の学校がカレンダー通りで長く休めないため、旅行の計画は中止。家で片付け、ホームページの更新や整理、各種データの整理などをしています。読みたい本もたくさんあるので、旅行中止はいい機会だと思っています。(でも、“本”まで行き着くかどうか。片付けのみで終わりそうな気が・・・)

では、皆様、楽しい休暇をお過ごし下さい。


(写真左上:桜新町商店街の八重桜並木にて)
(写真左下:自宅マンションのつつじ)
(写真下:群馬県川場村にて野球部の合宿)

 

【2006年3月】

 

春ですねぇ!!桜の花が満開で、外を歩くのが楽しい季節です。

・・・ですが、私は、3月1日から区議会第1回定例会が開催されていたので、議会質問の準備にとりかかった2月半ばから3月末まで、ずっと、とても忙しく過ごしておりました。(この、3月のショートエッセイも4月に入ってようやく更新している、という状況です)

今議会では予算委員会も設置され、世田谷区の一般会計と4つの特別会計について審議したのですが、これまでずっと賛成してきた“区民連(民主党・生活者ネット・社民党世田谷区民連合)”が、一般会計予算案に反対したため、議会では大きな話題となっています。

もちろん、賛成も反対もあって当然です。(ウチの会派も、是々非々で臨んでいますし、今回反対した条例もあります) しかし、会派の責任として、その理由をはっきりさせておく必要があります。

10名を擁す大きな会派である“区民連”が、その意見開陳を聞いても「どうして予算に反対なの???」と、誰も明確にわからず、首をかしげてしまうような反対をしたこと、そのことが話題となっているのです。

また、「10人もいる大会派であれば、“ただ反対する”前に、どうして予算の修正案を議員提出議案で出さなかったのだろう?」という大きな疑問も残っています。

国会を見ていて、「この国をあんな人たちに任せていて大丈夫だろうか?」と疑問に思い、不安に感じている人も多いことと思います。本当に呆れる状況ですよね。

議会の役割とルール、議員の責任、会派としての一貫性と信頼性、これらが強く問われている、と、国会を見ていて、世田谷区議会の“出来事”を見ていて、感じました。

あっ、そういえば都議会も!ある議員の個人名を挙げて、調査のやり方に対して文句をつけるような“特別委員会”が設置されたのです。呆れて開いた口がふさがりません!何と言う低レベルでしょうか・・・。(詳細は大庭正明議員のHPをご覧下さい)

そんなことでは、ますます政治が信頼を失ってしまう、と危惧しています。

私が所属している会派「せたがや政策会議」は、自由度を保ちながらも、メンバー全員が一致団結し、一貫性と誠実さをもって、しかも、確かで豊富な情報力を持って、無所属の(党利党略にしばられない)よさをいかし、真摯に仕事をしています。

3月&4月は、卒業、入学、異動の季節。別れと出会いの季節、ですね。また新たな気持ちで頑張りましょう!

 

追伸:「桜サポートプロジェクト」の活動も、おかげさまで第1回目、無事終了しました。上から2番目の写真は、「日本女子大学附属みどり幼稚園」で植樹した時の記念撮影です。幼稚園、保育園、小中学校、高齢者施設、野川河川沿い、個人宅などに配布、植樹することができました。新聞記事にもなっていますのでこちらをご覧下さい

 

 (3月15日 姉妹都市カナダ・ウィニペグ市より交換留学生が議会を表敬訪問。前列中央左、ベージュのジャケットが私です)

 

【2006年2月】

 

2月は、私にとって個人的な行事の多い月(結婚記念日、バレンタインデー、子どもの誕生日・・・等々)で、その上、3月議会の準備も重なり、大忙しです。

今年は子ども(中3)の受験もあり、気の休まらない日々が続いておりました。ようやく受験も終わり、ホッとしています。これから、高校入学の手続きなど、親としての仕事を怠らないようにしなければ、と思っています。

(議会の仕事に追われていて、つい、子どもの学校関連のこと、忘れちゃったりするんですよね。例えば、“お弁当がいる”と聞いていたのにすっかり忘れ、朝大慌て!なんていうことも・・・。母親は頼れない、と、息子はわかっているようで、その分しっかりしているなぁ、と感心していますが)

最近、色々な方との出会いがあり、それぞれに活動されている方々をご紹介し、ネットワークをつくることをさせていただいていますが、世田谷区の人材の豊富さに改めて感心しています。これなら、色々なことができる!と、とてもエキサイティングな気持ちになっています。

自然体験活動、樹木の保存活動、災害対策活動、環境保全活動、食の安全や食育の活動・・・、それらに関わっている人と人とがつながっていくことで、活動が広がり、充実していくように思います。これらの市民活動と行政をつなぐことが議員の役割のひとつだと考えています。

(写真:「ル・デッサン」 03-3353-2223 の“野菜仕立ての前菜”と“タラのポワレ”)


さて、今準備に入っている3月議会は1ヶ月間続きます。いつも、議会で発言できる信託をいただいたことを再認識し、その権利と責任が十分にいかせるよう、頑張ろうと思っています。

 

 

【2006年1月】

2006年がスタートし、あっという間に半月が過ぎました。
皆様、新年はどのように迎えられましたか?

私は、新年の1月1日から、「活動日誌」をブログ形式に変えて新たなスタートを切りました。

最初はどうやったらいいのかわけがわからず、「10日間ぐらい余裕をみておこう」と、昨年の活動日誌の最後12月29日には、「来年の再開は月10日以降になります」と書いておきました。それが、何とか1日から入力できるようになって、3日にアップして・・・、順調に更新しています。

『田中優子のブログ活動日誌』はいかがでしょうか?

写真が一回に1枚しか載せられない、という制限がありますが、「読みやすくなりましたね!」という声が複数届いているので、概ね良好かな、と思っています。(まだまだ、携帯から入力する、携帯から画像を送る、など、課題が残されていますけれど)

今年も、1月5日の「新年初顔合わせの会」には、着物を着て参加しました。ウチの会派は、私と小泉議員が和服、富永議員はベトナムの衣装アオザイ、と華やかでした!小泉さんはお母様の着物だそうで、私は今年は中古で買った着物(1万5千円)に母の帯、です。

 

「お正月ぐらい日本の伝統文化である着物を着なくちゃ」と、毎年1回ですが着ています。今回も友人がしっかりと着付けてくれたので、夜までずっと着崩れすることなく過ごせました。

この年末年始は、レポートの用意、ブログにトライ、と、全く休みがなかったような感じでした。

『田中優子レポートNO.7』、お手元に届きましたでしょうか?アンケートハガキを同封させていただいております。ぜひ投函して下さい!皆様のご意見を受け止めさせていただく手段のひとつであると考えております。(すでにハガキを戻して下さった方、どうもありがとうございます!!)

※レポートは、このサイトにも内容をアップするつもりですが、もし、レポートそのものがほしいという方がありましたら、メールかFAXにて、お名前とご住所をお知らせ下さい。無料でお送り致します。 ( setagaya@tanakayuko.net / 03-3322-8131 )

また、今回、初めてカンパの振込用紙を同封させていただきましたが、不躾ですのでどうぞ破棄して下さい。もしも、田中優子の活動に賛同していただけましたら、よろしくお願い致します。

 

 

年が明けて、たった半月とはいえ、「もう来年が選挙です」と言わなければならなくなりました。「再来年の4月です」と言っていたのとはずいぶん心境的に違います。

今年の抱負は、議員の任期最後の一年間をしっかり働くこと。そして、3年間やってきたことをこの一年で皆様にお伝えすること、です。そのためにも、健康に留意しながら活動したいと思っています。

本年も頑張ってまいります!

皆様にとっても、今年が健康で充実したすばらしい年となりますように。

本年もどうそよろしくお願い致します!!