TOPICS 7月
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2005年7月 「活動日誌」 トップページに戻る 7月31日(日) 同窓会の準備 少し前から、中央大学杉並高校13期生女子部の同窓会の準備を進めています。今、中大杉並高校は、現在は男女共学ですが、私が在籍していた当時は男子部と女子部にクラスが分かれていました。 私が高1の時の担任の先生は、ドイツの方と結婚してドイツに移住され、以後、ずっとドイツのシュトットガルトに在住されています。この夏、一時帰国をされる、ということで、「だったら女子部の同窓会を企画しよう!」と、仲の良いメンバーで呼びかけをすることにしたのです。 高校の時の私は、ひたすら学校外(東京シンクロクラブ)でシンクロの練習をしたので、高校生活そのものを十分に楽しんだ、という印象がないのですが、それでも思い起こせば結構色々あったかなぁ・・・。 今回ドイツから一時帰国される先生は、保健体育の(それは厳しくて有名な??)先生だったのですが、私がシンクロの選手をしている、ということに対してとても理解を示して下さって、多少(いや、かなり、かな?)勉強ができなくても「シンクロ頑張りなさいね」と、許して(?)くれたのが印象に残っています。(笑) この度、なぜ、私が幹事となっているのか?というと、大学を卒業する前にその先生を訪ね、ドイツまで遊びに行ってさんざんお世話になったのが私だから、なのです。(そんなずうずうしい生徒は私だけ、だったみたいです) シンクロの選手時代デュエット・パートナーだった友人と二人で行ったのですが、ドイツでは、水泳連盟に事前に連絡をとっておいて、シュトットガルトの他にミュンヘンでも、シンクロの模範演技と簡単な講習会をさせてもらいました。(すでに選手を引退していたのですが、模範演技のために、デュエットのフリールーティンを振り付けして練習してから行きました) ドイツは、生涯学習(社会体育)としてのスポーツ活動が盛んです。場所と時間の確保がしっかりなされていて、本当に充実しているなぁ、と、感心したのを覚えています。学校の“部活動”というものはないのですが、十分に児童・生徒が楽しめるし、選手育成もできているし、社会人向けにもたくさん活動の場がある、すごいな、と感じました。(私が「学校の先生が指導しなければダメ、という部活動の呪縛から解き放たれるべきだ」、と主張しているのは、ここに原点があるのだと思います。学校の先生だけではとても対応しきれない現状もありますしね) 8月4日の同窓会、準備も最終局面となりましたが、今から楽しみです。
7月30日 区政相談 今日は、午前中は子どもの“高校説明会&見学会”に付き合い、午後は区民の方からの相談に出向きました。 区民の方々からは、様々な分野の相談がありますが、できる限り調査し、情報をお伝えし、必要なアドバイスをさせていただいたり、議会質問に反映させたり・・・それこそ様々ですが対応しています。 (区政相談に出かける途中で見つけた花) 今日はある地域に行政が係わる具体的な問題だったのですが(内容については割愛)、いつもいつも感じるのは、「行政の行なう説明」についてです。あ〜、どうしてあんなに下手なのかなぁ・・・? 最初の説明がもう少し丁寧であれば、と思うことがこれまでにも何度もありました。それなりに行政に意見をしているのですが、構えれば構えるほど行政は、本当に素っ気無い紋切り型の対応(法令通りに行っているという)に逃げ込んでしまいます。あ〜! わかりますよ、法や制度上の限界があるのだ、ということは。しかし、問題を抱えた区民にとって、“法に基づいての説明”(だけ)、というのは、「非常に突き放した物言いをされた」と感じてしまう、ということに、どうして行政は気づかないのだろう・・・? おそらく、今日の件(私のアドバイス)も、区民の方々にとって、とても納得できるものではなかったことと思います(反省・・・)。それでも、「何かを訴えたい時に、どのように表現して、どこにどう持っていったらいいのか?ということのアドバイスだけでも有難かったです」、と仰っていただいたことは救いでした・・・。 敢えて加えれば“行政語”というのは専門言語です!普通の区民の使う言葉と似ているようで実は大きな違いが隠されています。このことは本会議で質問経験のある議員ならみんな知っていることだと思いますが。 「“身近な議員”というのは、地域でどれほどこの専門言語を通訳できるかだ」、と、或る先輩議員から聞いたことがあります。 私の政治スタンスである「常に誠実に区民の声を聴くことから始める」、とともに、「“行政語”の通訳能力に磨きをかけなくては」、と今日は改めて思いました。 (ただし相談は時間が勝負。相手側、特に行政の場合は時間の経過とともに既成事実を積み上げてしまいますから要注意!)
7月29日(金) 手術から1年 ちょうど昨年の今日、入院して、翌日が手術でした。何だか遠い昔のことのようでもあり、あっという間に1年が経っちゃったなぁ、と、ついこの間のことのようでもあります。 『女性と医療を考えるページ』に、術後1年経っての詳細を記しましたので、ご覧になって下さい。結構、このページ、「(自分も手術を受けることになって)とても参考になりました!」という声が寄せられているんですよ。 今日も暑い一日でしたが、元気に過ごすことが出来ました。熱中症が流行っている、ということですが、皆様もお気をつけ下さい。本当に、健康であることは有難いことですね。感謝。
7月28日(木) 「生かせ、40代超の女性力」 7月25日の日経新聞「生活欄」に載っていた、「生かせ、40代超の女性力」ご覧になりましたか?私は、この記事を見たとき、まさに自分が40代超の年齢だということもあって、すごく嬉しかった!というか、元気な気持ちになりました。以下、記事を抜粋すると・・・ 主婦経験のある40代以上の女性を活用すれば、若手も元気になる。そんな認識が企業に広がっている。パートや中途採用の主婦らは人生経験を仕事に生かす。その姿に若手女性も働き続ける意欲を高める、という。 国内の大学新卒女性が最初に勤める会社の平均年数は、今なお10年に届かない。一方、40代以降の勤務可能年数は20年近い。しかもその勤労意欲は高く、みずほ銀のパートの場合、離職率は5%程度という、 これまで冷遇されがちだった、40代以降の女性を活用する企業はさらい増えていきそうだ。 私の友人にも、子どもが小学校中学年になった頃から銀行のパートに出て、今では正社員になっている、という女性がいますが、そういうチャンスは、今、結構あるんですね。 「日本は少子化が進み、労働人口が減少するため、外国人労働者を大量に受け入れざるを得ない」という説がありますが、それに対して、「外国人労働者の受け入れが悪いということではないが、その前に、主婦たちがいるでしょう!」と説いている人がいます。私もそう思っていました。 もちろん、「専業主婦をしているのはよくないからみんな外に働きに出るべきだ」と言っているのではありません。「何かしら仕事をしたい」、「社会に出たい」と思っていても、なかなかチャンスのない主婦がたくさんいます。まず、そういう女性たちを活用してこそ、成果が上がるのではないか、ということです。 この新聞記事でも評価されているように、人生経験のある女性たちが職場にいることで、若い女性たちが意欲を高めることができる、といいます。これまでの40代以上の職場の女性のイメージというと、若い女性をいじめている、というようなマイナスイメージが描かれることが多かったように思いますが、それってマスコミのせい?? 年を重ねることはけっして悪いことではないし、仕事の上でも“経験がモノをいう”ということがたくさんあります。 議会という仕事場も、“経験を積むこと”が、“議員としての力になる”、と実感することが多々あります。これからもますます研鑽していかなくては、と思います。 “40代超の女性たち、共に頑張りましょう!!”
7月27日(水) 委員会視察報告・芦別市 今月11日〜14日の「企画総務委員会」の視察、最終日は芦別市。「特定滞納者特別措置条例」についてヒアリングをしてまいりました。 芦別市は、税の徴収率が全道で最下位、という不名誉な状況が続いていて、改善策として、「特定滞納者に対して制限措置と氏名公表を実施」するという条例を制定。今年4月に施行しました。 条例を適用する前に、@税の徴収係りのフレキシブル制(勤務時間外にも時間外手当てなしで徴収できるように)、A納税相談室を設置、して、納税しやすい環境整備を図り、督促・催告、その他、二重・三重の手順を踏んだ上での、@行政サービス(62種類)の停止、A氏名の公表、という措置をとる、ということです。 これには、3つの問題点がある、ということです。 ちなみに、税徴収率を比較すると、世田谷区92.4%、芦別市79.4%となっています。(小さい街で2割も滞納されているというのは深刻な状況です。よくよく事情を聞くと、ある一つの企業が大きな割合を占めている、ということですが、そこは氏名公表の対象とはならないらしいのです。でも、すでにみんな知っている!のかもしれません) 日本全国で税滞納者氏名公表等の条例を制定しているところは、神奈川県小田原市、福井県松岡町・美浜町、静岡県・島田市、三重県・亀山町、北海道七飯町と芦別市の7つの自治体で、行政サービスの停止はすべての自治体で、氏名公表は亀山市と七飯町以外の5つの自治体で措置されています。 「裁判も覚悟で、しかし裁判に勝てる経過を残しながら、毅然とした態度で臨みたい」と、必死の取り組みの様子が伺えました。全般的に、“公務員”にはそういう“意欲”が感じられない(やってもやらなくても待遇は同じだから)、と言われていますが、今回の視察を通して感じたのは、大規模ではない自治体、岩見沢市や芦別市のようなところでは、職員が意欲や熱意を持って必死に頑張っているなぁ、ということでした。(職員一人の働きが、即、市政に跳ね返るのかもしれませんが) 世田谷区の職員の方々の中にも、話をしていてすごい手応えを感じるような熱意ある人もいます。問題は、そういう人はごく一部で、そうではない人の方が圧倒的に多い、ということでしょう。多くの職員がやる気を持って区民に対応し、区政に取り組もう、と意欲が持てるような“体質改善”が、今、求められているのだろうと感じています。 そのために、我々区民の代表である議員が、物申す、という立場で区民の皆様から信託されているのですから、責任は重大だと思います。 (全員集合:私は前列右端)
7月26日(火) 福祉喫茶YOU・遊 今日は子どもの中学校で三者面談がありました。今年度から区立中学校では、夏休みに面談をやる方向になっています。考えてみれば、土曜日も毎週休みでただでさえ授業時間の確保が難しいという状況ですから、面談のために何日間も午後の授業を潰すより、夏休みにやってもらった方が子どもたちのためにはいいと思います。 面談終了後、別のクラスで面談を終えた知り合いのお母さんに出会い、帰り道の途中にある『福祉喫茶YOU・遊』でお茶しよう、ということになりました。 ここは、「世田谷区社会福祉協議会」が運営している喫茶店ですが、他にも3店舗、福祉喫茶を運営しています。 『喫茶YOU・遊』は、下高井戸駅から日大通りを2分ほど行った右側、松沢街づくり出張所1階にあります。(電話3323−8040) ワッフル、シフォンケーキ、クリームあんみつ、かき氷、ピラフ、うどんなど、値段が安くて、しかもとってもおいしい喫茶店です。先日、ヤマト福祉財団の「スワン・カフェ」と「スワン・ベーカリー」をこの日誌でご紹介しましたが、このように、障がいのある方々がしっかり働ける場所、というものが、もっともっと地域にたくさんできるといいな、と思います。 下高井戸(京王線)に行く機会がありましたら、ぜひ立ち寄ってみてください。本当においしい、お勧めのスポットです!
※今日は台風のため、「ウィニペグ・シンガーズ」のコンサートは中止となってしまいました。残念でしたね・・・。同じく、今日、海外姉妹都市であるカナダ・マニトバ州・ウィニペグ市へ、35周年調印式のために世田谷区議団(代表10名)が成田から出発しました。台風の影響が心配されましたが、無事飛び立てたようでよかったです。
7月25日(月) 医者のはしご 今日は、午前中は接骨院、午後は歯医者、と医者のはしごでした。接骨院と歯医者の間に役所に寄って、いくつか調べものをしたりヒアリングの日程調整をしたり、と、あわただしく用事を足して・・・。 なぜ接骨院か?というと、左手の親指の付け根が腱鞘炎状態(ちょっと使いすぎだったのと、そこに体重がかかってしまったことがあり)で、ずっと湿布&包帯をしている状態が続いていました。整形外科にかかってはいたのですが、3ヶ月近く経っても痛みがとれず困っていたところ、「役所の近くの接骨院が評判いい」と聞いて行ってみたのです。 「一流スポーツ選手も来ている」と聴いたのですが、行ってみたらホントにいました、有名野球選手が!(でも、ほとんどテレビを見ない私は全然知らなくて、人に聞いてからあの人がとっても人気のある野球選手だと知ったのでした。子どもに話したら「なんでサインもらって来なかったのぉ〜?!」と言われちゃいました) と、ミーハーな話はさておき、やはり接骨院に変えてよかったみたいです。湿布だけの整形外科と違って色々な治療をしてくれるので、治るような気がしてきました。 午後は“噛み合わせ治療”に通っている歯医者さんへ。“再植治療”(ってご存知ですか?歯を抜いて根の部分を治療した後、また同じ場所に植える、という治療です。元通りにくっつくのが不思議ですよね)を以前、別の歯科医院でしたのですが、その奥歯の状態があまりよくなくて、噛み合わせに悪影響している、ということがわかったのです。なので思い切って抜いちゃいました。 今日はお粥、お風呂はシャワーのみ、お酒はいつも飲まないので大丈夫、運動はダメと言われたので腹筋も“サイ・トレーナー”(足踏みマシーン)もやらずにちょっと安静にして過ごしました。わりとすぐに出血が止まったのでよかったです。 ホント、色々なところに“ガタが来る”というか、“修理修繕しながら仕事を続けるという年齢”なのだなぁ、と実感させられることが多くなりました。でも、それが大事なのかもしれません。若さを過信して無理をして倒れてしまい、命に関わる状態に陥ってしまった、という人の話を身近できいたばかりです。気をつけながら元気に、というのが一番いいのかも。皆様もどうぞお気をつけ下さい。
※世界水泳、シンクロナイズドスイミング新生日本、デュエット銅メダル、チーム銀メダル獲得!おめでとう〜!!本当にすばらしい演技でした!!
7月24日(日) スクール・セクシャル・ハラスメント勉強会 今日は、「NPO法人・SSHP(スクールセクシャルハラスメント防止)関東ネットワーク」によるシンポジウムが、東京ウィメンズプラザで開催されました。タイトルは「発見!学校でのセク・ハラ、どうなっている“解決システム”?」。 シンポジスト いわゆる“わいせつ教師”による被害者の一番が児童・生徒、子どもたちです。「あってはならないがあり得ること」という認識を持たなければ対策は進みません。このNPO法人は、文部科学省に「危機管理の必要性」を訴え、全国の都道府県に実態調査を行ない、子どもたちが安心して教育を受けることができるように日々活動しています。 今日は、大阪府の取り組み(46ページ〜50ページ参照)が進んでいる、ということで、話を聴きましたが、井口弁護士によると、それでもまだまだ甘い、ということ。「これ以上、学校でのセクハラ被害者を放置してはならない。学校では、“学校内部解決主義”が横行していて、事実調査の手続きも不明確。“解決システム”としては、法や条例などをしっかり整備して取り組む必要がある」ということでした。 学校の先生である方からも、「学校の教員はかばい合う体質があるので自浄作用はほとんどない」ということが報告されていました。「熱心ないい先生だから」と、嘆願書が出されたりする実態もあります。どんなに熱心でいい先生でも、子どもにセクシャル・ハラスメント(性的嫌がらせ、性的暴力)をしたらすべてが帳消し!ですよ。 世田谷区においても一昨年の秋、「あってはならない事件」が起きています。外部に報告されない事件もたくさんあることが容易に想像できますし、決して他人事ではありません。 今、「学校の安全対策」というと、外部からの不審者の侵入を防ぐことに力を入れていますが、内部が安全でなければ話になりません。そういう意味からも、学校でセクシャル・ハラスメントが起こらないようなシステムを構築していく必要がある、と思いました。 「自治体がやっているのは研修だけ。しかも、本当に研修を受けてもらいたい教師は参加していない。これが実態です」という言葉にみんなが頷いていた、ということでは困りますよね。
7月23日(土) 「学校経営塾・開塾記念講演会」 21日(木)の夜、「学校経営塾・開塾記念講演会」が、区役所隣にある国士舘大学多目的ホールで開催されました。 これは、『教育ビジョン』(56ページ参照)でも謳われていますが、区立小中学校(小学校62校、中学校31校、合計93校)の校長&副校長の先生方を対象とした新たな施策です。 「学校の校長や副校長を対象として、経営手法についての気づきや学びの場を設けます。経営者としての視点や手法を、すぐれた民間企業や専門家から学ぶことにより、学校経営の質の向上、効率化や活性化に向けた改善を推進します。」というものです。 開塾記念講演会では、「校長のリーダーシップ発揮による学校現場の活性化を」というテーマで、日本アイ・ビー・エム株式会社 代表取締役会長の北城かく太郎さん(社団法人 経済同友会 代表幹事でもあります)にお話ししていただきました。 北城さんの講演は、教育界ではなかなか出てこないような発想や視点がたくさん盛り込まれていて、刺激的でもありましたし、どこの業界においても当てはめることができる戦略的な要素もあって、参加者の方々にも役立ったことと思います。 北城さん曰く、「人事権も給料の査定権もなくて、それでよく組織がまとめられる。民間企業ではあり得ない。校長先生方はすごいですね!」と。本当に!!(会場では一斉に笑い声が) 「早く教員の人事権が地方自治体に移譲されるべきだ!」と、私は前々から議会でも主張していますが、改めてそう思いました。
※今日の午後4時35分頃の地震にはびっくりしましたね!テレビのニュースによると、東京23区で震度5以上が観測されたのは92年以来(13年ぶり!)だということ。我が家では、何とか食器棚など持ち堪えていましたが、友人宅では食器が落ちて来て一部割れてしまったものがあった、ということです。ホント、怖かったですよね! 首都圏直下型地震は必ず起こる!と言われています。自治体の責務として、公共施設はもちろん、一般の家屋もできるだけ早く耐震診断&耐震補強を進め、私たち市民も水や非常食などしっかり備えておかないと・・・と思います。
7月22日(金) 「(財)せたがやトラスト協会」評議員会、「傍聴の取り扱いをどうするか?!」 昨日(7月21日)午後3時〜5時、「(財)せたがやトラスト協会」の評議員会が開催されました。 「トラスト協会」は、来年度から「都市整備公社」と合併することが、区の「外郭団体の見直し」で打ち出されており、評議員会では様々な議論がなされています。そのため、通常、評議員会というのは、年に2、3回程度の開催ですが、トラスト協会に関しては、今後、ほぼ毎月開催される予定となっています。 トラストの活動に関わっている区民ボランティアの方々からは、「合併しないでこのままトラスト協会単独で存続させる」、もしくは「合併するにしても、最低限もう1年は時間をかけて十分な議論を重ねてからにする」という要望が出されています。 トラストの理念を尊重し、トラストの活動を愛する方々の声だけに、本当にそのお気持ちは痛いほどわかります。「ボランティアの皆さんやトラストに関わっている区民の方々が納得するには時間が必要だ」ということを、評議員会で意見しましたが、事務局からの説明では「今はとにかく、平成18年度を目途に、トラストの活動がすべて保障される形での合併に向けて努力している」ということでした。 もう一つ、今回の評議員会で討議事項として挙がったのが「傍聴」の問題。私も知らなかったのですが、「評議員会」はどこも傍聴は入れていない、ということで、「今回初めて、傍聴の要望があったが取り扱いをどうしたらよいか?」ということで議論となりました。 我々議員は、本会議も委員会もすべて傍聴の制度があるので、傍聴に対しての抵抗感はあまりありませんが、区民の代表として評議員となっている方々からすると、なかなかすんなりと受け入れられるものではない、というのも無理からぬことだと思います。 傍聴の方々も立場が色々なので、委員が時としてプレッシャーを感じ、「本当に言いたいことが言えない」ということにもなりかねないかもしれませんし、実際に、反対の意見を持つ傍聴者から嫌がらせを受けた議員がいる、という話も聴いています。深刻な場合(議案内容によって)は命に関わることすらある・・・のも事実です。 とはいえ、情報公開が当たり前という時代の流れもありますし、できるだけどんな会議も透明性を持つことが大切ではないか、と思うので、私は傍聴を入れることには賛成をしました。「いつも、ということではなく、今回だけ特別に認める、という限定つきで傍聴を入れてはどうか」という妥協案も他の議員から出されました。 ただ、評議員会という性質上、全員の賛成がなければ難しいだろう、という事務局の判断は尊重したいと思います。 臨場感は無いかもしれませんが、だいたい2週間後には「議事録」ができ、情報公開請求してもらえれば出すことができる、ということですので、評議員会での議論が密室に閉じ込められている、ということではありません。 「だったら、議事録を見てもらえればいいのではないか」という意見と、「だったら、(どうせわかることなのだから)当日に傍聴が入ってもいいのではないか」という意見、両方があるようです。皆様はどう思われますか?
それにしても、トラスト協会の事務所は、野川沿いの、緑豊かなすばらしいところにあります。たま〜に「ネイチャーカフェ」を開催し人気を博していますが、あの場所で日常的に「ネイチャーカフェ」をオープンさせ、おいしいコーヒー&ティーと手作りケーキ、サンドイッチなどの軽食を用意したら、どれほど繁盛するだろうか?と思います。芝生もあっていいですよ〜!駐車場もありますし。(フツウの民間だったら、あの場所をあのままで放っておくはずがない!と思いますが、どうしてそういう発想にならないのだろう??) トラストグッズも、書籍やオリジナルグッズ(携帯ストラップ、バンダナ)など、なかなか素敵なものがあります。通信販売もしているので、ぜひホームページを見てみて下さい。(以前はポストカードもあり、私はよく使っていたのですが、やめてしまったのかな?) こうした自主財源(収入)を得る努力をもっと積極的にやっていれば、都市整備公社との合併には至らならなかったのではないか・・・と、今更ながら思います。やはり、区からの補助金に全面的に頼った運営では、健全な外郭団体とは言えないのではないか、という点は否めないと思いますから・・・。
7月21日(木) 企画総務常任委員会 今日と明日は、常任委員会の開催日です。「企画総務委員会」では、以下の事項が報告されました。
また、朝からずっとメモしまくっていたので、右手もぐったりです。(ボールペンのインクがしょっちゅうなくなります。夫は、ボールペンなんて一度もインクがなくなるまで使ったことなんかない!と、私のこと、呆れているようですが、皆様はいかがでしょうか?)
7月20日(水) 委員会視察報告(その2・岩見沢市) 7月12日(火)午前10時〜11時30分、岩見沢市の「自治体ネットワークセンター」を視察。その後、岩見沢公園内のレストランに移動して昼食をとりましたが、「公園の中のレストラン」という点で、世田谷美術館のレストラン(砧公園内)が連想され、私の議会質問とも重なるので、こちらも思わぬところでいい視察となりました。ちなみに、岩見沢公園内のレストラン「はまなす」は、待つ人が出るほどにぎわっていました。(世田谷美術館のレストラン「ル・ジャルダン」とは繁盛ぶりがずいぶん違うような・・・) (視察の様子) (岩見沢公園にて) 岩見沢市は、元々は炭鉱の街でしたが、炭鉱が閉鎖した後は、人口が激減し、生き残り策として、IT化を本格的に取り組もう!ということになったそうです。 人口約8万5000人、世田谷区の10分の1という規模の違いがあり、IT化にしても、ハード面では世田谷区の方がずっと大規模な整備がなされています。しかし、世田谷区ではそれらが十分に活用されていません。岩見沢市で直接話を聴いてわかったことですが、まず、意気込みが違う。やれることからどんどんやってみる、試してみる、という積極性がある、のです。ITを使っての小中学校や医療機関などと双方向での取り組みも進んでいて、医療ビジネスに関しては特許も申請中とのこと。 自治体の視察だけでなく、民間企業の視察も多いそうです。 旭山動物園の例もそうですが、もう後がない!と、切羽詰った段階になって初めて生き残り策を考え、そこまで真剣になって初めてすばらしいアイディアが生まれるもの、なのでしょうか。今の世田谷区は、IT関連にしても、整備されているのに活用されていない部分があり、まだまだ甘い部分があるなぁ、と感じました。関係所管の部長もこの視察に同行しているので、その点を十分に感じ取ってもらえたのではないか、と期待するところです。(議員だけでなく、行政の役人も一緒に学ぶ機会がある、というところが、委員会視察のいいところだと思います)
7月19日(火) オウム問題・災害・防犯対策特別委員会 今日は、「オウム問題・災害・防犯対策特別委員会」が臨時開催されました。年間予定では次の委員会は9月なのですが、「災害対策総点検中間まとめ」が出されたので、防災訓練の前に議会に報告しておきたい、ということから臨時の開催となりました。 報告事項は以下の通りですが、この特別委員会は、質疑や意見が活発に出されていい感じです。 例えば、前回の委員会で出された「洪水ハザードマップ・多摩川版」では、各委員から「この説明ではわからない」とか、「地図のこの部分がよく見えない」とか、色々な意見や注文が出されたのですが(自信を持って提出した行政としては、予想外に色々言われてショックを受けたとか?)、それらがきちんと反映され、修正されたものが、現在、区のホームページに載っています。
夜は、会派ミーティングを兼ねての食事会。宇奈根にある天ぷらと手打ちそばのお店「山中」、ちょっとわかりにくいのが難ですが、おいしくて雰囲気もよくて、「世田谷区宇奈根にこんな素敵なお店があったの?」と(宇奈根の方、ゴメンナサイ!)大満足して帰ってきました。
7月18日(月) 委員会視察報告(その1・札幌市) 11日(月)、朝8時20分集合で、羽田から千歳空港へ。そこから快速列車で約30分、11時40分過ぎに札幌駅に到着しました。昼食後、札幌市役所へ。午後1:20〜4時頃まで、行財政改革の取り組み、外部評価の仕組み、市役所改革プラン、市政に民間の声「市民会議」、等についてヒアリングと質疑をしました。 今、”先進的自治体”(と自負しているところ。世田谷区も含む)では、市民参画のまちづくり、市民との協働(パートナーシップ)は当たり前のように言われていますが、実際にどれだけ市民の声が反映されているか?その仕組みが保障されているか?というと、形式的に過ぎないことが多々あります。 本気で市民の声を吸い上げようとしたら、ある程度の人数を擁した協議会などが必要でしょう。例えば、三鷹市で行なわれた「三鷹市民会議」は、200人、300人規模の市民が参加して、市政について協議した、ということを以前、勉強したことがあります。 札幌市の場合、「市民会議」における市民枠は15名。内、指名が5名、公募が10名。公募には150名の応募があったそうで、市民の意識の高さがあわられています。「市民会議として重視した視点」「市民会議が示す市役所改革の方向」など、世田谷区に比べると、よりしっかりと市民参画が担保されていると思いました。 とはいえ、今回の視察で一番ネックとなったのが、「市民と議会との関係性は?」ということでした。議会という代議制民主主義という制度があって、“選挙を通して市民の代表として選ばれている議員”がいる一方で、“市民の代表としての信託を受けているわけではない市民”が言ったことがそのまま通るとなると、議会や議員の役割は何??ということになりかねないのでは?ということが課題として挙げられました。 私は、議会や議員の役割というものは、あくまでも代議制民主主義という制度の中では重要なものだと考えています。ただ、世田谷区の場合、議員49名(条例定数52名ですが、1名逮捕後辞職、2名が都議選立候補で失職し、現在「定数より3名減」)で、80万区民の声が十分に吸い上げられているか?と言ったら、十分ではない、と言わざるを得ません。 議会制度の限界として、多様な意見収集の場がもっと必要、という意味で、市民参画、市民との協働、ということがさらに必要であろうと思っています。札幌の取り組みの資料にもう一度目を通して、世田谷区においてどれだけ反映できるか?すでにやっていることは何か?等々、調査・整理しようと思います。
7月17日(日) ショートエッセイ更新しました 今日は一日中、家で片付けと書類整理、メール対応、家事、等々に追われていました。視察から戻っても休む暇がなかったので、疲れがどっと出た、という感じです。 というわけで、今日はショートエッセイの更新をしましたので、そちらをご覧になって下さい。
7月16日(土) 「女性のための政治スクール」第5回 「女性のための政治スクール」(午後1時半〜5時半まで)がある土曜日は、バレエのレッスンの後、昼食をとる間もなく駆けつけるので本当にあわただしいです。が、今日も頑張って行って来ました。 第一部「今後の国土政策〜防災の視点から〜」 第二部「21世紀の世界潮流と日本〜2005年の世界を認識する〜」 寺島氏(写真)は、新聞記事などでよく意見を目にしていましたが、今日は実際に講演を聴くことが出来て、内容の広さと深さに加え、緻密なデータが用意されていることに感銘を受けました。 「時代認識こそ重要。今、我々はどういう時代に生きているのか?」、中でも、中国の存在と、中国(・香港)・台湾・シンガポールの“大中華圏”の存在、そしてインドに対する認識(知らないことがたくさんありました!)、資本主義と言っても“アメリカ型”と“欧州型”とでは全く違う。日本は“欧州型”を目指すべき、など、イデオロギー論争ではなく、世界の実情を戦略的に考えた上での意見は、とても参考になりました。
※「田舎暮らし入門編・体験ツアー」が7月30日〜31日に開催されます。興味のある方はお知らせのページをご覧下さい。
ご注意!中学生あての「送りつけ商法」が多発しているようです!詳細は区のホームページをご覧下さい。
7月15日(金) 松沢中学校「セイフティー教室」 今日は、息子が通っている区立松沢中学校で「セイフティー教室」が開催されました。 夏休み前に、生徒が犯罪に巻き込まれず安全に過ごせるように、警視庁成城警察署生活安全課の刑事さんが来て、話をして下さいました。 まずは、「東京都青少年の健全な育成に関する条例」で規制されている内容について。第15条「深夜外出の制限」(夜11時〜翌日午前4時までの時間、保護者は青少年を外出させないように務めなければならない)、第16条「深夜における興行場等への立入りの制限等」(例:ボーリング、スケート、水泳施設、カラオケボックス、映画館等)などを中心に、生活安全課係長の佐藤さんから、生徒たちに語りかけるように説明がありました。 次に、情報セキュリティ対策ビデオ「虚構への落とし穴」を上映。インターネット犯罪の恐ろしさと、巻き込まれてしまった場合どのように対処すればよいかがわかる啓発ビデオです。現代のインターネット社会の落とし穴を学ぶことができ、勉強になりました。 最後に、成城警察署のスクールサポーター、南さんから、世界で悪評となっている日本人のマナーの問題や、今世田谷区で多発している「アダルトビデオ等の違法な送りつけ」(これは今日の新聞にも出ていましたね)のことなど、色々な事例を挙げて、「何よりも大切なことは家庭がしっかりすること」、という話がありました。 「子どもたちを犯罪から守るのは保護者、学校、地域の役目だが、一番の基本は家庭にある。もっと家庭で子どもたちと話ができる環境づくりをしなければ」という意見が多く出されましたが、せっかくの今回の「セイフティー教室」も、保護者が少なくて(松沢中の生徒は全員対象で、全保護者にお知らせの手紙が配布されたのですが、3年生の保護者は私一人だけ、他の学年も1、2名?あとは、地域の学校協議会メンバーの方々とPTA会長&副会長が2名・・・だけ)で、とても残念です。 保護者のほとんどが仕事をしていて忙しい!のは事実ですが、調整できるものなら何とか調整し、このような学校や地域、警察署が一体となっての行事にはできるだけ参加してもらえるよう、学校からの積極的なアプローチ(ただ手紙を配布するだけではなく、ぜひ保護者にも来てもらいたいと担任が子どもたちに口添えするなど)も必要ではないかと思いました。 親子で聴いた話は、家に戻ってからまた話題にできます。こうしたコミュニケーションはとても大事なものだと思います。そして、松沢中では夏休み前に、このような役立つ勉強会をしてもらってよかった!と思いました。
7月14日(木) 委員会視察から戻りました 11日(月)から、企画総務常任委員会の視察で北海道に出かけ、今日、戻りました。 委員会の視察自体(札幌市、岩見沢市、芦別市)は13日の昼までで、その後、直帰する人、自主視察する人など、解散後は様々です。私は、せっかくの機会だったので、今注目の、話題の、「旭山動物園」へ、他の議員3名と議会事務局の2名、合計6名で行きました。 本当は、こちらも行政視察として受け入れてもらえないか、と、事務局から連絡をしたのですが、先方は連日視察のラッシュのようで、断念した経緯があります。ですが、私たち一行が入園門をくぐると、「京都市議会の方ですか?」と声をかけられました。その係りの人が持っているメモを見たら、午前中も午後も自治体の視察でびっしり。私たちが行った時間は、ちょうど京都市議会が来るはずの時間だったようです。 委員会視察は、政令指定都市(札幌)と、小さい市(岩見沢市、芦別市)だったので、どちらも世田谷区とは人口から予算から規模が違う、ということはありますが、インターネット情報では知りえない担当者の苦労話、ここに至る経緯、問題点や成果について、等々伺うことができて、それぞれ参考になりました。 詳細は、後日、自主視察の旭山動物園を含め、追ってご報告したいと思います。
毎度、同じことを申しておりますが、家を空けると後が大変です。今回はメールが約150件(いらない広告や迷惑メールを削除して、必要なものに目を通すのがやっとで、すぐに返信できず、申し訳ありません)、その他に郵便物、宅急便、FAX、留守電、子どもの学校からの手紙、山積みになっている新聞・・・など、整理しながら洗濯機を回しています。
7月10日(日) 年金保険料未納問題を考える 今日の朝日新聞のopinion「保険料の未納、続けますか?」は、なかなか興味深い記事でした。 今、日本では「2240万人中440万人が、2004年から過去2年間、国民年金の保険料を払っていない」という。納付率は63.6%(未納率36.4%・・・4割近くの人が払っていない)。 「保険料を払った分よりもらう金額の方が少ない」、「年金はその内破綻するだろう」と思っている人が多いから、つまり、国民年金は信頼されていないから、“払えない”のではなく“確信犯的に払わない”、という人もかなりいるようです。 私はもちろん払っていますが、でも、どちらかというと、義務だから仕方なく、であって、正直、年金に対する信頼感はない・・・ですね。ところが、今日の新聞の中では、意外なことが書かれていました。
(その1)メリット多いが伝わらぬ信頼感 (その2)払わないと受給なく税だけ負担
・・・ということで、きちんとした情報を得て視点を変えて考えれば、「なるほど、払わないと不利益になる」ということのようです。特に困るのは、障がいを持った場合でしょう。 私は、国民年金制度には問題がある、と思っています。第三号被保険者の保険料や、遺族年金など、根本から改善すべき点が確かにあります。 とはいえ、現行の制度であっても、払わないよりは払った方がやはりお得・・・な制度のようです。何らかの理由で“払えない人”は免除申請を、そして“確信犯的に払わない”人も、もう一度考え直してみては、と思いました。
※明日から企画総務委員会の視察で北海道に行きます。「活動日誌」はしばらくお休みします。
7月9日(土) 茶カテキンの効能 「体脂肪が気になる方に」と謳っている流行りのお茶「ヘルシア」。「3ヶ月続けたら本当に体脂肪率が減った!他の数値もよくなった!」という知人の話をきいて、我が家でも夫がトライしていました。 この茶カテキンは、一日540mg摂取すれば効果が上がるそうですが、まじめに毎日飲み続け、3ヶ月ちょっと経過した時に会社で健康診断がありました。 つい先日、その結果が出たのですが、過去に痛風をやっていて色々(体脂肪、中性脂肪、コレステロール、尿酸値、等々・・・)要注意のマークがつけられていた夫が、本当に「何の問題もない、すばらしい数値」へと変わっていました。会社の先輩や同僚はほとんど全員、要注意マークが複数つけられているのに、ただ一人、優秀な成績(?)だったそうで、みんなに「どうして?どうして?」と不思議がられたとのこと。 以後、我が家では「ヘルシアは効く!茶カテキンには効能がある!」と評価しています。「だまされたと思って3ヶ月飲んでみたら」という知人のアドバイスは正解でした。 この年齢になると、本当にあちこち調子が悪くなって、健診結果も思わしくない人が増えてきますが、仕事をする上で何よりも大切なのは「健康であること」ですよね。私も、適度な運動をしながら、できるだけ体にいいものを食べ、健康管理には十分留意していこうと思います。(私も、ヘルシア、飲んだほうがいいかなぁ?)
※お知らせのページに、コンサート情報を載せました。ご覧になって下さい。
7月8日(金) 映画「ベアテの贈りもの」 この「活動日誌」の4月23日にも紹介している映画「ベアテの贈りもの」、4月30日〜7月8日まで、岩波ホールで上映されました。早く観に行きたい!行かなければ!と思いながら、なかなか時間がとれず、最終日になって、やっと観に行くことができました。 今日は千秋楽ということで、特別に監督の藤原智子さんの挨拶があり、映画を創るにあたってのエピソードや想いを直接伺うことができました。(携帯のカメラで撮ったので画像がよくないですが・・・) この映画について、あるいは、憲法24条と14条についての意見は、4月23日の活動日誌に記してありますので繰り返しませんが、実際に映画を観て、日本の女性たちが歩んできた男女平等への道がどれほど大変なものだったか、また、ベアテさんがいたからこその、今の日本の女性たちの権利がある、ということがよくわかりました。 本当は、ベアテさんは、素案の段階でもっともっと男女平等となるための女性の権利をたくさん盛り込んでいたそうですが、ことごとく削除され、ようやく今の24条と14条が残された、ということでしたが。 映画の中では、世界的に有名なピアニストであるベアテさんの父、レオ・シロタ氏(故人)の演奏が随所で流れていて心が安らぎました。 滑り込みセーフでこの映画が観られてよかった!です。
7月7日(木) 障がい者雇用の場「スワンカフェ」と「スワンベーカリー」 6月30日に、元ヤマト運輸株式会社(クロネコヤマト)代表取締役会長であり、前ヤマト福祉財団理事長の小倉昌男さんが亡くなられたことは、新聞報道等ですでに皆様もご存知かと思います。 ヤマト福祉財団を皆様はご存知ですか?障がいのある人の雇用の場(「スワンベーカリー」&「スワンカフェ」)を積極的につくっていたのが、小倉さんのもう一つの大きな取り組みでした。 私は、以前から一度視察に訪れてみたいと思っていたこのスワンカフェ(写真左)とスワンベーカリー(写真右)に、先日行って来ました。 とても明るくておしゃれなお店で、ドリンクもケーキもパンもみんなおいしい!障がいを持っていても、こんな素敵な場所で働けたら希望が持てるなぁ、と感じました。本当にすばらしい取り組みだと思います。 このように、民間企業が障がい者雇用にもっと目を向けてくれたら、日本の福祉は大きく向上するでしょうし、企業のイメージアップにもつながります。行政(税金)頼みだけでは自ずと限界がありますから、「儲けることだけを考えるのではなく、何かしら社会貢献がしたい」、と思っている企業や個人の方々に、こうした取り組み&アイディアを、もっと広く伝えて関わってもらえるように働きかけることも、行政が担うべきことであろう、と思いました。
7月6日(水) “都区財政調整制度”勉強会 今日は、昨日の続きで、「福祉保健」と「都市整備」常任委員会が開催されました。ウチの会派「せたがや政策会議」では、常任委員会二日目の午後は毎回集合して、会派で各委員会の報告会をしています。 その後、今日は2時〜4時まで、「地方分権・庁舎問題等対策特別委員会」主催で、“都区財政調整制度”勉強会が開催され、多くの議員が出席しました。 この制度については、これまでにもこの活動日誌で何度か触れていますが、東京23区は、平成12年の地方自治法の改正(都区制度改革)で、“東京都の内部団体”から“独立した自治体”ということになりましたが、実は、「残された5つの課題(いわゆる主要5課題)」というものがあり、財源を含めこれらを解決しなければ、本当の意味での独立した自治体にはなれない、という問題をはらんでいます。
世田谷区では政策経営部を中心として、「都区財政調整制度」の調査・研究をしてきましたが、その報告書が出され、『未完の都区制度改革の解決をめざして』というパンフレットも作成し、積極的に、地方分権を進めようと頑張っています。 東京都が大都市事務として23区一体でやっている事業(警察、上下水道、消防、幹線道路、高校・大学、1級・1級河川、産業廃棄物など)は、確かにその方が合理的な部分もありますが、一方で、地域事情に合わせてきめこまやかな行政サービスの提供ができない、というマイナス面もあります。 何と言っても、「自分たちの街のことは自分たちで決める」という、自治体の大前提が保障されていない、それが大きな問題なのです。特に今、具体的な問題として挙げられるのが「清掃事業」です。(残された課題の一つに入っています) それらを解決するには、非常に複雑な財源の問題が絡んでいることや、これまでに23区一体で施策が進められてきた結果、たまたま清掃工場や都営住宅を引き受けてしまった区がそれらを負担したままでいいのか?という問題もあって、各区の思惑も様々、という現状があります。 でも、やはり、世田谷区は、三鷹市や武蔵野市と同じように独立した自治体となって、「自分たちのことは自分たちの地域事情に合わせて自分たちで決めることができる」、そういう街にしなければならない、と思います。 質疑の中では、「東京都に依存するのではなく、世田谷区が中心となって同じ想いでいる区の仲間を増やして、東京都と戦う姿勢を見せなければ!」という意見が(私を含め)たくさん出されました。 今日の勉強会は、とてもよくできた資料を基に進められ(ホント、詳細にまとめられたすばらしい調査・研究報告書です)、参考になりました。政治セクターがますます頑張らなければ!と思います。
7月5日(火) 企画総務委員会 今日は5つの常任委員会のうち、「企画総務」「区民生活」「文教」の3つの委員会が開催されました。 都議選を終えて、久しぶりにすべての会派の議員が議会で顔を合わせましたが、自分が担った候補者が当選したところ、しなかったところ、なんとなく微妙で複雑な雰囲気が漂っていました・・・。(気のせいかな?)
今日は、この他に、「議会運営委員会理事会」が行なわれました。ウチは大庭幹事長が理事会メンバーなのですが、例の控室問題(6月29日の日誌ダイジェスト版参照)について議論されたそうです。・・・が、結論が出ずに持ち帰りとなったとか。議員控室が減るとか増えるとか直接利害が絡むのは二つの会派なので、その他の会派は「ウチに影響のないようにして下さい」という姿勢でいます この他、マスコミ等でも取り上げられ話題となっている「議員の費用弁償」についても、見直しの方向で話し合う、ということが確認されたということでした。(とてもいいことだと思います) その後、「せたがや区民まつり実行委員会」も開催されました。区民まつりは8月6日(土)〜7日(日)の予定です。
7月4日(月) 「負け犬」は男のせい?? 今日の日経新聞に以下のインタビュー記事が載っていました。タイトルがちょっと過激なので、それだけで拒絶反応を起こしてしまう日本人男性って多いかもしれない・・・と思いましたが、内容はすんなり心に入ってくるものではないかと思いました。「性別役割分業」賛成派の方々はこの記事をどう読むのかな?と、興味津々です。
個人の意識もさることながら、やはり、日本の社会が、男性の働き方が、もっと家庭や家族を持つことに対して優しくならなければ、なかなか少子化も、負け犬(?いわゆる“負け犬”という言い方は、決して負けたことを意味しているのではないし、解決すべき問題である、と決め付けているわけではありませんが、あえてこう表現すると)も解決できないだろうと思います。 (記事より)「日本では女性の晩婚化が進み、出産しない人も増えているため、政府などはさまざまな結婚・子育て支援策も検討しています」→「女性が結婚にベネフィット(利益)を感じられるようにすべきです。・・・(以下、記事を参照)」とありますが、このことは私も色々なところで、色々な機会をとらえて発言していますし、その通りだと思います。 「結婚したら女性ばかりに家事全般がのしかかってくるだの、仕事と家庭・子育てとの両立だの、仕事をやめざるを得ないだの、選択を迫られて大変だもんね。結婚しない人、子どもを産まない人が増えても当然」・・・ですよ。 でもでも、実はどこかで、「結婚って、利益とか損得とかそういうものじゃなくて、この人が好きだから一緒にいたい〜!!という気持ち(感情)が何より優先しちゃうものじゃないのかな??」という素朴な疑問を感じないでもありません。「今の若い人たちはそういう気持ちにならないのかな??」 ああ、でもそういえば、「(好きだなぁ、と思う)いい男はみんな結婚している」って、『負け犬の遠吠え』(酒井順子著)にそのようなことが書いてあったっけ・・・。 少子化対策って、子育て支援を充実させればいいって単純な話ではなく、実はものすごく根が深そうですね。
7月3日(日) 都議選投票日 都議会議員選挙のため、6月24日(公示日)〜7月3日(投票日20時)まで更新をストップしていました。(その間の「活動日誌ダイジェスト版」はこちらです) 3日の投票で都議会議員が改選され、新たなメンバーでスタートすることとなりました。世田谷区選出の議員は以下の8名に決定しました。 【有権者 677,148人 投票率 42.17%】 (年齢) 投票率は、過去2番目に低い42.17%。半数以上の人が投票しなかった、ということはとても残念なことです。国政と同じように、都議選も二大政党化していること、「政党選挙」が顕著に現れた選挙だったこと、が特徴的でした。皆さんはこの状況をどう受けとめていらっしゃいますか?
※6月議会(第2回定例会)の録画中継が区議会HPにアップされています。こちらです。田中優子の一般質問、ぜひご覧になって下さい。
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